ペドロサ最終戦を優勝で飾る
青山博一が250ccクラスのタイトルを獲得する
- 2009年11月8日(日)
決勝
- 会場:バレンシア・サーキット
天候:晴れ
気温:19℃
コースコンディション:ドライ
観客:9万4177人(3日間:17万5240人)
最終戦バレンシアGPは、予選2番手から好スタートを切ったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、一度も首位を譲らず30ラップを快走し、今季2勝目を達成した。2位にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。3位にホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)。ペドロサと総合3位を争っていたケーシー・ストーナー(ドゥカティ)は、ウオームアップで転倒してスタートできず。このレースで優勝したペドロサは、総合4位から3位にランキングを上げてシーズンを終えた。以下、コーリン・エドワーズ(ヤマハ)、ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ)と続き、トニー・エリアス(Team San Carlo Honda Gresini)6位、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)8位、アレックス・デ・アンジェリス(Team San Carlo Honda Gresini)10位、ランディ・デ・ピュニエ(LCR Honda MotoGP)11位、ガボール・タルマクシ(Scot Racing Team MotoGP)16位という結果だった。
最終戦を優勝で飾ったペドロサは、予選2番手からホールショットを奪うと、オープニングラップから快調にラップを刻み、後続を突き放した。強い風に苦しみ、土曜日までコース中盤でタイムロスしていたが、この日は、好スタートから1分32秒から33秒台の好ラップを連発。後続のロッシとロレンソに対し、中盤までに築き上げたリードを着実にキープして今季2勝目を達成した。
予選8番手から好スタートを切ったエリアスは、地元ファンの声援の中で6位でフィニッシュした。オープニングラップは、ペドロサに続く2番手。その後、ロレンソ、ロッシにかわされ4番手へ。中盤は、追い上げてきたヘイデン、エドワーズとし烈な4位争いを繰り広げ、最終的に6位でチェッカーを受けた。今大会は、タイヤのグリップに苦しんだが、決勝はセッティングが決まり、アベレージを上げることに成功。この6位で、年間ランキングでも7位に浮上した。
予選10番手から決勝に挑んだドヴィツィオーゾは、オープニングラップで14番手にポジションを落としたが、その後、猛烈に追い上げて7番手に浮上。前を走るエリアスらの4位争いのグループに肉薄したが、終盤、ベン・スピーズ(ヤマハ)にかわされ、8位でチェッカーを受けた。予選12番手から決勝に挑んだデ・アンジェリスは、ミカ・カリオ(ドゥカティ)、デ・ピュニエとバトルを繰り広げて10位でフィニッシュ。予選7番手からオープニングラップ6番手につけたデ・ピュニエは、タイヤの消耗に苦しんで11位。タルマクシは16位だった。
250ccクラスは、タイトルに王手をかけた青山博一(Scot Racing Team 250cc)が7位でフィニッシュして、2005年のペドロサ以来、4年ぶりのライダーズタイトルを獲得した。予選5番手から好スタートを切った青山博一は、序盤、ヘクトール・バルベラ(アプリリア)、タイトルを争うマルコ・シモンセリ(ジレラ)とトップグループを形成。しかし、10周目の1コーナーで他車と接触しそうになり、痛恨のコースアウト。これで11番手までポジションを落としたが、シモンセリが21周目に転倒し、この時点でタイトルが決定。最終的に7位までポジションを上げてチェッカーを受けた。日本人選手としては、2001年の加藤大治郎選手以来、8年ぶり。Hondaとしては2005年のペドロサ以来、4年ぶりのタイトル獲得となった。
このレースで優勝したのはバルベラ。2位にアルバロ・バウティスタ(アプリリア)。3位にはラファエレ・デ・ロサ(Scot Racing Team 250cc)が入り、オーストラリアGP以来、2戦ぶりとなる表彰台で最終戦を締めくくった。以下、Honda勢は、250ccクラス初フロントロー4番手から決勝に挑んだラタパーク・ウィライロー(Thai Honda PTT SAG)が5位。富沢祥也(CIP Moto-GP250)10位、青山周平(Racing Team Germany)11位、バレンティン・ドゥビーズ(CIP Moto-GP250)が15位でポイントを獲得。ヘクトル・ファウベル(VALENCIA C.F. HONDA SAG)は転倒リタイアに終わった。
決勝リザルト
MotoGP
順位 |
No. |
ライダー |
マシン |
タイム/差 |
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1 | 3 | ダニ・ペドロサ | Honda | 46:47.553 |
2 | 46 | V.ロッシ | ヤマハ | +2.630 |
3 | 99 | J.ロレンソ | ヤマハ | +2.913 |
4 | 5 | C.エドワーズ | ヤマハ | +32.515 |
5 | 69 | N.ヘイデン | ドゥカティ | +34.585 |
6 | 24 | トニー・エリアス | Honda | +34.888 |
7 | 11 | B.スピーズ | ヤマハ | +37.706 |
8 | 4 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ | Honda | +38.364 |
9 | 36 | M.カリオ | ドゥカティ | +42.491 |
10 | 15 | アレックス・デ・アンジェリス | Honda | +43.689 |
11 | 14 | ランディ・デ・ピュニエ | Honda | +46.018 |
12 | 52 | J.トーズランド | ヤマハ | +50.226 |
13 | 44 | A.エスパルガロ | ドゥカティ | +57.168 |
14 | 65 | L.カピロッシ | スズキ | +1:06.877 |
15 | 7 | C.バーミューレン | スズキ | +1:11.701 |
16 | 41 | ガボール・タルマクシ | Honda | +1:14.405 |
17 | 33 | M.メランドリ | カワサキ | +1:33.425 |
RT | 27 | C.ストーナー | ドゥカティ | DNS |
250cc
順位 |
No. |
ライダー |
マシン |
タイム/差 |
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1 | 40 | H.バルベラ | アプリリア | 44:10.601 |
2 | 19 | A.バウティスタ | アプリリア | +3.663 |
3 | 35 | ラファエレ・デ・ロサ | Honda | +5.665 |
4 | 12 | T.ルティ | アプリリア | +5.680 |
5 | 14 | ラタパーク・ウィライロー | Honda | +13.601 |
6 | 17 | K.アブラハム | アプリリア | +13.697 |
7 | 4 | 青山博一 | Honda | +27.438 |
8 | 25 | A.バルドリーニ | アプリリア | +35.097 |
9 | 15 | R.ロカテリ | ジレラ | +35.866 |
10 | 48 | 富沢祥也 | Honda | +40.176 |
|
11 | 73 | 青山周平 | Honda | +49.095 |
15 | 53 | V.ドゥビーズ | Honda | +1:18.876 |
18 | 33 | W.ダンロップ | Honda | +1Lap |
RT | 55 | ヘクトル・ファウベル | Honda | +20Laps |
125cc
順位 |
No. |
ライダー |
マシン |
タイム/差 |
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1 | 60 | J.シモン | アプリリア | 41:17.553 |
2 | 38 | B.スミス | アプリリア | +0.220 |
3 | 44 | P.エスパルガロ | デルビ | +12.123 |
4 | 24 | S.コルシ | アプリリア | +17.577 |
5 | 78 | M.シュローター | Honda | +17.917 |
6 | 6 | J.オリベ | デルビ | +18.334 |
7 | 7 | E.バスケス | デルビ | +18.502 |
8 | 11 | S.コルテセ | デルビ | +18.553 |
9 | 35 | R.クルメンナッハ | アプリリア | +18.731 |
10 | 18 | N.テロール | アプリリア | +21.280 |
ポイントスタンディング
ライダー | MotoGP
順位 |
ライダー |
マシン |
総合ポイント |
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1 | V.ロッシ | ヤマハ | 306 |
2 | J.ロレンソ | ヤマハ | 261 |
3 | ダニ・ペドロサ | Honda | 234 |
4 | C.ストーナー | ドゥカティ | 220 |
5 | C.エドワーズ | ヤマハ | 161 |
6 | アンドレア・ドヴィツィオーゾ | Honda | 160 |
7 | トニー・エリアス | Honda | 115 |
8 | アレックス・デ・アンジェリス | Honda | 111 |
9 | L.カピロッシ | スズキ | 110 |
10 | M.メランドリ | カワサキ | 108 |
11 | ランディ・デ・ピュニエ | Honda | 106 |
12 | C.バーミューレン | スズキ | 106 |
13 | N.ヘイデン | ドゥカティ | 104 |
14 | J.トーズランド | ヤマハ | 92 |
15 | M.カリオ | ドゥカティ | 71 |
16 | N.カネパ | ドゥカティ | 38 |
17 | ガボール・タルマクシ | Honda | 19 |
18 | A.エスパルガロ | ドゥカティ | 16 |
19 | S.ジベルノー | ドゥカティ | 12 |
20 | B.スピーズ | ヤマハ | 9 |
21 | 高橋裕紀 | Honda | 9 |
コンストラクター | MotoGP
順位 |
コンストラクター |
総合ポイント |
|
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|
1 | ヤマハ | 386 |
2 | Honda | 297 |
3 | ドゥカティ | 272 |
4 | スズキ | 133 |
5 | カワサキ | 108 |
ライダー | 250cc
順位 |
ライダー |
マシン |
総合ポイント |
|
|
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|
1 | 青山博一 | Honda | 261 |
2 | H.バルベラ | アプリリア | 239 |
3 | M.シモンセリ | ジレラ | 231 |
4 | A.バウティスタ | アプリリア | 218 |
5 | M.パシーニ | アプリリア | 128 |
6 | ラファエレ・デ・ロサ | Honda | 122 |
7 | T.ルティ | アプリリア | 120 |
8 | M.ディ・ミリオ | アプリリア | 107 |
9 | ヘクトル・ファウベル | Honda | 105 |
10 | A.デボン | アプリリア | 101 |
|
13 | ラタパーク・ウィライロー | Honda | 81 |
17 | 富沢祥也 | Honda | 32 |
19 | 青山周平 | Honda | 27 |
21 | V.ドゥビーズ | Honda | 18 |
コンストラクター | 250cc
順位 |
コンストラクター |
総合ポイント |
|
|
|
1 | アプリリア | 339 |
2 | Honda | 287 |
3 | ジレラ | 245 |
4 | ヤマハ | 2 |
ライダー | 125cc
順位 |
ライダー |
マシン |
総合ポイント |
|
|
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|
1 | J.シモン | アプリリア | 289 |
2 | B.スミス | アプリリア | 223.5 |
3 | N.テロール | アプリリア | 179.5 |
4 | P.エスパルガロ | デルビ | 174.5 |
5 | S.ガデア | アプリリア | 141 |
6 | S.コルテセ | デルビ | 130 |
7 | A.イアンノーネ | アプリリア | 125.5 |
8 | M.マルケス | KTM | 94 |
9 | J.オリベ | デルビ | 91 |
10 | S.ブラドル | アプリリア | 85 |
コンストラクター | 125cc
順位 |
コンストラクター |
総合ポイント |
|
|
|
1 | アプリリア | 373.5 |
2 | デルビ | 216 |
3 | KTM | 96 |
4 | Honda | 25 |
5 | ロンシン | 17 |
コメント
ダニ・ペドロサ(MotoGP 優勝 ランキング3位)
「地元ファンの期待に応えられて、本当にうれしい。今日はグリッドについたときに、となりのケーシー(ストーナー)がグリッドについていないのにレッドフラッグを持ったマーシャルが動き始めた。その時に、ケーシーに何かあったのだなと思った。序盤はタイヤの右側の温度を上げるために慎重に走らなければならなかった。しかし、タイヤが温まってからは快調だった。今日も風が強かったし、ミスをしやすいコンディションだったが、最後までいいペースをキープすることができた。バレンティーノ(ロッシ)とのギャップをコントロールすることもできた。スペインの大勢のファンの前で勝つことができて、本当にうれしかった」
トニー・エリアス(MotoGP 6位 ランキング7位)
「今大会は厳しいスタートになったが、最終的にチームは、すばらしいバイクに仕上げてくれた。最終戦は、厳しいランキング争いになっていたが、10位から7位に上がることができて本当によかった。今日はいいスタートが切れた。エドワーズやヘイデンともいいバトルができた。最終的に彼らの先行を許したが、6位以内でフィニッシュすれば総合7位になれることがわかっていたので、最後まで全力を尽くした。とりあえず、これがMotoGP最後のレースになったが、できるだけ早くMotoGPに戻ってきたい。一緒に戦ってきたスタッフ、そしてチームに感謝したい」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(MotoGP 8位 ランキング6位)
「エドワーズとエリアスの接触を避けるために、序盤で大きく遅れてしまった。1周目14番手までポジションを落としたが、そこから追い上げることができた。今日は4列目という厳しいグリッドで、いずれにしても厳しい戦いになることは覚悟していたが、序盤の遅れが大きく響いてしまった。終盤はスピーズに抜かれたが、抜き返すことができなかった。今年は厳しいシーズンだったが、多くのことを学んだし、この経験を来年に生かしたい。明日からのテストが本当に楽しみだ」
アレックス・デ・アンジェリス(MotoGP 10位 ランキング8位)
「今日はリアタイヤのスライドが激しく、厳しいレースになった。しかし、ランキング争いがかかっていたので、最後までベストを尽くした。最終的に総合9位から8位に上げることができた。厳しい戦いだったが、ランキングを上げてシーズンを終えられたことがうれしい。シーズンを終えて、自分より前にいるのは、エドワーズを除き、すべてワークスマシン。サテライトチームで2番手の成績でシーズンを終えられたこともうれしかった」
ランディ・デ・ピュニエ(MotoGP 11位 ランキング11位)
「シーズン最後のレースだったので6位以内でフィニッシュしたかった。今日は3列目からいいスタートを切ることができたが、中盤から左側のグリップに苦しみ、ペースを落としてしまった。マシンをコントロールするのが大変で、ポジションを下げてしまった。今年はシーズン中盤にケガをした。それがなければもっといいリザルトを残せたと思うし、残念だった。しかし、今年は我々の高いポテンシャルをアピールすることができた。一年間、サポートしてくれたすべての人たちに感謝したい」
ガボール・タルマクシ(MotoGP 16位 ランキング17位)
「予選はフィーリングがよかったのだが、今日はまるで違った。スタートからゴールまでバイクと格闘している感じだったし、残念なレースだった。しかし、今年はMotoGPマシンで多くの経験を積むことができた。来年はMoto2クラスに参戦するが、この経験を生かしたい。これまでサポートしてくれたチーム、スタッフに感謝したい」
山野一彦|Repsol Honda Team 監督
「今回の優勝は、ダニ(ペドロサ)にとってもHondaにとっても、意義のあるものだった。今大会は優勝することが大きな目標だったし、それを果たすことができた。今日のダニのパフォーマンスは本当にすばらしかったし、ケーシー(ストーナー)に不運がなかったとしても、ダニは勝てたと思う。とにかく、ダニとチームに感謝したい。ドヴィツィオーゾは、厳しいグリッドからアグレッシブな走りで追い上げてくれた。彼のパフォーマンスを見ることができた。Repsol Honda Teamは、明日から2010年のスタートを切る。最終戦で勝てたので、次の目標は来年の開幕戦で勝つことだ。一年間、応援してくれたすべての人たちに感謝したい」
ラファエレ・デ・ロサ(250cc 3位 ランキング6位)
「グリッドもよくなかったし、オープニングラップを終えたときには、前に多くのライダーがいた。しかし、全力で追い上げてポジションを上げることができたし、表彰台に立つことができてうれしかった。風は強かったが、うまく走ることができた。ランキングも上げることができた。シーズン最後のレースで表彰台に立てて最高だった。チーム、スタッフ、すべての人たちに感謝したい。そして、タイトルを獲得した青山におめでとうと言いたい」
ラタパーク・ウィライロー(250cc 5位 ランキング13位)
「250ccクラス最後のチャンピオンに輝いた青山とHondaに、まずは、おめでとうと祝福の言葉を贈りたい。今日はスタートに失敗して追い上げのレースをしなければならなかった。失敗したのはシフトの操作で、タイムをロスしてしまった。その後、ポジションを上げることができたし、アブラハム(アプリリア)との5位争いは最高だった。シーズンを通じてサポートしてくれたすべての人たちに感謝したい」
青山博一(250cc 7位 ランキング1位)
「コースアウトするまでは、優勝を狙って全力を尽くした。コースアウトしたのは、前の選手とぶつかりそうになったためで、グラベルに出たときには、とにかく転ばずにコースに戻ろうと思った。コースに復帰して、自分の順位が11位になったときに落ち着いていこうと決めた。その後、ポジションを上げたが、シモンセリが転ぶのを見て、タイトルが決まったと思った。それからは、転ばずにバイクがきれいな状態でチェッカーを受けようと思った。5歳でポケバイに乗って以来、世界チャンピオンを夢見てきた。23年間、この日を待ち続けていた。11月8日は、一生忘れることがない日になった。こんなすばらしいシーズンをプレゼントしてくれた、チーム、スタッフ、Honda、ドルナ、そしてサポートしてくれたすべての人たち、ファンに感謝したい。今日は自分の夢を一つ実現することができた。明日からは、もう一つの夢であるMotoGPライダーとして全力を尽くしたい」
富沢祥也(250cc 10位 ランキング17位)
「スタートはよかったのだが、オープニングラップの混戦の中で何度も行き場を失い、13番手くらいまでポジションを落としてしまった。そこから追い上げようとしたのだが、何度かハイサイドになり、なかなかペースを上げられなかった。そのため、前のグループから少しずつ離されてしまった。今日はシーズン最後のレースだったので、シングルフィニッシュして終わりたかった。ちょっとだけ届かなかったが、シーズン最後のレースでチェッカーを受けられてうれしかった。チーム、スタッフ、Honda、そして応援してくれたファンの方々に心から感謝したい」
青山周平(250cc 11位 ランキング19位)
「金曜日、土曜日とアクセレーションの悪さに苦しんだが、今日はそれが解消してすごく乗りやすかった。それでペースを上げることができた。なんとか富沢に追いつきたかったが、タイヤの消耗が激しくて終盤はペースを上げられなかった。しかし、土曜日までのことを考えると、今日の結果はうれしい。終盤の4戦に出場するチャンスを与えてくれたチーム、そしてサポートしてくれたすべての人たちに感謝したい」
ヘクトル・ファウベル(250cc リタイア ランキング9位)
「今日はスタートもうまくいって、オープニングラップは6番手につけることができた。そのままトップグループについていこうとしたのだが、フロントのフィーリングがよくなくて順位を落としてしまった。それからは6番手までポジションを上げようと全力を尽くした。しかし、リスクがある走りになってしまい、結局転んでしまった。残念な結果だったが、シーズンを通じて、サポートしてくれたすべての人に感謝したい。そして、青山が250ccクラスの最後のタイトルを獲得したことを祝福したい」