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 ロードレース世界選手権

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マレーシア MALAYSIAN GP
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ROUND
#17
OCTOBER 19, 2007
 
リザルト

不安定な天候の中でメランドリ3番手、ペドロサ4番手と、まずまずのスタートを切る

第17戦 マレーシアGP

2007年10月19日(金)・1日目
会場:セパン・サーキット
天候:曇り/雨
気温:29℃
コースコンディション:ドライ/ウエット

前戦オーストラリアGPからの2連戦となる第17戦マレーシアGPが、19日、クアラルンプール郊外のセパン・サーキットで開幕。気温は29℃と高かったが、雲の多い天候で、午前、午後と2度の雨が降った。そのために、午前中1回目の走行は、ドライからウエット。午後2回目の走行はウエットからドライに変化する難しいコンディションとなった。初日のトップタイムはランディ・デ・ピュニエ(カワサキ)。2番手にケーシー・ストーナー(ドゥカティ)、3番手にマルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)、4番手にダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)と続いた。

第17戦 マレーシアGP

Honda勢でトップにつけたメランドリは、午前中の走行は10番手と出遅れたが、午後の走行では一気にタイムを上げて3番手に浮上した。セパンは、今大会に向けて路面がほぼ全面改修を受けている。これまで選手たちを苦しめていた路面のバンプは改善されたが、新しい路面のグリップに選手たちは苦戦。加えて不安定な天候の中で、手探りの一日となった。

ペドロサは、午前中の走行で2番手と好調なスタートを切った。午後も順調にセットアップを進めたが、フロントのセットアップに多くの時間を費やして4番手にダウン。しかし、手ごたえある走りに、3戦連続PPへの期待が膨らんだ。

以下、Honda勢は、トニ・エリアス(Team Honda Gresini)6番手。ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)10番手。カルロス・チェカ(Honda LCR)11番手。午前、午後と転倒を喫した中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)は18番手。Hondaエンジン搭載のKR212Vを駆るカーティス・ロバーツ(Team Roberts)は20番手だった。

250ccクラスは、ホルヘ・ロレンゾ(アプリリア)が暫定PP。ランキング2位につけるアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)が2番手。以下、フリアン・シモン(Repsol Honda 250)9番手、高橋裕紀(Scot Racing Team)13番手、ラタパー・ウィライロー(Honda)が14番手、青山周平(Repsol Honda 250)は15番手だった。250ccクラスは午前中のフリー走行がウエット、午後の予選はドライだった。

125ccクラスは、パブロ・ニエト(アプリリア)が暫定PP。マイク・ディ・ミリオ(Honda)6番手、エスティーブ・ラバト(Honda)8番手、ブラッドリー・スミス(Honda)は10番手だった。午後の予選は、ウエットからドライに変化していく難しいコンディションとなった。

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COMMENT

コメント

Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP 3番手)
「新しい路面は、まだ少しバンプがあるけれど、グリップは悪くなかった。午前から午後にかけて路面コンディションは大きく変化した。明日はもっとよくなるはずだ。今日は、タイヤの選択もよく、順調だった。明日は違うタイヤを試してみたい。日曜日の決勝に向けて、天候が安定することを望む」
Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP 4番手)
  「セットアップも進み、順調な一日だった。新しい路面も問題はなさそうだ。まだ何個所かで小さいバンプがたくさんあるが、それほど気にはならない。ただ、路面が新しくなったせいで、いままでとは違うフィーリングだった。これも週末に向けて改善されていくと思う。今日は雨のために、両セッションでちょっと時間を無駄にしたが、ドライで走れてラッキーだった。明日もセットアップを進め、いいグリッドを獲得したい。3戦連続PPを取ることができたらすばらしいが、今回も接戦になると思う」
Toni Elias トニ・エリアス(MotoGP 6番手)
「セットアップはまだ完全じゃない。やらなくてはいけないこともたくさんあるが、6番手というポジションに満足している。午後の走行は、路面が新しいために乾いているのかどうか判断しにくくて難しかった」
Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 10番手)
「午前中の走行は、それほど悪くなかった。順調にペースを上げることもできた。午後のセッションは、ウエットからドライに変わる状態で、レインとインターミディでちょっと長く走りすぎたようだ。日曜日の決勝でインターミディを使うようなコンディションなら、いまの状態では厳しい。路面のグリップが上がれば解決すると思うが、よりベストなタイヤを見つけなければならない」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 18番手)
「今日はすべてが裏目に出てしまった。午前中は、前を走っていたデイビス(ドゥカティ)が突然スローダウンして、気がついたときには避けられず接触してしまった。午後は、路面の状況が微妙で、どこまで攻めていいのかわからなかった。もう大丈夫かなと思ってペースを上げていったらフロントから転んでしまった。今日はフロントのセッティングを大きく振ったが、バランスが崩れてうまくいかなかった。気持ちを切り替えて明日のセッションに臨みたい」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team 監督
「今日は不安定な天候だったが、午前中は50分間、午後は40分間、ドライコンディションで走ることができた。今日の天候を考えると幸運だった。こういうコンディションの中でも、ダニはかなり順調だった。路面が変わってもフィーリングは悪くなさそうだった。ニッキーは、午前中はまずまず順調だったが、ウエットからドライになった午後の走行は、レインとインターミディのタイヤで走行しすぎて、スリックに換えてから、いいリズムにならなかった。明日の天候を予想するのは難しいが、路面の状態はよくなっていくと思うので、セットアップを進めたい」
Andrea Dovizioso アンドレア・ドヴィツィオーゾ(250cc 2番手)
「路面が新しくなって、ブレーキングポイントが変わるなど、いままでと違う走りを要求されたが、今日は順調だった。数字上では、チャンピオンシップはまだ終わっていないが、逆転するのは厳しい。残り2戦、とにかく勝つつもりで全力を尽くす」
Yuki Takahashi 高橋裕紀(250cc 13番手)
「今日は何種類かのタイヤを試したが、どのタイヤでも順調にセットアップは進んだ。フィーリングもよく、いい走りができると思った。しかし、午後の予選では、すべてアタックが不発に終わった。とはいえ、走り出しから感じはいいので、2日目はちゃんとタイムを出せると思う」
Shuhei Aoyama 青山周平(250cc 15番手)
「今日は、ウエットもドライも、思うように走れなかった。路面が新しくなったせいなのか、グリップしている感じがなくて、難しかった。順位は悪いが、気分としてはそれほど悪くない。明日は、セッティングの方向性を失敗しないようにセットアップを進めていきたい」
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RESULT

1日目総合リザルト

MotoGP
ROUND
#17
OCTOBER 19, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B 2:02.917
2 27 C.ストーナー ドゥカティ B +0.011
3 33 マルコ・メランドリ Honda B +0.744
4 26 ダニ・ペドロサ Honda M +0.850
5 13 A.ウェスト カワサキ B +0.908
6 24 トニ・エリアス Honda B +1.114
7 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +1.177
8 71 C.バーミューレン スズキ B +1.538
9 21 J.ホプキンス スズキ B +1.577
10 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +1.835
11 7 カルロス・チェカ Honda M +1.853
12 4 A.バロス ドゥカティ B +1.857
13 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +2.023
14 5 C.エドワーズ ヤマハ M +2.245
15 9 青木宣篤 スズキ B +2.317
16 46 V.ロッシ ヤマハ M +2.504
17 57 C.デイビス ドゥカティ B +2.980
18 56 中野真矢 Honda M +3.022
19 6 玉田誠 ヤマハ D +3.512
20 80 カーティス・ロバーツ KR212V M +4.116
 

予選1リザルト

250cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 1 J.ロレンゾ アプリリア 2:08.876
2 34 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +0.092
3 19 A.バウティスタ アプリリア +0.279
4 12 T.ルシ アプリリア +0.511
5 36 M.カリオ KTM +0.771
6 58 M.シモンセリ ジレラ +0.856
7 4 青山博一 KTM +1.212
8 15 R.ロカテッリ ジレラ +1.633
9 60 フリアン・シモン Honda +1.652
10 80 H.バルベラ アプリリア +1.820
13 55 高橋裕紀 Honda +2.459
15 73 青山周平 Honda +2.608
125cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 22 P.ニエト アプリリア 2:23.886
2 75 M.パシーニ アプリリア +2.706
3 52 L.ペセック デルビ +2.887
4 14 G.タルマクシ アプリリア +2.955
5 17 S.ブラドル アプリリア +3.679
6 63 M.ディ・ミリオ Honda +4.017
7 11 S.コルテセ アプリリア +4.169
8 12 E.ラバト Honda +4.173
9 60 M.ランセダー デルビ +4.485
10 38 B.スミス Honda +4.592
   
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