ROUND 13
サンマリノGP
ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
2017.09.09(土)・予選
Moto3クラスは、ポールポジション(PP)から1秒差に22台という厳しい予選となり、このサーキットを得意とするエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)が今季初PPを獲得しました。前戦イギリスGPでは今季初表彰台獲得の2位になり復調を感じさせました。今大会は、今季初優勝とサンマリノGPで3年連続の表彰台獲得に挑みます。
2番手にはホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)で、ケガから復帰して3戦連続のフロントロー獲得を達成。今季7回目の表彰台獲得と今季初優勝に挑みます。
3番手には総合首位のホアン・ミル(Leopard Racing)で、大勢のライダーにマークされる厳しい走りを強いられましたが、今季5回目のフロントローを獲得。決勝では今季8勝目が期待されます。
以下、初日にトップタイムをマークしたファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)が4番手、バスティアニーニ、ジャンアントニオとともに地元イタリア人ファンの期待を背負うロマーノ・フェナティ(Marinelli Rivacold Snipers )が5番手とトップ5をHonda勢が独占しました。
7番手には今季ベストグリッド獲得の佐々木歩夢(SIC Racing Team)、総合2位のアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)は転倒を喫するも、大接戦の中で11番手までポジションを回復しました。鳥羽海渡(Honda Team Asia)が13番グリッドを獲得。チームのホームグランプリに気合の入る鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)はアタックが決まらず19番手でしたが、アベレージはよく、追い上げのレースに挑みます。
エネア・バスティアニーニ(Moto3 ポールポジション)
「ポールポジションを獲得することができてとても満足しています。前戦イギリスGPで表彰台に立つことができましたが、それを今大会で証明することができました。マシンの状態はとてもよく、ミサノは自分のライディングスタイルにあっていることも追い風になりました。とは言っても、すごい接戦で、厳しい予選でした。明日は雨が予想されますが、ウエットコンディションになったら、それに素早く合わせなくてはいけません。天候がどうなるか心配ですが、PPを獲得できてとてもうれしいです」
ホルヘ・マルティン(Moto3 2番手)
「最後のアタックでクリアラップが取れれば、もっといい結果を出せたと思いますが、それでも十分にポジティブな結果でした。とても安定したラップタイムで24周走ることができたのでレースに向けて準備は万端です。強さを感じているし明日はうまく走れると思います。ポールポジションは手の届くところにありましたが、もし決勝で雨が降ったら2番手からのスタートはとてもいいポジションです。後半戦のスタートとなったチェコ・ブルノでウエットで走ったときの感触はベストではなかったので、雨が降らないことを願っています」
ホアン・ミル(Moto3 3番手)
「個人的にはいいセットアップを見つけることができて、いい予選となりました。明日に向けてクリアなアイディアがあります。明日のウォームアップではいくつか改善したいと思いますが、全体的にはマシンのセッティングも感触もとても満足しています。また、リビオ(ロイ)のことは気の毒に思います。彼が早く戻ってくることを願っています」
佐々木歩夢(Moto3 7番手)
「昨日は25番手に終わり、本当にがっかりしました。マシンのフィーリングはいいのですが、それを結果につなげられなかったことで、とても自信をなくしました。しかし、今日はベストグリッドの7番手になれて、昨日なくした自信を取り戻しました。午前中のフリー走行では、単独でロングランに挑み、新品タイヤを入れたときに速い選手をみつけてついていきました。それで10番手までポジションをあげられたし、予選でもいい走りができました。明日はトップグループについていって優勝争いをしたいです」
鳥羽海渡(Moto3 13番手)
「オーストリアGPでマシンの状態がよくなり、イギリスGP、そして今回ととても乗りやすい状態です。オーストリアは予選で転倒してグリッドが悪くて決勝で追い上げ切れず、前戦イギリスGPはウォームアップの転倒で体調を悪くしてリタイアと、マシンの状態のよさを結果につなげられていません。今回はここまで順調なので、しっかり結果につなげたいです。予選では、いいグループの後ろにつくことができました。今日は運もよかったと思います。ここは序盤に荒れると思うので、いいスタートを切っていい位置でレースをしたいです」
鈴木竜生(Moto3 19番手)
「マシンの状態は悪くなかったし、予定通り、トップ10を狙っていました。しかし、最後のアタックのタイミングを失敗しました。長く待ちすぎたせいで、タイヤが冷えてしまい、完ぺきなアタックができませんでした。完全に自分の戦略ミスで、その結果、ライバルたちに自分のスリップをうまく使われてしまいました。今回は一発のタイムを出せなかったのがとても残念ですが、アベレージでは(ホアン)ミルと同じくらいは出ているので悪くないです。今回はチームのホームグランプリなので、いいスタートを切ってトップグループでレースを戦えるようにがんばります」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | 1'42.147 |
2 | 88 | ホルヘ・マルティン | ![]() | +0.173 |
3 | 36 | ホアン・ミル | ![]() | +0.225 |
4 | 21 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +0.244 |
5 | 5 | ロマーノ・フェナティ | ![]() | +0.326 |
6 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +0.338 |
7 | 71 | 佐々木歩夢 | ![]() | +0.428 |
8 | 23 | N.アントネッリ | KTM | +0.447 |
9 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | +0.448 |
10 | 8 | N.ブレガ | KTM | +0.489 |
11 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +0.550 |
12 | 16 | A.ミニョ | KTM | +0.608 |
13 | 27 | 鳥羽海渡 | ![]() | +0.624 |
14 | 12 | M.ベッツェッカ | マヒンドラ | +0.637 |
15 | 65 | P.エッテル | KTM | +0.689 |
16 | 48 | L.ダラ・ポルタ | マヒンドラ | +0.693 |
17 | 42 | M.ラミレス | KTM | +0.758 |
18 | 17 | ジョン・マクフィー | ![]() | +0.873 |
19 | 24 | 鈴木竜生 | ![]() | +0.932 |
20 | 84 | J.コーンフェール | プジョー | +0.932 |
21 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | +0.964 |
22 | 15 | J.マシア | KTM | +0.986 |
23 | 75 | A.アレナス | マヒンドラ | +1.062 |
24 | 14 | トニ・アルボリーノ | ![]() | +1.245 |
25 | 58 | J.ゲバラ | KTM | +1.255 |
26 | 96 | M.パリャーニ | マヒンドラ | +1.505 |
27 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +1.611 |
28 | 41 | ナカリン・アティラプワパ | ![]() | +1.795 |
29 | 4 | P.プルキネン | プジョー | +2.242 |
30 | 51 | K.ザノノニ | KTM | +2.350 |
31 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | +2.447 |
32 | 6 | M.エレーラ | KTM | +2.524 |
33 | 57 | A.ファブリ | マヒンドラ | +3.048 |