ペドロサ、予選5番手も決勝に向けて確かな手ごたえ
ヘイデンは10番手から追い上げのレースに挑む
2008年5月3日(土)
予選
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会場:上海国際サーキット
天候:晴れ
気温:29℃
コースコンディション:ドライ |
中国GP予選は、気温29℃、路面温度46℃という厳しいコンディション。Honda勢は決勝レースに向けて順調にセットアップを進めたものの予選用タイヤでのアタックでは振るわず、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)の5番手を筆頭に、ランディ・デ・ピュニエ(LCR Honda MotoGP)9番手、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)10番手、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(JiR Team Scot MotoGP)11番手と続き、中野真矢(Team San Carlo Honda Gresini)は13番手、アレックス・デ・アンジェリス(Team San Carlo Honda Gresini)は16番手という結果だった。
上海国際サーキットは2日連続で晴天に恵まれ、予想以上の暑さに見舞われた。最高気温は午前のフリー走行の時点で、すでに29℃を記録。タイヤに厳しい条件となったが、快調にラップを刻んだペドロサが、フリー走行で総合2番手を獲得。中野5番手、ヘイデン6番手、ドヴィツィオーゾ9番手と、トップから1秒以内に9人という接戦の中で、4人のHonda勢が名前を連ねた。
中でも2日間ともに快調な走りを見せたペドロサは、今季初のポールポジション(PP)が期待された。しかし、予選用タイヤでのアタックが思うようにいかず、5番手に終わる。初日から好調をキープしている中野も、予選用タイヤによるアタックで痛恨の転倒を喫し13番手に終わった。また、ペドロサ同様にPPの期待が寄せられたヘイデンは10番手、ドヴィツィオーゾは11番手。ともにアタック中にスリップダウンを喫し、ポジションを落とした。その一方で、セッションをこなすごとに確実にタイムを更新したデ・ピュニエは、転倒を喫するも9番手にポジションアップ。デ・アンジェリスは16番手だった。
午前のフリー走行までの好調を予選用タイヤでのアタックにつなげられなかったHonda勢だが、レース用タイヤでは快調にラップを刻んでおり、各チームのムードも上々。決勝での巻き返しが注目される。
250ccクラスは、アルバロ・バウティスタ(アプリリア)がPPを獲得。高橋裕紀(JiR Team Scot 250)は10番手、ラタパーク・ウィライロー(Thai Honda PTT SAG)は18番手だった。初日10番手の高橋は、この日も順調にセットアップを進め、セッション中盤には7番手まで浮上。さらなるポジションアップが期待されたが、痛恨の転倒を喫し10番手となった。しかし、好調な走りを見せており、決勝では今季2度目の表彰台を狙う。初日16番手のウィライローは、タイムを短縮したものの18番手に終わった。
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