MENU

HONDA

検索
Honda Riders Close Up

MotoGP トーマス・ルティ #12

Thomas Lüthi

トーマス・ルティ
生年月日
1986/09/06
出身地
スイス
身長・体重
172cm・65kg
チーム(マシン)
Estrella Galicia 0,0 Marc VDS(RC213V)
2017年の成績
Moto2 総合2位
  • Vol.1

@ThomasLUTHI

Vol.1「なにもかもが初めて、冷静さを保ちつつ全力で戦います」

カタールGPで最高峰クラスのデビューを飾ったトーマス・ルティ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、2018年のMotoGPシーズンを良好な手応えで走りはじめました。

スイス出身のルティは、2005年の125ccクラスで年間総合優勝を達成。その後、2017年まで中排気量クラスで11回の優勝を含む47表彰台を獲得しました。昨年は、シーズン終盤までフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)と激しいチャンピオン争いを繰り広げましたが、第17戦マレーシアGPで脚を負傷。第17戦の決勝レースと最終戦を欠場し、年間ランキングを2位で終えました。

最高峰クラスにステップアップした今年は、Estrella Galicia 0,0 Marc VDSに所属。2017年いっぱいはケガの治療に専念したため、11月のポストシーズンテストは見送り、初めてRC213Vにまたがったのは今年1月末のセパン公式テストでした。ほかのルーキー勢と比べてスタートがやや遅くなってしまった感は否めませんが、開幕戦カタールGPに向けてロサイル・インターナショナル・サーキットに入ったルティは、焦らず少しずつ最高峰クラスに適応していきたい、と抱負を述べました。

「11月の2回のテストを走れなかったので、1月末にマレーシアで初めてマシンに乗ったときから、自分が遅れをとっていることは自覚していました。Moto2からMotoGPへの乗り換えはかなり大きなステップなので、落ち着いてじっくりと学んでいこうと思っています。プレシーズンテストでは少しずつほかのライダーたちに追いつきながらバイクにも馴染んできましたが、テストを終えた現段階でも、(ほかのルーキーたちとの間には)まだ大きな差があることは十分に分かっています。だから、シーズン序盤はテストの延長線のように考えて、実戦で学習を続けながら理解を深め、前との差を詰めていけるようにがんばります。

(いつ頃にほかのルーキーたちと肩を並べられると)簡単に言いきれるものではありませんが、皆が思っているよりも早く追いつけるんじゃないかと思っていますよ。今回のレースウイークでも大きく前進できると思います。でも、この日までにとか、このレースまでに、とはなかなか言えるものではありませんね」

金曜日の走行は、FP1とFP2を終えて全24選手中、初日総合19番手。土曜日のQ1では、14選手が走行する中で8番手タイムを記録しました。

プレシーズンテストでは、フロントタイヤをうまく使いことなすことが大きな課題の一つと述べていたルティですが、4回のフリープラクティス、そして予選を終え、かなり順応できるようになってきた、と話してくれました。

「特に予選では、今まで以上にフロントを攻めることができるようになりました。だいぶいいフィーリングを得られるようになっているので、いい方向に進んでいる手応えがあります。明日の決勝は僕にとって初めてのレースです。レース戦略をしっかり考え、後半に向けてタイムアップしていけるように、リアタイヤをうまく温存したいです。電子制御の使い方も重要になってくるでしょう。MotoGPのレースではいろんなことを考える必要がありそうですね。なにもかもが初めて尽くしなので、冷静さを保ちつつ、全力で戦います」

日曜日の午後7時に始まった22周の決勝レースで、ルティは6列目18番グリッドからスタートしました。序盤は集団の中に埋もれてやや順位を落としてしまいましたが、そこから着々とポジションを上げていき、最後はポイント圏にはわずかに及ばなかったものの、16位でゴール。

「微妙な気持ちですが、いいレースだったと思います。ポイント圏外とはいえ、16位という結果は初戦としてはまずまずで、ウインターテストのことを考えると思っていたよりも上位で終えることができました」

このリザルトを見ると、開幕戦前にルティ自身が話していた通り、皆の予想よりも早くほかのルーキー勢に追いついていると言えそうです。

「テストで学んだ多くのことを、決勝で活かせました。これから結果をしっかり分析し、もっといい走りをできるように、次のアルゼンチンでもがんばります」

沈着冷静なルーキー、トーマス・ルティにとって、ポイント獲得はもはや時間の問題と言ってもよさそうです。