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 ロードレース世界選手権

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バレンシア VALENCIA GP
バレンシアグランプリ
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ROUND
#18
NOVEMBER 03, 2007
 
リザルト

ペドロサ4戦連続PP、ヘイデン3番手。Repsol Honda Teamの2人がフロントローから最終戦に挑む

第18戦 バレンシアGP

2007年11月3日(土)・予選
会場:バレンシア・サーキット
天候:晴れ
気温:21℃
コースコンディション:ドライ

最終戦バレンシアGPの予選は、フリー走行で3番手につけたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が一気にタイムを短縮、地元スペインで見事、4戦連続のPPを獲得した。2番手にケーシー・ストーナー(ドゥカティ)、3番手にニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)と、Repsol Honda Teamの2人が絶好のグリッドから決勝に挑むことになった。

第18戦 バレンシアGP

2日目は、朝から青空が広がる絶好のコンディション。最高気温は21℃とそれほど上がらなかったが、風もなく穏やかな一日。シーズンを通じてもっとも観客を集めるバレンシアだが、今年も土曜日から大勢のファンがスタンドを埋め尽くし、地元のペドロサの快走に大きな歓声が上がった。

ペドロサは、2日目3回目のフリー走行でも順調にセットアップを進めた。フロントのセッティングにやや課題を残したが、安定したラップタイムを刻み、MotoGPクラスでは自身初となる、スペイン大会制覇に期待が高まった。

初日9番手と苦しいスタートとなったヘイデンは、2日目もタイヤの選択に苦しんだ。特にリアタイヤのフィーリングに苦しんだ。しかし、予選では一気にタイムを上げて3番手に浮上。Repsol Honda Teamの2人がそろってフロントローから決勝に挑むのは、第12戦チェコGP、第15戦日本GPに続き、今季3回目。チームとして第14戦ポルトガルGP以来、5戦連続のPP獲得となった。

以下、ランディ・デ・ピュニエ(カワサキ)、シルヴァン・ギュントーリ(ヤマハ)、玉田誠(ヤマハ)、ジョン・ホプキンス(スズキ)、ロリス・カピロッシ(ドゥカティ)と続き、9番手カルロス・チェカ(Honda LCR)、10番手にマルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)。ここまでがペドロサから1秒差以内という接戦。中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)13番手、トニ・エリアス(Team Honda Gresini)14番手、Hondaエンジンを搭載するKR212Vのカーティス・ロバーツ(Team Roberts)は18番手だった。

250ccクラスは、ミカ・カリオ(KTM)がPPを獲得。初日2番手につけた高橋裕紀(Scot Racing Team)が今季初のフロントローとなる3番手を獲得。今季初表彰台への期待が膨らんだ。以下、Honda勢は、フリアン・シモン(Repsol Honda 250)7番手、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)10番手、初日3番手と好調だった青山周平(Repsol Honda 250)は、転倒を喫して12番手へとポジションを落とした。

125ccクラスは、ガボール・タルマクシ(アプリリア)がPPを獲得。Honda勢は、エスティーブ・ラバトが11番手、ブラッドリー・スミス12番手。ワイルドカードで出場の中上貴晶が20番手と健闘した。

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COMMENT

コメント

Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP ポールポジション)
  「またポールポジションを取ることができた。地元ファンの前だったので、特にうれしい。たくさんの人たちがスペイン人の活躍を祈っている。明日も期待に応えたい。今日も、マシンのセットアップに多くの時間を割いた。ラップタイムが接近しているし、安心できる状態というのはない。明日のレースは30ラップと長いので、タイヤが最後まで持つかどうかが重要になる。今日はタイヤがうまく機能してくれたし、ラップタイムもよかった。予選タイヤのアタックも順調だった。明日はいいスタートを切って、優勝に向けて全力を尽くしたい」
Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 3番手)
「予選タイヤのアタックは、楽しく乗ることができた。レースタイヤよりも2秒半も速く走ることができたからね。それにしても、レース用のセットアップは最悪だった。ここまで、リアの16インチタイヤは、とてもうまく機能してきた。しかし今回は、最後までいいフィーリングを得られなかった。明日の決勝に向けて、さらにベストな状態を追求したい。それでもフロントローに並べたことは大きなアドバンテージになる。バイクの状態は決していいとは言えないが、決勝レースがどういう展開になるかは分からないし、最後までベストを尽くしたい」
Carlos Checa カルロス・チェカ(MotoGP 9番手)
「昨夜、激しい胃痛に襲われ、午前中のフリー走行をキャンセルしなければならなかった。それで9番手なのだから、とても満足している。今はまだ血液検査の結果を待っている状態だ。明日、この体調で30ラップのレースを走りきれるかどうかわからない。しかし、自分にとってこれが最後のグランプリになるので、ベストを尽くしたい」
Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP 10番手)
「レース用タイヤでは、今日も、安定したいいペースで走ることができた。しかし、予選タイヤのアタックがうまくいかず、4列目からのスタートになったことは残念だった。しかし、このサーキット特有の右側のコーナーでタイヤが温まり難いという問題がそれほどではないので、このアドバンテージを生かしたい。明日は、いいスタートを切って、序盤に前に出たい。表彰台に立つことも不可能ではない」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 13番手)
「レース用タイヤのセットアップは完全ではないが、とりあえず、現状のベストの状態に仕上げることができた。ただ、ラップタイムが安定していないので、明日に向けて、さらにセッティングを進めたい。予選用タイヤのアタックは、途中まではよかったのだが、フロントを滑らせて転倒しそうになった。それでタイムをロスしたのが残念だった。明日のレースは30ラップと長く厳しいレースになる。今年最後なので、悔いのないレースにしたい」
Toni Elias トニ・エリアス(MotoGP 14番手)
「厳しい2日間だった。いいトラクションを得られず、予選タイヤでも、フィーリングはよくなかった。明日の決勝に向けて、この問題を解決しなくてはいけない。タイヤのチョイスもできなかった。決勝は30ラップと長いので、決勝に向けていい状態になることを祈っている」
Kurtis Roberts カーティス・ロバーツ(MotoGP 18番手)
「残念な結果だが、いいポイントを見つけることができたことはよかった。インフィールドは悪くなかったのだが、コーナーの立ち上がりで置いていかれた。明日は、何台かのライダーと戦うことができると思うし、ベストリザルトを狙いたい」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team 監督
「ポルトガルから5戦連続、ダニにとっては、これで4戦連続のPP獲得。2人のライダー、とくにダニのがんばりには感謝しなくてはいけない。今日の結果にはとても満足している。ニッキーは、リアタイヤのフィーリングに苦しんできたが、予選ではすばらしい走りを見せてくれた。ダニはフロントにいくつか課題を残しているが、まずまず順調だった。明日のレースは、30ラップと長丁場なので、燃費、タイヤに厳しいレースになる。シーズン最後のレース。明日は、優勝を狙っていく」
Yuki Takahashi 高橋裕紀(250cc 3番手)
「今日はいくつか違うセッティングを試したのだが、最終的に昨日のセッティングに戻った。決勝に向けてラップタイムも安定しているし、昨日、今日と気持ちよく乗れている。ベストタイムはソフトタイヤで出したが、2日間を通じていいフィーリングだった。明日は、トップグループでレースができると思うし、今年のベストリザルトを狙っていきたい」
Shuhei Aoyama 青山周平(250cc 12番手)
「昨日はまずまずだったが、今日は、思ったように走れなかった。バイクのセッティングもうまくいかず、予選では激しく転んでしまった。今日は35秒台を狙っていたので残念だった。転倒で左足をねんざした。明日の決勝は厳しいレースになりそうだ。でも、シーズン最後のレースなので、最後まで全力を尽くしたい」
Takaaki Nakagami 中上貴晶(125cc 20番手)
「目標にしていた40秒台は出せなかった。グリッドも、目標の4列目までに並べず悔しかった。しかし、自己ベストを0.7秒短縮できたし、速いライダーの走りを見ることができて、得るものは多かった。決勝はポイントを取りたい。とにかく、楽しく走りたい」
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RESULT

予選リザルト

MotoGP
ROUND
#18
NOVEMBER 03, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 26 ダニ・ペドロサ Honda M 1:31.517
2 27 C.ストーナー ドゥカティ B +0.086
3 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +0.386
4 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B +0.446
5 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +0.557
6 6 玉田誠 ヤマハ D +0.634
7 21 J.ホプキンス スズキ B +0.648
8 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +0.744
9 7 カルロス・チェカ Honda M +0.756
10 33 マルコ・メランドリ Honda B +0.850
11 71 C.バーミューレン スズキ B +1.100
12 4 A.バロス ドゥカティ B +1.197
13 56 中野真矢 Honda M +1.213
14 24 トニ・エリアス Honda B +1.273
15 5 C.エドワーズ ヤマハ M +1.504
16 13 A.ウェスト カワサキ B +1.714
17 46 V.ロッシ ヤマハ M +1.773
18 80 カーティス・ロバーツ KR212V M +1.914
19 57 C.デイビス ドゥカティ B +2.919
250cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 36 M.カリオ KTM 1:35.166
2 1 J.ロレンゾ アプリリア +0.167
3 55 高橋裕紀 Honda +0.457
4 58 M.シモンセリ ジレラ +0.546
5 80 H.バルベラ アプリリア +0.561
6 19 A.バウティスタ アプリリア +0.600
7 60 フリアン・シモン Honda +0.792
8 6 A.デボン アプリリア +0.796
9 3 A.デ・アンジェリス アプリリア +0.819
10 34 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +0.819
12 73 青山周平 Honda +0.937
125cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 14 G.タルマクシ アプリリア 1:39.029
2 55 H.ファウベル アプリリア +0.373
3 33 S.ガデア アプリリア +0.716
4 52 L.ペセック デルビ +0.763
5 22 P.ニエト アプリリア +0.848
6 24 S.コルシ アプリリア +0.971
7 18 N.テロール デルビ +1.019
8 75 M.パシーニ アプリリア +1.030
9 44 P.エスパルガロ アプリリア +1.250
10 11 S.コルテセ アプリリア +1.258
   
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