第9戦ドイツGPの予選は、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季4度目のポールポジション(PP)を獲得しました。初日3番手だったマルケスは、午前中のフリー走行でトップタイムをマークしてQ2進出を決め、上位12台で競われるQ2でも、アタックするごとにタイムを短縮する圧倒的な強さで、通算62度目のPP獲得を果たしました。
マルク・マルケス
マルク・マルケス
今シーズンは、レギュレーションとタイヤの変更などで、これまでは決勝に向けてセットアップに追われるレースが多かったマルケスですが、今大会は順調にセットアップを進め、決勝に向けて自信を深めていました。これで125cc、Moto2時代を含めて7年連続でドイツGPの予選を制し、決勝では7年連続の優勝を狙うことになります。
チームメートのダニ・ペドロサは、不安定な天候だった初日は15番手でしたが、2日目のフリー走行で6番手に浮上してQ2進出を決めました。しかし、Q2では思うような走りができず、10番手へとポジションを落としました。
マルク・マルケス(左)
ダニ・ペドロサ
過去、ザクセンリンクで6勝(250ccで2勝、MotoGPで4勝)。マルケスとともにこのサーキットを得意とするペドロサだけに、決勝では4列目から追い上げのレースに挑みます。過去2年は、マルケスとともにRepsol Honda Teamの1-2フィニッシュを達成してきました。今大会は、予選で不完全燃料となりましたが、ともに優勝候補の一角。今年は3年連続の1-2フィニッシュに挑みます。
初日4番手と好調なスタートを切ったカル・クラッチロー(LCR Honda)は、フリー走行で転倒を喫して11番手に終わり、ダイレクトでのQ2進出を逃しました。そして、11番手以下で行われるQ1ではわずかの差で3番手に終わり、13番グリッドが確定しました。この日、クラッチローがマークしたQ1のベストタイムは、この日のQ2で6番手につけるタイム。それだけにQ2進出を逃し、悔しそうな表情でした。
前戦オランダGPで念願の初優勝を達成したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)は、フリー走行では13番手と順調な走りでしたが、Q1ではコースアウトを喫するミスで、16番手に終わりました。チームメートのティト・ラバトは21番手。ともに追い上げのレースに挑みます。
ダニ・ペドロサ
カル・クラッチロー
接戦が続くMoto2クラスは、今大会も激しい戦いになりました。その中で、初日トップタイムをマークし、2日目のフリー走行で2番手につけた中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)が、予選で再びトップに浮上、2013年のイギリスGP以来のポールポジション(PP)を獲得しました。前戦オランダGPで念願の初優勝を達成。勢いに乗る中上は、初めてとなるポール・トゥ・ウインと2連勝に挑みます。
2番手にはフリー走行でトップタイムをマークした総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)が続きました。昨年の大会では2位でフィニッシュ。今大会は今季4勝目を狙います。3番手には総合2位のアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)が入り、今季3勝目を目指します。
中上貴晶
中上貴晶
今大会は、PPを獲得した中上から1秒差に18台という接戦。2列目には、シモーネ・コルシ(Speed Up Racing)、フランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、ホームGPに気合が入るサンドロ・コルテセ(Dynavolt Intact GP)と続きました。コルテセ同様、ホームGPに気合を入れるジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)は、初日3番手と好調なスタートを切るも、大接戦の中で13番手へとポジションを落としました。
毎年、大接戦となるドイツGP。今年も激しい戦いになることは必至。ホームGPに気合の入る地元勢の走りと、中上の2連勝が期待されます。
ヨハン・ザルコ
アレックス・リンス
Moto3クラスは、セッション中盤にコース上にオイルが出て赤旗中断となりました。20分間の中断で再開されたセッションでは、初日トップタイムをマークし、好調なスタートを切ったエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が、前戦オランダGPに続き、2戦連続ポールポジション(PP)を獲得しました。Moto3クラスもPPから1秒差に14台という接戦となりました。その中でバスティアニーニは、2番手に0.319秒差をつける快走を見せて、今季初優勝に向けて期待を膨らませました。
Moto3クラスのルーキーであるアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が3番手につけて、第5戦フランスGPの3番手以来、4戦ぶりのフロントローを獲得しました。予選を終えてPPも狙えたと好調をアピールするカネット。決勝では初表彰台を目指します。
アーロン・カネット
ホルヘ・ナバロ
トレーニング中に左足を骨折し、第8戦オランダGPを欠場したホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が、復帰戦で5番手につけました。今大会は、左足の状態が万全ではなく、フリー走行と予選では走り込みに重点を置きました。前戦オランダGPを欠場するも総合2位につけているナバロ。チャンピオンシップに向けて重要な一戦になるだけに、ミスのないレースで完走を目指します。
ジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)は7番手。左手人差し指の骨折から2戦ぶりの復帰の尾野弘樹(Honda Team Asia)が9番手と続きました。昨年まで苦手だったというザクセンリンクで苦手意識を克服した尾野の追い上げが注目されます。
ヤコブ・コーンフェール(Drive M7 SIC Racing Team)が15番手、リビオ・ロイ(RW Racing GP BV)が16番手、カイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)は20番手から追い上げのレースに挑みます。
ジュール・ダニーロ
尾野弘樹
中上貴晶(Moto2 ポールポジション)
「3年ぶりにポールポジションを獲得できたので、すごくうれしかったです。昨日、ポールポジションを獲りたいと言っていましたし、それを果たせたこともよかったです。正直、今日は、いろんな選手にマークされて、走りづらかったのですが、最後の最後にいいスペースを見つけることができ、ベストタイムを出せました。今日はコンディションがよくなり、午前中のフリー走行では、リヤのグリップをうまく出せず2番手へとポジションを落としました。そのため、ホイールベースを短くして、それでリヤのフィーリングを感じられるようにしたこともよかったです。明日は初のポール・トゥ・ウインを目指したいです」
ヨハン・ザルコ(Moto2 2番手)
「天気がよかったですし、誕生日にフロントローを獲得できて、とてもうれしいです。バースデープレゼントのようなものです。ポールポジションは獲れませんでしたが、ペースには非常に満足しています。ユーズドタイヤで走った感触はとてもよく、明日に向けてポジティブなポイントです。明日がどのようなコンディションになるかは分かりませんが、レースではそのコンディションに合わせて、できる限りいいパフォーマンスを発揮したいです。このような小さなサーキットではスタートがカギになります。29周は長いので、なるべく激しいバトルを避けるためにも、フロントローからのスタートは重要です。今週末は新しいエキゾーストを使っていますが、すべてがとてもうまくいっているように感じます。データをよく検証すればもっといいパフォーマンスができると思います」
アレックス・リンス(Moto2 3番手)
「予選の序盤はとても力強く、タイムもとてもよかったです。これはとても大事なことです。明日のバトルに向けて準備は整っています。今大会もこれまで通り、タイムがすごく接近しています。しかし、とても重要なポイントは、ここはパッシングポイントが少ないこと。それだけに、ペースが安定していることとフロントローからスタートすることはとても重要なことです。明日のレースは強いライダーが多く、とてもおもしろいと思います」
エネア・バスティアニーニ(Moto3 ポールポジション)
「ポールポジションを獲得できてうれしいです。レースウイークを通してとてもいい仕事ができました。そしてすべてのプラクティスでトップ3に入り、戦闘的なところを見せることができました。そのため予選でもいい結果が出せるだろうと期待していました。午後は路面温度が上がり、いくつか問題もありましたが、それらを解決することができました。最後はいつものように渋滞していて簡単ではありませんでした。だけど、ポールポジションを獲得することができて、とてもうれしかったです」
アーロン・カネット(Moto3 3番手)
「フロントローを獲得できて、とてもうれしいです。今日は、すごく調子がよくて、ポールポジションも狙えたと思います。とてもいい仕事ができました。明日に向けてもう少しリズムが必要ですが、トップグループで戦うには問題はないと思います」
ホルヘ・ナバロ(Moto3 5番手)
「赤旗中断になるまでは、思ったように乗ることができなかったのですが、赤旗中断でいくつかセッティングを変更してから気持ちよく乗れるようになりました。左足のケガが完全に回復していないので、今回は、たくさん周回しようと決めていました。その計画通りに2日間のセッティングを進めることができました。Moto3クラスは、セッション最後の数ラップでみんなタイムを出してくるので、そのタイミングでしっかりタイムを出そうと決めていました。明日の決勝は、厳しいレースになると思いますが、全力で挑みます」
尾野弘樹(Moto3 9番手)
「今日はいろいろ走り方を試して、徐々によくなってきました。そして、昨日までの苦手意識も克服して、だんだん気持ちよく走れるようになりました。カタルニアGPで骨折した左手人差し指の状態も走行にほとんど影響がなく、昨日感じていた左手のパワー不足もだんだんよくなっている感じでした。明日のレースは27周と長いので、スタートを決めてミスがないように完走したいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | 93 | マルク・マルケス | ![]() | 1'21.160 |
2 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | 1'21.572 |
3 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | 1'21.666 |
4 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | 1'21.666 |
5 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | 1'21.738 |
6 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | 1'21.784 |
7 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | 1'21.858 |
8 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | 1'21.883 |
9 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | 1'21.890 |
10 | 26 | ダニ・ペドロサ | ![]() | 1'21.892 |
11 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | 1'22.088 |
12 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | 1'22.346 |
13 | 35 | カル・クラッチロー | ![]() | 1'21.783 |
14 | 38 | B.スミス | ヤマハ | 1'21.994 |
15 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | 1'22.236 |
16 | 43 | ジャック・ミラー | ![]() | 1'22.382 |
17 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | 1'22.493 |
18 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | 1'22.567 |
19 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | 1'22.670 |
20 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | 1'22.860 |
21 | 53 | ティト・ラバト | ![]() | 1'23.075 |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | 1'24.274 |
2 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | +0.240 |
3 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | +0.367 |
4 | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | +0.406 |
5 | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | +0.457 |
6 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | +0.480 |
7 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | +0.571 |
8 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | +0.668 |
9 | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | +0.690 |
10 | 22 | サム・ロース | KALEX | +0.702 |
11 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | +0.730 |
12 | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | +0.756 |
13 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | +0.779 |
14 | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | +0.782 |
15 | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | +0.815 |
16 | 44 | ミゲル・オリベイラ | KALEX | +0.899 |
17 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | +0.908 |
18 | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | +0.962 |
19 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | +1.138 |
20 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | +1.207 |
21 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | +1.597 |
22 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | +1.602 |
23 | 77 | ドミニク・エガーター | KALEX | +1.671 |
24 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | +1.827 |
25 | 14 | ラタパーク・ウィライロー | KALEX | +1.869 |
26 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | +2.104 |
27 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | +2.433 |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | 1'27.129 |
2 | 55 | A.ロカテリ | KTM | +0.319 |
3 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +0.372 |
4 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | +0.393 |
5 | 9 | ホルヘ・ナバロ | ![]() | +0.409 |
6 | 41 | B.ビンダー | KTM | +0.437 |
7 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | +0.510 |
8 | 17 | J.マクフィー | プジョー | +0.610 |
9 | 76 | 尾野弘樹 | ![]() | +0.690 |
10 | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | +0.746 |
11 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | +0.810 |
12 | 20 | F.クアルタラロ | KTM | +0.861 |
13 | 58 | J.ゲバラ | KTM | +0.888 |
14 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +0.893 |
15 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | ![]() | +1.090 |
16 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | +1.188 |
17 | 5 | R.フェナティ | KTM | +1.194 |
18 | 36 | J.ミル | KTM | +1.231 |
19 | 65 | P.エッテル | KTM | +1.261 |
20 | 89 | カイルール・イダム・パウィ | ![]() | +1.268 |
21 | 8 | N.ブレガ | KTM | +1.273 |
22 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +1.295 |
23 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | +1.340 |
24 | 10 | A.マスボー | プジョー | +1.363 |
25 | 6 | M.エレーラ | KTM | +1.363 |
26 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +1.569 |
27 | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | +1.651 |
28 | 97 | M.カプラー | KTM | +1.826 |
29 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | +1.844 |
30 | 16 | A.ミニョ | KTM | +2.214 |
31 | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | +2.283 |
32 | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | +2.490 |
33 | 27 | T.ジョージ | KTM | +3.136 |
34 | 3 | F.スピラネッリ | マヒンドラ | +3.397 |
RT | 22 | D.ウェッブ | マヒンドラ | - |
マルク・マルケス
マルク・マルケス
マルク・マルケス
マルク・マルケス
マルク・マルケス(左)
ダニ・ペドロサ
ダニ・ペドロサ
カル・クラッチロー
カル・クラッチロー
中上貴晶
中上貴晶
ヨハン・ザルコ
アレックス・リンス
シモーネ・コルシ
フランコ・モルビデリ
サンドロ・コルテセ
ロレンソ・バルダッサーリ
アレックス・マルケス
マルセル・シュローター
サム・ロース
ハフィズ・シャーリン
トーマス・ルティ
ジョナス・フォルガー
ルカ・マリーニ
フリアン・シモン
ラタパーク・ウィライロー
アーロン・カネット
ホルヘ・ナバロ
ホルヘ・ナバロ
ジュール・ダニーロ
尾野弘樹
ヤコブ・コーンフェール
カイルール・イダム・パウィ
マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
「今日はファステストタイムを出せてうれしいです。ほかのサーキットよりもうまく走ることができました。かなりいいペースがあり、快適です。最後のフリープラクティスセッション(FP4)は、あまりうまくいきませんでしたが、予選に向けて調整して、かなりよくなりました。明日に向けて、データを検証する必要がありますが、予選では一歩前進することができました。明日の天候は、不安定になることが予想されるので、様子を見たいです。とにかく表彰台に上がることが目標なので、全力でがんばります。今大会は、バレンティーノ(ロッシ)がとても強く、ダニ(ペドロサ)のことも忘れてはいけません。予選で彼に何が起きたのかはわかりません。しかし、彼のペースは僕たちととても似ていますし、彼はここではとても強いです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 10番手)
「フリープラクティスは、とてもよかったですし、予選ではもっと速く走ることができると思っていただけに残念でした。ユーズドタイヤで出したラップタイムを、新品タイヤで思ったほど更新することができませんでした。正直、その理由がわかりません。このサーキットで後方からスタートするのは厳しいです。その理由は、最初の部分がかなりタイトだからです。でもレースに集中しなければなりません。いいペースがあります。レースは長いので、とにかく、いいスタートを切って、1周目にできる限りポジションを上げたいです。もちろん、簡単なことではありません。また、天候がどうなるかもわかりません。しかし、すべてのことをポジティブに考えてベストを尽くしたいです」
カル・クラッチロー(MotoGP 13番手)
「ダイレクトにQ2に進むべきでした。FP3で思うようにタイムを出せなかったのは、いくつかの理由があります。最初は、(ステファン)ブラドルがミスをして僕をブロックする形になり、そのときのラップタイムが無駄になってしまいました。その後、リアブレーキに問題が出て、残りの周回もタイムを更新できませんでした。本当に残念でした。Q1では、中古のフロントタイヤを使いました。Q2のために新品タイヤを残しておかなければならなかったからです。そのときのベストタイムは、それほどよかったわけではありませんが、Q2でも6番手タイムでした。今大会、僕は4番目に速いライダーだと思っているので、13番グリッドは、まるで冗談のようです。とにかく明日のレースをがんばるしかありません」
ジャック・ミラー(MotoGP 16番手)
「Q1では、残念ながら、最初の周の急な下り坂の12コーナーで小さなミスをしてしまい、マシンを止められず、グラベルに入ってしまいました。でも全体的には自分のペースは悪くありません。FP4では中古タイヤでいいラップタイムを出すことができましたし、決勝ではうまくいくと思います。一人でいいタイムを出す自信もあります。まだ右足が100%の状態ではないので、ここは左コーナーが多く助かってます」
ティト・ラバト(MotoGP 21番手)
「予選でいい仕事ができるように一生懸命がんばっただけに、この結果はとても残念です。何が起きたのかよくわかりません。僕がクルーに伝えたマシンのセットアップに関するインドメーションがよくなかったのかもしれません。今日は、天気がよかったにも関わらず、速く走ることができませんでした。一番の問題は、フロントエンドの安定性でフィーリングがよくないことです」