ROUND 18

バレンシアバレンシアGP バレンシア・サーキット 2017.11.11(土)・予選

第18戦 バレンシアGP

2日目もマルティンがトップタイムを記録。2番手にはミル、4番手に鈴木がつける

2017年11月11日(土)・予選
天候:晴れ  気温:24℃  コースコンディション:ドライ

Moto3クラスは、ホームグランプリに闘志を燃やすホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)が今季9度目のポールポジション(PP)を獲得しました。総合4位のマルティンは、17戦を終えて8回の表彰台に立ってきましたが、今大会は念願の初優勝に挑みます。

2番手には第16戦オーストラリアGPでタイトルを獲得したホアン・ミル(Leopard Racing)で、今大会はバレンティーノ・ロッシが持つ、125cc、Moto3クラスでシーズン最多優勝記録のシーズン11勝目が期待されます。

以下、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)がベストグリッド獲得となる4番手、エネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)が5番手、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が6番手、佐々木歩夢(SIC Racing Team)がベストグリッドとなる7番手と続きました。さらに9番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)と、トップ10に7台のHonda勢が名を連ねました。

今大会、ワイルドカードで出場の真崎一輝(Asia Talent Team)が18番手、鳥羽海渡(Honda Team Asia)が20番手から追い上げのレースに挑みます。

すでにライダーズ、コンストラクターズのタイトルを獲得しているHondaですが、最終戦ではシーズン17勝目と14度目の表彰台独占が期待されます。

コメント

ホルヘ・マーティン(Moto3 ポールポジション)
ホルヘ・マーティン 「昨日もコメントしたとおり、ここは決して僕の好きなサーキットではありません。ウインターテストのラップタイムでもライバルたちから2秒も遅かったコースです。それを考慮すると、今大会はとてもいい状態になったと思います。マシンのことが手に取るように分かるし、限界まで攻める走りができるようになっています。それが今季9度目のポールポジション獲得につながっていると思います。今日は自分たちのペースでたくさん作業できました。今季、最後のレースで勝つことができればすばらしいです。明日はいいスタートを切って、チェッカーフラッグの瞬間までしっかりとバトルしたいです」

ホアン・ミル(Moto3 2番手)
ホアン・ミル 「今日は、リズムに関して大きな前進ができたのでとても満足しています。タイムアタックは、前にほかのライダーたちがいて少しワイドに走行しなくてはならず、タイムロスしたのが残念でした。それらを考慮しても、予想もしていなかったようなすばらしいラップタイムが出せたと思います。明日のレースは自信があります」

鈴木竜生(Moto3 4番手)
鈴木竜生 「初日は21番手と出遅れましたが、2日目のフリーで13番手、予選で4番手へとポジションを上げることができました。昨日は今年の課題だったリアのグリップを改善するために違うセットアップにトライしましたが、それがうまくいきませんでした。今日はベースのセッティングに戻し、いつも通りの走りを取り戻すことができました。ベストグリッドを獲得したのはうれしいですが、フロントローを逃したのは悔しいです。明日は、日本GPの4位を超えるベストリザルトとなる初表彰台、初優勝を目標にがんばりたいです」

佐々木歩夢(Moto3 7番手)
「フリー走行、予選とすべてのセッションをトップ10で終えられてよかったです。バレンシアは好きなサーキットですが、2日間を通して、順調にタイムを短縮することができました。予選では、クリアラップが取れず完ぺきなアタックはできませんでしたが、ベストグリッドを獲得できたのでうれしいです。今年はサンマリノGPで予選7番手というのがありますが、ペナルティーで19番手スタートになっています。今回は予選順位通り7番手からスタートできるのでトップグループに加わって、ベストリザルトでシーズンを終えたいです」

真崎一輝(Moto3 18番手)
真崎一輝 「FP3では目標のトップ10で終えられたし、走りにもまだ余裕があったので、予選ではさらに上位を目指していました。しかし、コースに出たときに単独になってしまい、いいグループについていけず、タイムを短縮できませんでした。とは言っても、単独でももっとタイムを出せたと思うし、一周をしっかりまとめきれなかったのは悔しいです。明日はスタートを決めて、目標のトップ10フィニッシュを目指したいです」

鳥羽海渡(Moto3 20番手)
鳥羽海渡 「ポジションはよくありませんが、フィーリングは悪くなかったので、決勝ではトップ10を目標にがんばります。予選では、アタックしているときにクリアラップが取れず、タイムをロスしました。アベレージでも1分40秒台で走れているので目標達成に向けて追い上げられると思います。シーズン最後のレース。CEVでは勝っているサーキットなので、ベストリザルトでシーズンを締めくくりたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
188ホルヘ・マルティンHonda1'38.428
236ホアン・ミルHonda+0.445
319G.ロドリゴKTM+0.548
424鈴木竜生Honda+0.880
533エネア・バスティアニーニHonda+0.891
644アーロン・カネットHonda+0.971
771佐々木歩夢Honda+1.064
842M.ラミレスKTM+1.064
921ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+1.093
1064B.ベンドスナイダーKTM+1.108
1158J.ゲバラKTM+1.123
127アダム・ノロディンHonda+1.187
135ロマーノ・フェナティHonda+1.271
1423N.アントネッリKTM+1.398
1510D.フォッジャKTM+1.399
1665P.エッテルKTM+1.518
1775A.アレナスマヒンドラ+1.538
1839真崎一輝Honda+1.557
1948L.ダラ・ポルタマヒンドラ+1.560
2027鳥羽海渡Honda+1.695
2195ジュール・ダニーロHonda+1.714
2217ジョン・マクフィーHonda+1.749
2396M.パリャーニマヒンドラ+1.788
2416A.ミニョKTM+1.792
2584J.コーンフェールプジョー+2.093
264P.プルキネンプジョー+2.234
2711リビオ・ロイHonda+2.347
2812M.ベッツェッカマヒンドラ+2.349
2914トニ・アルボリーノHonda+2.850
306M.エレーラKTM+3.172
3141ナカリン・アティラプワパHonda+4.041

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ホルヘ・マルティン

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