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Vol.185 Round 04

マルケスがホームグランプリで勝利を飾り総合首位へ

第4戦スペインGPでは、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、2014年以来、2度目の優勝を達成。総合ポイントでも今季初めて首位に浮上しました。

今大会のマルケスは、フリー走行と予選でマシンのセットアップ、タイヤの選択に多くの時間を割きました。しかし、フリー走行で2度の転倒、決勝日朝のウォームアップでは3度目の転倒を喫し、決勝に向けて不安を残す状況でした。しかし、転倒するごとにマルケスは勝利に向けて大きく前進。マシンのセットアップ、タイヤの選択が決まっていきました。グリッドについたときは「優勝争いができる」と自信を深めていました。

ヘレスは「好きなサーキット」と語るも、「得意ではなく、自分にとっては勝つことが難しいサーキットの一つ」とコメントしていました。実際、予選では5番手と2列目からのスタートになりました。しかし、好スタートからトップグループに加わると、8周目に先行するホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)をパス。それからはレースの主導権を握り、後半にペースを上げて、ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、そして、チームメートのダニ・ペドロサを引き離しました。

終わって見れば、マルケスの強さが際立つレース展開。14年以来、最高峰クラスで2度目の優勝を達成し、前戦アメリカズGPから2連勝で総合首位に浮上しました。3年連続6度目のタイトル獲得に一歩前進。スペインGPでは、13年にMotoGPクラスにデビューしてから6年連続で表彰台に立ち、地元ファンの期待に応えました。

一方、2年連続、4度目の優勝を狙ったペドロサは、ドゥカティ勢の2人とし烈な2番手争いを繰り広げましたが、18周目の6コーナーでロレンソと接触して転倒、リタイアに終わりました。ドゥカティ勢とのバトルで起きた事故は、ブレーキングミスをしたドヴィツィオーゾをクロスラインで交わしたロレンソが走行ラインを変えたことで接触、ペドロサにとっては不運なアクシデントでした。ヘレスは最も得意とするサーキットの一つだっただけに、悔しい結果になりました。また、ポールポジション獲得から今季2勝目を狙ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)も転倒リタイアと残念な結果に終わりました。

4戦を終えて3勝目を挙げたHonda勢。2連勝を達成したRepsol Honda Teamのアルベルト・プーチ監督が今大会を振り返ります。

スペインGPの戦略はどういうものでしたか?

「タイヤが消耗することは分かっていたのと、なによりもミスを避けるために、いいペースをつかむことがとても重要でした。ヘレスではミスをすると、前のグループと離れてしまいます。そのためにもミスをしないことが最も重要で、マルクはその仕事を完ぺきにこなしました」

今大会のポジティブポイントとネガティブポイントを教えてください。

「ポジティブなことは、マルクが優勝したことで、ネガティブなことはダニのアクシデントです。今回もまた彼自身のミスではないアクシデントでした。残念ながらほかのライダーが彼を見ていなくて、当たってしまいました」

レース中、ピットウォールから見ていた感想をお聞かせ下さい。

「ダニは素晴らしいレースをしていました。2人のドゥカティと戦っていたので、転倒したことは残念です。アクシデントがなければ、レースの最後にダニはなにかしてくれたと思います。幸い、彼にケガはありませんでしたが、転倒したことは残念でした。マルクの勝利に関してですが、アクシデントが起きる前にマルクはギャップを作っていました。彼はレースをコントロールしていました。アクシデントのあとは彼にとってはさらに走りやすくなったと思います」

今大会のインサイドストーリーを教えて下さい。

「今大会は、昨年事故で亡くなったアンヘル・ニエトに敬意を表して、ヘレスサーキット・アンヘル・ニエトへと名称が改称されたので、スペイン人のライダーやファンにとってはとても特別なレースとなりました。モーターサイクル界では、世界で最も偉大なレジェンドの一人である彼に対しての素晴らしいオマージュになりました」

連日好天に恵まれた今年のスペインGP。Repsol Honda Teamにとっては、今季初のホームグランプリで優勝を達成しました。Hondaはこれでヘレスにおいて通算22勝目。Repsol Honda Teamとしては、2006年から13年連続で表彰台を獲得。地元ファンの期待に応えることに成功しました。次戦フランスGPでも14年以来、4年ぶりの優勝を目指します。

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