オーストリアGPの予選は、青空が広がり、最高気温も24℃まで上昇する絶好のコンディションの中で行われました。その予選で話題を独占したのが、9戦を終えて総合首位、2年ぶり3度目のタイトル獲得に大きく前進しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)でした。
マルケスは、午前中に行われたフリー走行で転倒を喫し、左肩を脱臼。医務室で検査を受け、さらに、サーキット近郊の病院でCTスキャンを受けました。幸いにも、走行には大きな支障はなく、4回目のフリー走行で4番手タイムをマークすると、フリー走行の上位12台で行われる予選Q1で5番手につけました。転倒した直後は、Repsol Honda Teamのピットはもちろん、観客席にも緊張感が走りましたが、フリー走行、予選をしっかりこなし、ファンを安心させました。
マルク・マルケス
カル・クラッチロー
初日Honda勢トップの5番手につけたカル・クラッチロー(LCR Honda)が、大接戦の中で7番グリッドを獲得しました。午前中のフリー走行で転倒を喫したクラッチローは、初日のタイムを更新できず総合12番手へとポジションを落とし、ダイレクトでのQ2進出を逃しました。しかし、総合11位以下で行われるQ1で2番手タイムをマーク。Q2進出を果たすと、7番手までポジションを上げました。しかし、連続ラップが安定していないことから、決勝に向けてさらにマシンのセットアップに全力を尽くすことになります。前戦ドイツGPで今季初表彰台獲得の2位でフィニッシュしたクラッチローの2戦連続となる表彰台登壇に期待が膨らみます。
初日のフリー走行で転倒を喫し19番手に沈んでいたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、2日目のフリー走行でタイムを大きく短縮し、10番手へとポジションを上げました。これでダイレクトでQ2進出を果たしたペドロサですが、予選では思うようにタイムを更新できず12番グリッドが確定しました。しかし、着実にセットアップを進めているので、決勝では追い上げのレースが期待されます。
ダニ・ペドロサ
ティト・ラバト
初日15番手と今季最高のスタートを切ったティト・ラバト(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、今季ベストの18番グリッドを獲得しました。しかし、初日からポジションを落としたことにがっかり。その悔しさを決勝にぶつける意気込みです。今季のラバトは、第2戦アルゼンチンGPで9位でフィニッシュしています。今大会はそれを超えるリザルトに挑みます。
初日14番手のジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、予選セッション開始直後に転倒を喫し、セカンドマシンでアタックすることになり、20番手へとポジションを落としました。しかし、今大会の調子はよく、セッティングの出ている1号車で挑む決勝では追い上げのレースが期待されます。
毎戦、厳しい戦いが続いているMoto2クラスは、総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が、今季2度目のポールポジション(PP)を獲得。初日のフリー走行は3番手でしたが、気温と路面温度が上がった2日目のフリー走行と予選では、着実にタイムを短縮しました。連続周回のアベレージもよく、2戦連続今季5勝目に向けて大きく前進しました。
2番手にはフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で、今季初のフロントロー獲得となりました。前半の9戦を終えて総合8位。フリー走行や予選の速さをなかなか結果につなげられないレースが続いていますが、第8戦オランダGPの3位以来、今季2度目の表彰台に挑みます。初日トップタイムのトーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)が3番手。今季4度目のフロントローを獲得。決勝では今季3度目の表彰台を狙います。
ヨハン・ザルコ
フランコ・モルビデリ
以下、マルセル・シュローター(AGR Team)が今季ベストの4番グリッド。アレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)がベストグリッドの5番手。総合3位のサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)は7番手。初日9番手の中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、フリー走行でタイムを更新できなかったことが影響し、予選では8番手。総合2位のアレックス・リンス(paginas Amarillas HP 40)は9番手でした。
Moto3クラスも厳しい戦いとなり、初日のフリー走行で2番手につけたエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が、予選では3番手でした。過去2戦連続PPを獲得しているバスティアニーニですが、3戦連続PPは果たせずも、今季4度目のフロントローを獲得しました。
4番手にはアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が入りました。初日は26番手、2日目のフリー走行も27番手でしたが、予選では大幅にタイムを更新して2列目を獲得しました。
今大会の予選は、PPから1秒差に16台という厳しい戦いとなり、9番手にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)、ジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)が12番手、ニッコロ・アントネッリ(Ongetta-Rivacold)が13番手とトップから1秒差以内のタイムをマークしました。
アーロン・カネット
尾野弘樹
初日18番手の尾野弘樹(Honda Team Asia)は、2日目のフリー走行で11番手に浮上。予選ではさらに上位を狙う意気込みでしたが、転倒を喫し26番手へと大幅にポジションを落としました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、コース攻略を果たせず、28番手。ともに厳しいグリッドからの決勝になりますが、追い上げのレースに挑みます。
ヨハン・ザルコ(Moto2 ポールポジション)
「予選はよかったです。今日は暑くなりましたが、このようなコンディションの方がタイヤは温まりやすく、自信を持って走ることができました。今日は快適にプッシュできたのでポールポジションを狙いました。(フランコ)モルビデリが僕についてきて、速いラップタイムを出しました。新品タイヤが残っていたので、さらにタイムを更新することにしました。今日はコースをより学ぶことができました。今回はいいペースで走れているので、この調子で優勝したいです。アレックス・リンスは昨日も今朝も速かったので残念です。もしかしたら気温が上がって苦戦したのかもしれません。でも僕はチームとの仕事に集中したいです。とてもいい仕事をしてくれているチームに感謝しています。おかげでマシンは感触がよく、前進することができます。明日はプッシュして優勝したいです」
フランコ・モルビデリ(Moto2 2番手)
「これまで予選は強くなかったので、今日はフロントローを獲得できて、とてもうれしいです。セッション序盤に自己ベストを出すことができました。チームのために初めてのフロントローを獲得できてとてもいい気分です。速さはありましたが、レースはまた別です。ヨハン(ザルコ)とトーマス(ルティ)のレースペースはすばらしいので彼らについていき、いいバトルができることを願っています」
トーマス・ルティ(Moto2 3番手)
「いい予選でした。テストを行ったときは路面温度がもっと高かったので、気温が上がってうれしいです。午後は気温が上がり、マシンの動きもテストのときのようになりました。いいペースをつかむことができましたが、ポールポジションを獲得できませんでした。今日はヨハンの方が速かったです。ポールポジションを獲得するという目標は達成できませんでしたが、もっと大事なのは明日です。ここは新しいサーキットで、ロングストレートとハードブレーキポイントがあるのでオーバーテイクは可能だと思います。レースウイークを通していいペースと自信を持つことが大事です。決勝が楽しみです」
中上貴晶(Moto2 8番手)
「今年になって、もっとも苦戦した大会になっています。午前中のフリー走行で初日のタイムを更新できず、足踏み状態になりました。初日の課題だったフロントのフィーリングを改善するためだったのですが、結局よくなりませんでした。そんな状態で迎えた予選ですが、FP3までの状態を考えれば、8番手までポジションを上げられてよかったと思います。でも初日から抱えているブレーキングの問題は変わっていないので、決勝に向けて改善しなければなりません。特に下りコーナーはその症状が顕著に出ているので、明日のウォームアップでトライしたいです。今大会は接戦になっているので、少しよくなればレースにもいい影響があるはずです。最後まで全力で挑みます」
エネア・バスティアニーニ(Moto3 3番手)
「午前中のフリー走行ではそれほど速さがありませんでしたが、予選はいい走りができてうれしいです。いいセットアップを見つけることができたので、走っていてとても楽しかったです。セクションのベストタイムを合わせればポールポジションを獲得できたと思います。3番手はいいポジションです。今、最も速く、レースで負かさなければならない(ブラッド)ビンダーや(ホアン)ミル、そして(ファビオ)クアルタラロについていくためには、いいスタートを切ることが重要です。簡単なことではありませんが自信はあります」
アーロン・カネット(Moto3 4番手)
「今大会は着実に前進することができました。セッション中も15番手前後のタイムを出していました。そして最後のアタックは全力で挑むことにしたのですが、ちょうどいいグループにつくことができました。今日は15番手以内で終わることが目標でした。それが思っていた以上にいいグリッドを獲得することができました。明日はトップグループにがんばってついて行こうと思います」
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 9番手)
「とてもうれしいです。3回のフリー走行ではいい仕事ができました。昨日に比べて1.5秒タイムを上げることができました。そして予選ではいつものように全力を尽くしました。序盤にいいタイムを出すことができ、ほかのライダーたちと同様に最後は限界を探りました。最後はビンダーの後ろにいましたが、ほかのライダーと接触したためアドバンテージを得ることはできませんでした。とても残念ですがこれもレースです。9番手というポジションは今シーズンの自己ベストタイのパフォーマンスなので満足しています」
尾野弘樹(Moto3 26番手)
「午前中のフリー走行は順調にタイムを短縮することができました。予選も転倒するまでは順調でした。転倒したのは最終コーナーで、次の周回にアタックしようと思ったときでした。ちょっと行き過ぎました。それから再スタートしてピットに戻り、マシンを修復したのですが、リアブレーキに問題を抱えてしまい、タイムを更新できませんでした。ここはパッシングポイントがないので、26番グリッドからの決勝は厳しいです。でも、あきらめず、一つひとつポジションを上げていきたいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | 1'23.142 |
2 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | 1'23.289 |
3 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | 1'23.298 |
4 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | 1'23.361 |
5 | 93 | マルク・マルケス | ![]() | 1'23.475 |
6 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | 1'23.584 |
7 | 35 | カル・クラッチロー | ![]() | 1'23.597 |
8 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | 1'23.777 |
9 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | 1'23.813 |
10 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | 1'23.822 |
11 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | 1'24.218 |
12 | 26 | ダニ・ペドロサ | ![]() | 1'24.263 |
13 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | 1'24.123 |
14 | 38 | B.スミス | ヤマハ | 1'24.126 |
15 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | 1'24.265 |
16 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | 1'24.472 |
17 | 51 | M.ピロ | ドゥカティ | 1'24.593 |
18 | 53 | ティト・ラバト | ![]() | 1'24.665 |
19 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | 1'24.673 |
20 | 43 | ジャック・ミラー | ![]() | 1'24.852 |
21 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | 1'24.895 |
22 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | 1'25.192 |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | 1'29.255 |
2 | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | +0.112 |
3 | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | +0.225 |
4 | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | +0.390 |
5 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | +0.447 |
6 | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | +0.447 |
7 | 22 | サム・ロース | KALEX | +0.459 |
8 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | +0.473 |
9 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | +0.497 |
10 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | +0.589 |
11 | 77 | ドミニク・エガーター | KALEX | +0.606 |
12 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | +0.671 |
13 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | +0.723 |
14 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | +0.776 |
15 | 52 | ダニー・ケント | KALEX | +0.874 |
16 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | +1.009 |
17 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | +1.050 |
18 | 44 | ミゲル・オリベイラ | KALEX | +1.053 |
19 | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | +1.077 |
20 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | +1.145 |
21 | 14 | ラタパーク・ウィライロー | KALEX | +1.183 |
22 | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | +1.367 |
23 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | +1.488 |
24 | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | +1.507 |
25 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | +1.520 |
26 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | +1.615 |
27 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | +1.623 |
28 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | +1.629 |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 36 | J.ミル | KTM | 1'36.228 |
2 | 41 | B.ビンダー | KTM | +0.107 |
3 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | +0.372 |
4 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +0.433 |
5 | 20 | F.クアルタラロ | KTM | +0.465 |
6 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | +0.615 |
7 | 8 | N.ブレガ | KTM | +0.691 |
8 | 65 | P.エッテル | KTM | +0.701 |
9 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +0.722 |
10 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | +0.737 |
11 | 5 | R.フェナティ | KTM | +0.765 |
12 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | +0.931 |
13 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | +0.975 |
14 | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | +0.981 |
15 | 58 | J.ゲバラ | KTM | +0.989 |
16 | 55 | A.ロカテリ | KTM | +0.996 |
17 | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | +1.005 |
18 | 9 | ホルヘ・ナバロ | ![]() | +1.009 |
19 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +1.024 |
20 | 53 | M.ベゼッキ | マヒンドラ | +1.052 |
21 | 16 | A.ミニョ | KTM | +1.080 |
22 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | +1.234 |
23 | 62 | S.マンツィ | マヒンドラ | +1.310 |
24 | 12 | A.アレナス | プジョー | +1.361 |
25 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | ![]() | +1.391 |
26 | 76 | 尾野弘樹 | ![]() | +1.416 |
27 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +1.580 |
28 | 89 | カイルール・イダム・パウィ | ![]() | +1.584 |
29 | 17 | J.マクフィー | プジョー | +1.646 |
30 | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | +1.847 |
31 | 6 | M.エレーラ | KTM | +2.022 |
32 | 42 | M.ラミレス | マヒンドラ | +2.119 |
33 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | +2.167 |
34 | 3 | F.スピラネッリ | マヒンドラ | +2.227 |
35 | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | +3.103 |
マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
「今日は難しい一日でした。午前中のFP3では転倒してしまいました。完全に僕のミスでした。ブレーキングが遅すぎて3コーナーではらんでしまい、前にいたダニ(ペドロサ)と接触しそうになりました。そのため彼を避けたのですが、そのときに転倒してしまい、左肩を脱臼しました。医務室では、病院に行って検査を受けることを医師と相談して決めました。検査の結果、全く問題はありませんでした。少しハラハラしましたが、運がよかったです。あざはできましたが、午後は走ることができました。最終的に5番手になれてよかったです。目標は表彰台に近付くことでしたが、それを達成できました。明日は2人のヤマハとの差を縮めたいです。またドゥカティ勢が今大会はとても速く、厳しい戦いになりますが、いつものようにベストを尽くします」
カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
「今日はできる限りプッシュしました。そして7番手になることができました。今週末はパワーがなくて苦しんでいます。ストップ&ゴーのレイアウトで加速が悪い状態は、とても厳しいです。トップグループとは1周で0.5秒は遅れています。しかし、そういう状況の中、プライベートチームでトップグリッドを獲得できたことはうれしいです。いつものようにベストを尽くしました。いい仕事ができたと思いますが、毎周0.5秒遅れるということは、レースでは15秒かそれ以上遅れるということなります。明日はベストを尽くさなければなりません。LCR Hondaはすばらしい仕事をしています。そして最良のセットアップにするためにできることすべてやっています。Hondaもマシンのパワーを上げるために一生懸命がんばっています」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 12番手)
「今日は気温が上がり、昨日から一歩前進することができました。1分23秒台に入れることはできませんでしたが、ラップタイムを2秒短縮することができました。もっといい結果を期待していました。明日は、集中しなければなりません。できる限りの自信を持ってレースに挑みたいです。そして、今大会の問題点の解決策を見つけたいです。目標は全力を尽くして前進すること。問題点の改善に一番貢献できるのはライダーなので、できる限りのことをしたいです」
ティト・ラバト(MotoGP 18番手)
「予選は、今シーズンの自己ベストとなりました。全体的には少し残念な結果でしたが、常に上を目指していることを思えば、今日の結果はとても自信になりました。目標は自分を信じて、自分のレースをし、ポイントを稼ぐこと。そして、もっとMotoGPマシンを学んでいくことです。今日はチームとともに一歩前進できました。トップとの差を縮めるためには大事なことです」
ジャック・ミラー(MotoGP 20番手)
「セクター1はよかったのですが、4コーナーで無駄にしてしまいました。コーナー進入でフロントから滑ってしまい、そしてハイサイドで飛ばされてしまいました。ケガもなく無事だったことは、とてもラッキーでした。そしてセカンドマシンで予選セッションに戻りましたが、このマシンは17周しか走っていなかったので、セットアップが十分ではなく、速いタイムを出すことができませんでした。でもレースに向けてフィーリングはいいです。ペースもよくて、力強い走りができると思います」