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 ロードレース世界選手権

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マレーシア MALAYSIAN GP
マレーシアグランプリ
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ROUND
#17
OCTOBER 20, 2007
 
リザルト

ペドロサ、3戦連続PP。メランドリ3番手、ヘイデン6番手と好位置から決勝に挑む

第17戦 マレーシアGP

2007年10月20日(土)・予選
会場:セパン・サーキット
天候:曇り/晴れ
気温:34℃
コースコンディション:ドライ

第17戦マレーシアGP予選で、初日4番手のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が一気にトップへ浮上。日本GP、オーストラリアGPに続く3戦連続、今季4回目となるポールポジションを獲得した。2番手はケーシー・ストーナー(ドゥカティ)で、わずか0.041秒差という接戦だった。3番手のマルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)は、今季2回目のフロントロー。ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)は、2列目6番手から決勝に挑む。

第17戦 マレーシアGP

不安定な天候に苦しまされた初日に続き、2日目も雲の多い天候となったが、時折り青空が広がるまずまずのコンディションだった。午後の予選では、最高気温が34℃まで上昇。路面温度も50℃と厳しい暑さとなった。ペドロサは午前中のフリー走行で9番手と苦戦していたが、路面温度が20℃近くも上昇した予選では快走を披露した。今大会では、125cc、250ccクラスに続く、初の3クラス制覇に挑む。

午前中のフリー走行で8番手だったメランドリも、予選で3番手に浮上。第10戦ドイツGP以来のフロントローを獲得した。不安定な天候だった初日に2番手だったメランドリは、2日目のフリー走行では決勝に向けたセットアップに専念して8番手。そこから予選で一気にタイムを短縮した。また、フリー走行で4番手のヘイデンも、予選タイヤでのアタックで好走し、ペドロサから0.348秒遅れの6番手。トップのペドロサから1秒差以内に11台がひしめく接戦の中で、好グリッドを獲得した。

以下、トニ・エリアス(Team Honda Gresini)8番手、中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)14番手、カルロス・チェカ(Honda LCR)16番手。Hondaエンジン搭載のKR212Vを駆るカーティス・ロバーツは20番手だった。

250ccクラスは青山博一(KTM)がPPを獲得。Honda勢はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)が、今季11回目のフロントローとなる4番手を獲得。以下、フリアン・シモン(Repsol Honda 250)8番手、高橋裕紀(Scot Racing Team)12番手、青山周平(Repsol Honda 250)16番手。

125ccクラスはヘクター・ファウベル(アプリリア)がPPを獲得。Honda勢はアレクシス・マスボーが12番手、ブラッドリー・スミスは15番手、エスティーブ・ラバトは17番手から、追い上げのレースに挑む。

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COMMENT

コメント

Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP ポールポジョション)
  「3戦連続でPPを獲得できたことは、すばらしい。いいグリッドを得られたことで、いいスタートを切るチャンスを得た。だが、大事なのは決勝レースだからね。予選タイヤのアタックは、本当にうまくいった。午前と午後で路面のコンディションが大きく変わり、気温も路面温度も上がったにもかかわらず、大幅にタイムを短縮することができた。今日はいろいろなタイヤをテストしたが、決勝でどれを使うかは、明日の天候を見て決めたい」
Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP 3番手)
「今日はフロントローを獲得することができた。レース用タイヤでもペースがよかったので、本当にハッピーな一日だった。マシンの状態はよく、すぐにペースを上げることができた。ストレートも伸びている。今日はタイヤもマシンもすばらしかった。今季ベストの状態だが、明日は体力的にもタイヤにも厳しいレースになりそうだ」
Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 6番手)
「気温も路面温度も低かった午前中に比べ、午後はいいペースで走ることができた。しかし、暑くなったときのセッティングは完ぺきではなく、さらにセットアップを進めなくてはいけない。決してよい一日ではなかったが、6番手というのはそれほど悪くない。予選用タイヤのアタックは完ぺきではなかった。前戦オーストラリアGP同様、コース終盤でタイヤがソフトになりすぎてしまった。それでも2列目に並ぶことができた。この2日間、気温の変化が激しく、決勝に向けてタイヤの選択が難しい。明日はいいスタートを切って、トップグループについていかなければならない」
Toni Elias トニ・エリアス(MotoGP 8番手)
「今日はチームと一緒にいい仕事ができた。マシンの状態はよかったし、タイヤのテストもすることができた。午前、午後ともにメニューを消化できた。もっといいグリッドを得られたと思うが、時間が足りなかった。明日はいいスタートをきって、トップグループでレースをしたい」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 14番手)
「昨日の転倒の影響で背中と胸が痛く、午前中のフリー走行はいい走りができなかった。午後は痛みも和らぎ普通に走れたが、フロントのフィーリングがよくなく、タイムを上げることができなかった。セッティングが完ぺきではないので、予選用タイヤのアタックも完ぺきではなかった。明日はサバイバルレースになりそうなので、最後まで全力を尽くしたい」
Carlos Checa カルロス・チェカ(MotoGP 16番手)
「シャシーもエンジンも、シーズンの途中で新しいものに代わり、よくなっているのに、シーズン前のテストに比べて1.5秒も遅いのは普通ではない。予選用タイヤはまったく機能しなかった。跳ねとチャターに苦しんだし、旋回性も悪かった。決勝に向けて、何とかこの状況を改善したい。最後まであきらめない」
Kurtis Roberts カーティス・ロバーツ(MotoGP 20番手)
「フロントのフィーリングが悪く、グリップを得るために努力した。今日のベストタイムは、レース用タイヤで出したものだ。とにかくフロントのフィーリングを改善しなくてはいけない」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team 監督
「午前と午後で路面コンディションが大きく変わる、難しい一日だった。そういう状況の中で、ダニはすばらしい走りを見せてくれた。これで3戦連続PP。ポルトガルGPのニッキーのPPを含めると、我がチームは4戦連続でPPを獲得したことになる。それをなかなか結果に結びつけられずにいるので、今回こそは結果につなげたい。明日の決勝も天候がどうなるか分からないが、いずれにしても難しいレース、厳しい戦いになることは間違いない。ダニもニッキーも、リアタイヤに問題はなさそうなので、あとは決勝に向けてフロントのフィーリングを少しでも改善していきたい」
Andrea Dovizioso アンドレア・ドヴィツィオーゾ(250cc 4番手)
「フロントのフィーリングが格段によくなって、とてもうれしい。おかげで、ハイスピードコーナーをいいリズムで走ることができた。午後の予選は路面温度が上がったことで、マシンのセッティングもいい方向に進んだ。今日と同じようなコンディションなら、いいレースができると思っている。今回はとてもリラックスしてレースに挑めている。とにかく勝つことだけを考えている」
Yuki Takahashi 高橋裕紀(250cc 12番手)
「午前中はいい感じで走れたが、午後の予選はセットアップがまとまらず、思うような走りができなかった。セッション終了後に、リアブレーキを踏みすぎていたことが分かり、右足の感覚がまだ完全ではないことを改めて痛感した。明日のウオームアップ走行で、もう一度セッティングを見直して決勝に挑みたい」
Shuhei Aoyama 青山周平(250cc 16番手)
「昨日と同じく、全体的にスピードが遅く、タイムも上げられなかった。マシンとタイヤに大きな問題はないのだが、回り込むコーナーでうまく走れなかった。このサーキットはブレーキングのタイミングが難しい。明日の決勝は、トップグループについていくのは厳しいが、セカンドグループには何とかついていけると思っている」
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RESULT

予選リザルト

MotoGP
ROUND
#17
OCTOBER 20, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 26 ダニ・ペドロサ Honda M 2:01.877
2 27 C.ストーナー ドゥカティ B +0.041
3 33 マルコ・メランドリ Honda B +0.067
4 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B +0.230
5 13 A.ウェスト カワサキ B +0.325
6 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +0.348
7 71 C.バーミューレン スズキ B +0.424
8 24 トニ・エリアス Honda B +0.555
9 46 V.ロッシ ヤマハ M +0.589
10 21 J.ホプキンス スズキ B +0.820
11 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +0.831
12 4 A.バロス ドゥカティ B +1.145
13 5 C.エドワーズ ヤマハ M +1.163
14 56 中野真矢 Honda M +1.356
15 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +1.531
16 7 カルロス・チェカ Honda M +1.648
17 57 C.デイビス ドゥカティ B +2.320
18 6 玉田誠 ヤマハ D +2.437
19 9 青木宣篤 スズキ B +2.727
20 80 カーティス・ロバーツ KR212V M +3.527
250cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 4 青山博一 KTM 2:07.429
2 36 M.カリオ KTM +0.032
3 1 J.ロレンゾ アプリリア +0.192
4 34 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +0.246
5 19 A.バウティスタ アプリリア +0.356
6 12 T.ルシ アプリリア +0.510
7 80 H.バルベラ アプリリア +0.719
8 60 フリアン・シモン Honda +1.067
9 3 A.デ・アンジェリス アプリリア +1.316
10 15 R.ロカテッリ ジレラ +1.524
12 55 高橋裕紀 Honda +2.141
16 73 青山周平 Honda +3.235
125cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 55 H.ファウベル アプリリア 2:13.327
2 14 G.タルマクシ アプリリア +0.116
3 11 S.コルテセ アプリリア +0.814
4 44 P.エスパルガロ アプリリア +0.839
5 24 S.コルシ アプリリア +1.020
6 71 小山知良 KTM +1.113
7 52 L.ペセック デルビ +1.303
8 6 J.オリベ アプリリア +1.396
9 22 P.ニエト アプリリア +1.411
10 75 M.パシーニ アプリリア +1.471
   
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