ペドロサ、3戦連続フロントローとなる2番手。ヘイデン、今季初フロントローの3番手。Repsol Honda Teamの2人がそろってフロントローから決勝に挑む
2008年6月7日(土)
予選 |
会場:カタルニア・サーキット
天候:曇り/晴れ
気温:24℃
コースコンディション:ドライ |
カタルニアGP予選は、午前中こそ雲の多い天候だったが、次第に青空が広がり、午後の予選は絶好のコンディションの中で行われた。ポールポジションを獲得したのは、ケーシー・ストーナー(ドゥカティ)で、そのストーナーに逆転されるまでトップにつけていたペドロサが2番手、ヘイデンが3番手と、好走を見せたRepsol Honda Teamの両選手がフロントローから決勝に挑む。
4番手にはランディ・デ・ピュニエ(LCR Honda MotoGP)。7番手にアンドレア・ドヴィツィオーゾ(JiR Team Scot MotoGP)。10番手にアレックス・デ・アンジェリス(Team San Carlo Honda Gresini)、11番手に中野真矢(Team San Carlo Honda Gresini)という結果だった。
今季5度目、第5戦フランスGPから3戦連続となるフロントローで決勝に挑むペドロサは、この日も、フリー走行、予選とレースに向けてのセットアップに集中した。しかし、予選では1台のマシンが電気系のトラブルでコース上にストップ。時間をロスしたが、予選用タイヤのアタックでは、すばらしい走りでトップに浮上し、地元ファンを喜ばせた。チェッカーフラッグ寸前にストーナーがわずかの差で逆転し、惜しくも、今季2度目のPPを逃したが、初日のフリー走行でトップタイム、2日目の予選も僅差の2番手と順調にRC212Vを仕上げ、第2戦スペインGP以来となる今季2勝目に期待を膨らませた。
初日9番手だったヘイデンは、2日目のフリー走行で2番手、2日間総合でも5番手に浮上。午後の予選では、昨年の最終戦バレンシアGP以来、7戦ぶりのフロントローを獲得した。午前中のフリー走行は、雲が多く、小雨がぱらつく難しいコンディション。ほとんどの選手がタイムを更新できなかったが、ヘイデンは快調にラップを刻み、初日より約0.5秒短縮してセッション2番手のタイムをマーク。午後の予選では、何度も首位に浮上する快走で3番手につけた。
初日に2度の転倒を喫し12番手に終わっていたデ・ピュニエも、一気にポジションを上げた。フリー走行ではバイクのセッティングが進み、約0.4秒タイムを短縮。予選でも快調にラップを刻んだ。そして予選用タイヤのアタックでも見事な走りで今季ベストリザルトとなる4番手。第2戦スペインGP以来、今季3度目となる2列目から決勝に挑む。
以下、5番手にコーリン・エドワーズ(ヤマハ)、6番手にジェームス・トーズランド(ヤマハ)。7番手に続くドヴィツィオーゾは、第3戦ポルトガルGPに続く今季ベストグリッドから決勝に挑む。今年は予選用タイヤのアタックで低迷。グリッドの悪さが決勝に影響していた。今大会も決して満足のいくグリッドではないが、レースに向けて仕上がりは万全。優勝争いを繰り広げたポルトガルGPと同じ7番手からの追い上げのレースに期待される。
この日は、PPのストーナーを除き、2番手のペドロサから7番手のドヴィツィオーゾまでミシュラン勢が占めた。初日5番手と好調な走りを見せたブリヂストン勢のデ・アンジェリスは、午前中のフリー走行ではタイムを伸ばせなかったが2日間の総合では6番手。予選タイヤのアタックでは最後に軽い転倒を喫し10番手も、前戦イタリアGP同様、追い上げのレースに期待が膨らむ。初日7番手の中野真矢は、2日間の総合で11番手。予選用タイヤのアタックでは、コース終盤にミスを喫し11番手に終わったが、デ・アンジェリスとともに追い上げのレースに期待。
250ccクラスは、アルバロ・バウティスタ(アプリリア)がPPを獲得。Honda勢は、高橋裕紀(JiR Team Scot 250)7番手、ラタパーク・ウィライロー(Thai Honda PTT SAG)14番手だった。初日8番手の高橋は、午前中のフリーで転倒を喫したが、午後の予選ではタイムを更新して7番手へとポジションを上げた。初日11番手と好調な走りを見せたウィライローは、2日目はタイムを更新できず14番手にダウンも、今季ベストグリッドから追い上げのレースに挑む。
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