第9戦ドイツGPの決勝は、ウエットコンディションでスタートし、徐々に路面が乾いていく難しいコンディションとなりました。前戦オランダGP同様、不確定要素の多いレースとなりましたが、ザクセンリンクにおいて、6戦連続でポール・トゥ・ウインを達成しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、その記録を7に伸ばしました。
マルク・マルケス
朝のウォームアップで激しく転倒したマルケスは、グリッド上でタイヤの選択に迷いました。最終的にチャンピオンシップを争うライバルの選手たちと同じソフトコンパウンドをチョイス。しかし、これがマルケスのライディングには合わず、レースではペースを上げることができませんでした。加えて、5番手を走行していた11周目にコースアウトを喫し、9番手までポジションを落としました。
マルク・マルケス
苦しい状況になったマルケスですが、それからは落ち着いた走りに徹し、さらに、路面コンディションの変化に対して冷静に判断。トップグループよりも早い18周目の段階で、マシンチェンジを行いました。走行ラインだけが乾いている段階でのマシンチェンジはリスクが大きかったですが、ザクセンリンクを得意とするマルケスは快調にラップを刻み、30周のレースでライバルを圧倒しました。
マルク・マルケス
マルク・マルケス
これで今季3勝目を達成。9戦を終えて8度の表彰台に立ち、総合2位のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に48点差、総合3位のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に59点差とリードを広げ、シーズン前半戦を締めくくりました。
カル・クラッチロー
カル・クラッチロー
カル・クラッチロー(LCR Honda)が2位になり、今季初めて表彰台を獲得しました。今大会は、初日のフリー走行で4番手と、好調なスタートを切りました。しかし、予選では転倒の影響で13番手へと大きくポジションを落としました。厳しいグリッドからのスタートとなりましたが、前戦オランダGPから調子を上げているクラッチローは、中団グループから次第にペースを上げてトップグループに加わります。そして、マシンチェンジしてからはペースを上げて、前を走るロッシとアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)をかわし、2位でチェッカーを受けました。
ザクセンリンクでこれまで6勝を挙げているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、朝のウォームアップでトップタイムをマーク。ウエットコンディションで始まった決勝レースに期待を膨らませましたが、ウエットからドライへと路面コンディションが変化する難しいレースで6位に終わりました。シーズン前半戦を終えて、2度の表彰台獲得で総合4位。後半戦での巻き返しが期待されます。
ダニ・ペドロサ
前戦オランダGPで初優勝を達成したジャック・ミラー(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が7位でフィニッシュしました。ドライコンディションで行われた予選は、アタックをミスして16番手でした。しかし、ウエットコンディションで始まった決勝レースではトップグループに加わり、最終的に7位でフィニッシュしました。チームメートのティト・ラバトは、転倒を喫し、再スタートを切って16位でした。
Moto2クラスは27台が出場。そして完走15台という厳しいレースとなりました。序盤は3年ぶりにポールポジション(PP)を獲得した中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)がトップに立ち、6周目まで首位を快走しました。しかし、滑りやすい路面に足をすくわれ、7周目の2コーナーで転倒しました。そして、中上に代わり、レース中盤に首位に立ったアレックス・リンス(Paginas Amarillas HP 40)、そのリンスを抜いてトップに立ったフランコ・モルビデリ(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、次々に転倒する大荒れのレースとなりました。
ジョナス・フォルガー、ヨハン・ザルコ、フリアン・シモン
ジョナス・フォルガー、ヨハン・ザルコ、フリアン・シモン
終盤は、トップに浮上した選手たちの転倒を視野に入れながら、慎重な走りをしていた総合首位のヨハン・ザルコ(Ajo Motorsport)とホームグランプリに気合満点のジョナス・フォルガー(Dynavolt Intact GP)のし烈な戦いとなり、ザルコが今季4勝目を達成しました。2位のフォルガーは今季3度目の表彰台。3位にはフリアン・シモン(QMMF Racing Team)で、予選17番手から追い上げました。
中上貴晶
ロレンソ・バルダッサーリ
前半でトップを走りながら転倒した中上は、再スタートを切って11位でフィニッシュ。トップグループに加わったアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、トップグループを追いかけたサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)、トーマス・ルティ(Garage Plus Interwetten)など、優勝を狙う選手たちが滑る路面で転倒し、リタイアしました。
これで4勝を挙げたザルコが151点。転倒したリンスが126点、同じく転倒したロースが121点、ルティが93点とポイントをかせげず、ザルコがリードを広げました。
3クラスで、最も雨が激しかったMoto3クラスは、予選20番手からすばらしい追い上げをみせたカイルール・イダム・パウィ(Honda Team Asia)が、優勝しました。第2戦アルゼンチンGP以来となる、今季2勝目を達成しました。
カイルール・イダム・パウィ
カイルール・イダム・パウィ
マレーシア人としては初のグランプリ制覇を成し遂げたパウィは、その記録を2勝に伸ばしました。ルーキーのパウィは、今季初めて経験するサーキットが続いています。そのためドライコンディションではコースの攻略に多くの時間を要するのですが、得意とするウエットコンディションではすばらしい走りを披露。今大会もライバルを圧倒し、2位以下に約11秒のリードを築きました。
エネア・バスティアニーニ
カイルール・イダム・パウィ、エネア・バスティアニーニ
2戦連続でPPを獲得したエネア・バスティアニーニ(Gresini Racing Moto3)が3位でフィニッシュ、今季2度目の表彰台を獲得しました。今大会は、雨を得意とするパウィが独走。その後方でバスティアニーニは、着実にポジションを上げました。ウエットコンディションでは初めて表彰台に立つことに成功。満面の笑みを浮かべていました。
ヤコブ・コーンフェール
4位にはヤコブ・コーンフェール(Drive M7 SIC Racing Team)、5位にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Gresini Racing Moto3)、ケガから2戦ぶりに復帰のホルヘ・ナバロ(Estrella Galicia 0,0)が7位、ジュール・ダニーロ(Ongetta-Rivacold)が9位でフィニッシュ、6人のHondaライダーがトップ10フィニッシュを果たしました。
予選9番手から、パウィに続いて2番手を走行した尾野弘樹(Honda Team Asia)は、転倒リタイアでした。
ヨハン・ザルコ(Moto2 優勝)
「最終コーナーでインを開けないようにしました。(ジョナス)フォルガーが近くにいるのは分かっていましたが、思ったよりも接近していたようで、彼はアタックしてきました。コーナー出口のラインをうまく抑えました。彼の方が限界で走っていたので最後の上りでパスできました。今日は、転倒だけはしないように集中しました。でも、2度ほど転びそうになりました。このサーキットでは、これまで何度も優勝を逃してきたので、とてもうれしいです。しかも夏休みの前に優勝できたので、気持ちよく夏休みに入れます。まだシーズン前半が終わっただけです。引き続きがんばる必要があります」
ジョナス・フォルガー(Moto2 2位)
「序盤はあまりいいペースではなかったのですが、アレックス(リンス)や(アレックス)マルケスなどたくさんのライダーが転倒していたので、リスクを負わないようにし、エネルギーを温存してスローダウンして走りました。ヨハン(ザルコ)にとにかくついていって、最後にアタックすることにしました。最後は勝てると思いましたが、コーナーの進入でプッシュしすぎたので、ヨハンの方が速くコーナーを立ち上がっていきました。あと少し足りませんでしたが、表彰台を獲得したのでうれしいです」
フリアン・シモン(Moto2 3位)
「一生懸命がんばってくれたチームやサポートしてくれたすべての人、そしてがんばった自分におめでとうと言いたいです。いい結果が出せるように、とにかくプッシュしました。何年も表彰台に上がれなかったので、今日はスペシャルな一日になりました。本当に感謝しています。レースは雨でとても長く感じました。序盤はほかのグループと走っていました。最後にアレックスが転倒したので表彰台に上がるチャンスが巡ってきました。とてもうれしいです」
中上貴晶(Moto2 11位)
「今日はウォームアップでフィーリングが悪く、転倒してしまいました。決勝レースもウエットコンディションであれば、いいレースができないかもしれないと思っていました。しかし、スタートしたらトップを走ることができたし、朝のウォームアップで転倒しているので、守りの走りにならないようにがんばりました。転倒したときは、全く兆候がなく、あっという間に転びました。幸いにもエンジンが止まっていなかったので、再スタートをすぐに切れました。今日は転倒が多く、慎重に走っていればと思うこともありますが、できるだけのことはしました。悔いはありません。次のレースで、また優勝を目指し全力で挑みます」
カイルール・イダム・パウィ(Moto3 優勝)
「今日は7列目からのスタートで、序盤はとても難しいレースでした。表彰台に立てるなんて思いもしなかったし、とにかく、過去3戦は転倒しているので、今日は絶対に完走してポイントを獲得しようと思っていました。今日は転倒者が多く、落ち着いて走れと言い聞かせましたが、トップに出てからはプッシュしました。サポートしてくれるチーム、家族、そしてファンの皆さんに感謝しています」
エネア・バスティアニーニ(Moto3 3位)
「とてもいいレースでした。序盤はすぐにいい感触を得て、とても楽しかったです。その後、雨が激しくなって思うように走れませんでした。リアホイールがかなりスライドし、何度か危ないシーンがありました。最後は路面の水の量が減り、後方グループに差を縮められましたが、なにがなんでも表彰台を獲得したかったので、プッシュしました。ウエットで初めての表彰台獲得となったので満足しています。雨のレースでここまで力強い走りができたことはなかったので、大きな自信になりました」
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 5位)
「22番グリッドからスタートして、サインボードを見たら「P16」とあったので、信じられませんでした。それから、1周1周追い上げていって、5番手まで上がりました。表彰台に立てるかもしれないと思いましたが、リスクを考えて落ち着いていくことにしました。今週は2度も転倒したし、決していい状態でなかっただけにうれしいです」
尾野弘樹(Moto3 リタイア)
「調子はよかったのですが、序盤にハイサイド気味になりコースアウトしてポジションを落としてしまいました。その後、追い上げたのですが、またミスを犯してしまい2度目のコースアウトとなり、エアーフェンスにぶつかってしまいました。今日は難しいコンディションとなったし、ミスをせず、しっかり走り切ろうと思っていただけに残念です。このあと、チェコで2日間のテストがあるので、しっかりメニューをこなしたいです」
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 93 | マルク・マルケス | ![]() | 47'03.239 |
2 | 35 | カル・クラッチロー | ![]() | +9.857 |
3 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | +11.613 |
4 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | +11.992 |
5 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | +22.755 |
6 | 26 | ダニ・ペドロサ | ![]() | +25.920 |
7 | 43 | ジャック・ミラー | ![]() | +26.043 |
8 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | +26.449 |
9 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | +26.614 |
10 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | +31.274 |
11 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | +41.208 |
12 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | +42.158 |
13 | 38 | B.スミス | ヤマハ | +1'03.129 |
14 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | +1'06.091 |
15 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | +1'17.694 |
16 | 53 | ティト・ラバト | ![]() | +1Lap |
17 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | +2Laps |
18 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | +3Laps |
RT | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | +13Laps |
RT | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | +18Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | 47'18.646 |
2 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | +0.059 |
3 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | +20.433 |
4 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | +30.455 |
5 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | +31.771 |
6 | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | +34.201 |
7 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | +41.942 |
8 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | +47.955 |
9 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | +49.759 |
10 | 77 | ドミニク・エガーター | KALEX | +51.047 |
11 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | +1'05.386 |
12 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | +1'13.865 |
13 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | +1'19.545 |
14 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | +1'30.502 |
15 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | +2Laps |
RT | 40 | アレックス・リンス | KALEX | +3Laps |
RT | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | +3Laps |
RT | 22 | サム・ロース | KALEX | +4Laps |
RT | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | +5Laps |
RT | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | +7Laps |
RT | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | +12Laps |
RT | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | +19Laps |
RT | 14 | ラタパーク・ウィライロー | KALEX | +21Laps |
RT | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | +24Laps |
RT | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | +24Laps |
RT | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | +25Laps |
RT | 44 | ミゲル・オリベイラ | KALEX | +26Laps |
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム/差 |
---|---|---|---|---|
1 | 89 | カイルール・イダム・パウィ | ![]() | 47'07.763 |
2 | 55 | A.ロカテリ | KTM | +11.131 |
3 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | +13.359 |
4 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | ![]() | +18.541 |
5 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | +20.620 |
6 | 17 | J.マクフィー | プジョー | +20.698 |
7 | 9 | ホルヘ・ナバロ | ![]() | +20.910 |
8 | 41 | B.ビンダー | KTM | +23.333 |
9 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | +30.318 |
10 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | +31.095 |
11 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | +37.688 |
12 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | +45.005 |
13 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | +47.793 |
14 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | +48.073 |
15 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | +56.921 |
16 | 10 | A.マスボー | プジョー | +1'10.787 |
17 | 65 | P.エッテル | KTM | +1'13.873 |
18 | 5 | R.フェナティ | KTM | +1'14.813 |
19 | 97 | M.カプラー | KTM | +1'15.203 |
20 | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | +1'15.434 |
21 | 27 | T.ジョージ | KTM | +1'23.906 |
22 | 22 | D.ウェッブ | マヒンドラ | +1'38.548 |
23 | 20 | F.クアルタラロ | KTM | +1Lap |
RT | 8 | N.ブレガ | KTM | +13Laps |
RT | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | +15Laps |
RT | 76 | 尾野弘樹 | ![]() | +16Laps |
RT | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | +17Laps |
RT | 16 | A.ミニョ | KTM | +17Laps |
RT | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | +19Laps |
RT | 58 | J.ゲバラ | KTM | +19Laps |
RT | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | +20Laps |
RT | 36 | J.ミル | KTM | - |
ライダー
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 93 | マルク・マルケス | ![]() | 170 |
- | 2 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | 122 |
- | 3 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | 111 |
- | 4 | 26 | ダニ・ペドロサ | ![]() | 96 |
- | 5 | 25 | M.ビニャーレス | スズキ | 83 |
- | 6 | 44 | P.エスパルガロ | ヤマハ | 72 |
- | 7 | 8 | H.バルベラ | ドゥカティ | 65 |
- | 8 | 29 | A.イアンノーネ | ドゥカティ | 63 |
▲ | 9 | 4 | A.ドヴィツィオーゾ | ドゥカティ | 59 |
- | 10 | 50 | E.ラバティ | ドゥカティ | 53 |
▼ | 11 | 41 | A.エスパルガロ | スズキ | 51 |
▲ | 12 | 45 | S.レディング | ドゥカティ | 45 |
- | 13 | 43 | ジャック・ミラー | ![]() | 42 |
▲ | 14 | 35 | カル・クラッチロー | ![]() | 40 |
▼ | 15 | 6 | S.ブラドル | アプリリア | 37 |
▼ | 16 | 38 | B.スミス | ヤマハ | 35 |
▼ | 17 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | 35 |
▼ | 18 | 9 | D.ペトルッチ | ドゥカティ | 24 |
- | 19 | 51 | M.ピロ | ドゥカティ | 19 |
- | 20 | 53 | ティト・ラバト | ![]() | 18 |
- | 21 | 76 | L.バズ | ドゥカティ | 8 |
- | 22 | 68 | Y.ヘルナンデス | ドゥカティ | 3 |
コンストラクター
順位 | コンストラクター | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | ヤマハ | 186 |
- | 2 | ![]() | 185 |
- | 3 | ドゥカティ | 124 |
- | 4 | スズキ | 89 |
- | 5 | アプリリア | 51 |
チーム
順位 | チーム | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | Repsol Honda Team | 266 |
- | 2 | Movistar Yamaha MotoGP | 233 |
- | 3 | Team SUZUKI ECSTAR | 134 |
▲ | 4 | Ducati Team | 122 |
▼ | 5 | Monster Yamaha Tech 3 | 107 |
- | 6 | OCTO Pramac Yakhnich | 81 |
- | 7 | Avintia Racing | 74 |
- | 8 | Aprilia Racing Team Gresini | 72 |
- | 9 | Estrella Galicia 0,0 Marc VDS | 60 |
- | 10 | Pull & Bear Aspar Team | 56 |
- | 11 | LCR Honda | 40 |
ライダー
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 5 | ヨハン・ザルコ | KALEX | 151 |
- | 2 | 40 | アレックス・リンス | KALEX | 126 |
- | 3 | 22 | サム・ロース | KALEX | 121 |
- | 4 | 12 | トーマス・ルティ | KALEX | 93 |
- | 5 | 30 | 中上貴晶 | KALEX | 83 |
▲ | 6 | 94 | ジョナス・フォルガー | KALEX | 83 |
▲ | 7 | 55 | ハフィズ・シャーリン | KALEX | 69 |
▼ | 8 | 21 | フランコ・モルビデリ | KALEX | 66 |
▲ | 9 | 77 | ドミニク・エガーター | KALEX | 65 |
▼ | 10 | 24 | シモーネ・コルシ | SPEED UP | 59 |
▲ | 11 | 7 | ロレンソ・バルダッサーリ | KALEX | 47 |
▼ | 12 | 39 | ルイス・サロム | KALEX | 37 |
- | 13 | 49 | アクセル・ポンス | KALEX | 34 |
- | 14 | 19 | ザビエル・シメオン | SPEED UP | 28 |
▲ | 15 | 54 | マティア・パシーニ | KALEX | 27 |
▲ | 16 | 60 | フリアン・シモン | SPEED UP | 26 |
▼ | 17 | 44 | ミゲル・オリベイラ | KALEX | 24 |
▼ | 18 | 23 | マルセル・シュローター | KALEX | 22 |
▲ | 19 | 10 | ルカ・マリーニ | KALEX | 20 |
▼ | 20 | 11 | サンドロ・コルテセ | KALEX | 15 |
▼ | 21 | 52 | ダニー・ケント | KALEX | 14 |
▼ | 22 | 73 | アレックス・マルケス | KALEX | 13 |
▲ | 23 | 2 | イェスコ・ラフィン | KALEX | 10 |
▼ | 24 | 32 | アイザック・ビニャーレス | TECH 3 | 10 |
▲ | 25 | 87 | レミー・ガードナー | KALEX | 5 |
▲ | 26 | 70 | ロビン・マルホウザー | KALEX | 4 |
▼ | 27 | 14 | ラタパーク・ウィライロー | KALEX | 3 |
▼ | 28 | 97 | チャビ・ビエルゲ | TECH 3 | 3 |
- | 29 | 57 | エドガー・ポンス | KALEX | 2 |
- | 30 | 42 | フェデリコ・フリーニ | KALEX | 0 |
- | 31 | 33 | アレッサンドロ・トヌッチ | KALEX | 0 |
- | 32 | 93 | ラムダン・ロスリ | KALEX | 0 |
- | 33 | 88 | リカルド・カルダス | SUTER | 0 |
- | 34 | 8 | エフレン・バスケス | SUTER | 0 |
- | 35 | 69 | ダニー・エスリック | SUTER | 0 |
コンストラクター
順位 | コンストラクター | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | KALEX | 225 |
- | 2 | SPEED UP | 88 |
- | 3 | TECH 3 | 13 |
ライダー
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 41 | B.ビンダー | KTM | 159 |
- | 2 | 9 | ホルヘ・ナバロ | ![]() | 112 |
- | 3 | 5 | R.フェナティ | KTM | 93 |
- | 4 | 21 | F.バグナイア | マヒンドラ | 85 |
- | 5 | 8 | N.ブレガ | KTM | 75 |
▲ | 6 | 33 | エネア・バスティアニーニ | ![]() | 65 |
▼ | 7 | 23 | ニッコロ・アントネッリ | ![]() | 63 |
▲ | 8 | 4 | ファビオ・ディ・ジャンアントニオ | ![]() | 58 |
▲ | 9 | 84 | ヤコブ・コーンフェール | ![]() | 58 |
▲ | 10 | 89 | カイルール・イダム・パウィ | ![]() | 54 |
▲ | 11 | 55 | A.ロカテリ | KTM | 50 |
▼ | 12 | 36 | J.ミル | KTM | 50 |
- | 13 | 95 | ジュール・ダニーロ | ![]() | 41 |
▼ | 14 | 20 | F.クアルタラロ | KTM | 39 |
▼ | 15 | 16 | A.ミニョ | KTM | 37 |
▼ | 16 | 44 | アーロン・カネット | ![]() | 34 |
▼ | 17 | 65 | P.エッテル | KTM | 32 |
- | 18 | 58 | J.ゲバラ | KTM | 25 |
- | 19 | 11 | リビオ・ロイ | ![]() | 24 |
- | 20 | 76 | 尾野弘樹 | ![]() | 20 |
▲ | 21 | 17 | J.マクフィー | プジョー | 20 |
▼ | 22 | 64 | B.ベンドスナイダー | KTM | 18 |
- | 23 | 88 | J.マルティン | マヒンドラ | 10 |
▲ | 24 | 24 | 鈴木竜生 | マヒンドラ | 9 |
- | 25 | 19 | G.ロドリゴ | KTM | 9 |
▼ | 26 | 48 | ロレンツォ・ダラ・ポルタ | ![]() | 7 |
▼ | 27 | 7 | アダム・ノロディン | ![]() | 5 |
▼ | 28 | 40 | D.ビンダー | マヒンドラ | 4 |
▼ | 29 | 6 | M.エレーラ | KTM | 4 |
- | 30 | 10 | A.マスボー | プジョー | 0 |
- | 31 | 43 | S.バルトリーニ | マヒンドラ | 0 |
- | 32 | 12 | A.アレナス | マヒンドラ | 0 |
- | 33 | 97 | M.カプラー | KTM | 0 |
▼ | 34 | 77 | L.ペトラルカ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 35 | 98 | K.ハニカ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 36 | 37 | D.ピッツォリ | KTM | 0 |
▼ | 37 | 3 | F.スピラネッリ | マヒンドラ | 0 |
- | 38 | 27 | T.ジョージ | KTM | 0 |
▼ | 39 | 22 | D.ウェッブ | マヒンドラ | 0 |
▼ | 40 | 99 | E.ボーラム | KTM | 0 |
コンストラクター
順位 | コンストラクター | 総合ポイント | |
---|---|---|---|
- | 1 | KTM | 192 |
- | 2 | Honda | 189 |
- | 3 | マヒンドラ | 97 |
- | 4 | プジョー | 20 |
マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
「今日は、ある時点で、僕のレースは終わったと思いました。でも、レースが終わってみれば、とてもいいリザルトを残せました。そして、バレンティーノ(ロッシ)とホルヘ(ロレンソ)の結果を見れば、内容も、そしてレース戦略も完ぺきだったと思います。ウォームアップで転倒しましたが、チームスタッフがすばらしいマシンに仕上げてくれました。今日はとてもデリケートな路面コンディションで、とても難しいレースでした。レース序盤のウエットには、少し苦戦しました。自分のライディングスタイルには合わないフロントタイヤを選んでしまったからです。その後、スリックタイヤのマシンにチェンジしました。それからはとても慎重に走りました。ドライのラインはとても狭く、路面に水がかなり残っていたからです。いつマシンをスイッチするかという判断はとても難しいです。もしかしたら早すぎたかもしれません。僕は2番目にマシンをスイッチしたはずですが、いちかばちかやってみました。そしてうまくいきました。いいレースでシーズン前半を終えられました。後半へ向けてしっかり準備をしたいと思います」
カル・クラッチロー(MotoGP 2位)
「レース序盤はとても難しいものでしたが、いつものようにベストを尽くしました。このようなコンディションでは、最も強いライダーの一人だと思っています。今日はその力を発揮できました。もっと早くピットに入るべきでしたが、サインボードが見えませんでした。そのため前にいたロッシや(アンドレア)ドヴィツィオーゾと一緒に入りました。表彰台の可能性を選ぶべきか、レースリーダーたちについていくべきか迷いましたが、僕は彼らについていくことにしました。今日はLCR Hondaとささやかなお祝いをしたいと思います。今日は本当に報われました。これで、いい気分で夏休みに入れるし、後半戦に挑めます。今週末は妻のルーシーがいなくて残念でした。この9年で彼女がいなかったのは今回が2度目です。でも次のオーストリアグランプリの直前に子どもが生まれる予定なので、今はそれを待ちたいです」
ダニ・ペドロサ(MotoGP 6位)
「朝のウォームアップほど力強い感触はありませんでした。フロントにスーパーソフトタイヤを選びましたが、これほど早く路面が乾くとは思いませんでした。安定したペースをキープして、ミスをしないように努力しました。残念ながら、マシンをスイッチしてからタイヤが温まるまで、フィーリングはあまりよくありませんでした。でも、少なくとも何人かをパスして6位でフィニッシュできました。もっといい結果を出したかったです。とにかく、集中力を維持して今後のレースに備えたいです」
ジャック・ミラー(MotoGP 7位)
「とてもいいレースでした。今日の結果はとてもうれしいです。正直もっとチームを信用してマシンのスイッチを早くしていればと思いました。そうすれば、再び表彰台に上がることができたと思います。コース上に少し長くとどまってしまったのが本当に残念です。判断はとても難しかったです。ウエットタイヤでレースを終えることばかり考えていました。みんなが僕をパスしていったときはフラストレーションがたまりました。スリックタイヤでまたコースに戻ったとき、どうしてもっと早くスイッチしなかったんだと自分を責めました。とても勉強になりました。本当のフラッグ・トゥ・フラッグ・レースは今回が初めてでした。いい経験になりました。バレンティーノたちと前でレースをするのはとても楽しかったです。最終ラップでは、もう少しでダニをパスして6位に入ることができました。最後の僕のペースはとても速かったので、今後に向けてとても自信がつきました」
ティト・ラバト(MotoGP 16位)
「今日はとても残念です。フルウエットのときはとても難しかったのですが、路面がとても早く乾き始めたし、いいタイミングでマシンをスイッチできたと思います。トップ10に入れるようにプッシュして戦っていました。今日はそれができるいいチャンスだと思ったからです。でも残念ながら最終コーナーで転倒してしまいました。幸い、ケガはありません。夏休み中は一生懸命トレーニングをして、オーストリアのレッドブルリングにいい状態で戻りたいです」