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 ロードレース世界選手権

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オーストラリア AUSTRALIAN GP
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ROUND
#16
OCTOBER 13, 2007
 
リザルト

ペドロサ2戦連続PP。ヘイデン4番手と、Repsol Honda Teamの2人が好グリッドから決勝に挑む

第16戦 オーストラリアGP

2007年10月13日(土)・予選
会場:フィリップアイランド・サーキット
天候:雨/曇り
コースコンディション:ドライ/ウエット
気温:16℃

第16戦オーストラリアGPの予選は、前日に続き不安定な天候となり、気温も16℃と低く、難しいコンディションとなったが、Honda勢が好走を見せた。前戦日本GPで今季2回目のPPを獲得したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が今大会も好調で、2戦連続PPを獲得した。2番手にはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、3番手にケーシー・ストーナー(ドゥカティ)。惜しくもフロントローを逃すことになったが、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)が4番手につけた。

第16戦 オーストラリアGP

2戦連続、今季3回目のPPを獲得したペドロサは、初日は激しく変化する路面コンディションと強風に苦しんだが、この日は、課題になっていた車体バランスの改善に成功、予選では見事、トップタイムをマークした。

昨年の大会でPPを獲得、オフのテストでもベストタイムをマークするなど、このサーキットを得意とするヘイデンは、初日9番手から4番手に浮上。昨年の大会では、“フラッグ・トゥ・フラッグ”という波乱のレースで優勝を逃しているだけに、今年はその雪辱に闘志を燃やしている。

以下、Honda勢は、中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)8番手、マルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)12番手、カルロス・チェカ(Honda LCR)13番手、トニ・エリアス(Team Honda Gresini)18番手。Hondaエンジン搭載のKR212Vに乗るカーティス・ロバーツ(Team Roberts)は19番手だった。

中野は、昨年の大会でレース中盤までトップを快走するなど、このサーキットを得意としている。後半戦に入って調子を上げているだけに、決勝では今季ベストリザルト獲得への期待が膨らむ。初日2番手のメランドリは、予選タイヤのアタックに失敗して12番手へと大きくポジションダウン。しかし、得意とするサーキットだけに追い上げのレースに注目だ。

250ccクラスは、ホルヘ・ロレンゾ(アプリリア)がPPを獲得。Honda勢はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)7番手、フリアン・シモン(Repsol Honda 250)9番手、青山周平(Repsol Honda 250)10番手、高橋裕紀(Scot Racing Team)12番手。

125ccクラスは、マティア・パシーニがPPを獲得。エスティーブ・ラバト11番手、マイク・ディ・ミリオ12番手、ブラッドリー・スミス13番手と、250ccと125ccクラスのHonda勢は、追い上げのレースとなる。両クラスともに、午前中はウエット、午後の予選がドライと難しいコンディションになっただけに、決勝での巻き返しに期待される。

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COMMENT

コメント

Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP ポールポジション)
  「今回もPPを獲得することができてうれしい。今日は本当にいい走りができたし、フィリップアイランドの自己ベストも刻むことができた。今日はドライで走ることができてよかった。予選タイヤのアタックも、1回目から2回目にかけて、大きくタイムを短縮することができた。明日はいい天気になってくれることを望む。前回の日本GPもPPを取ったが、天候が崩れたことがレースに影響した。今日はレースタイヤで安定したラップを刻めた。チャンピオンシップのトップ3がフロントローからスタートする。いいレースをしたい」
Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 4番手)
「予選で4番手までポジションを上げることができてよかった。もちろん、フロントローに並びたかったが、4番手というのは悪くはない。予選タイヤのアタックはかなり気持ちよく走れたが、左コーナーの最終セクションでタイヤのスライドが激しかった。レースタイヤでは、予選タイヤほどよくなかったので、明日に向けてセットアップを進めたい。とにかく、明日は晴れることを望んでいる」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 8番手)
「今日の結果には満足している。予選タイヤのアタックではクリアラップを取れなかったが、まずまずだった。しかし、レース用タイヤは、今日も気温が低かったことで最後まで決められなかった。明日の天候を見て、最終的にタイヤのチョイスをしなければならない。決勝はドライかウエット。中途半端なコンディションだけは避けたい」
Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP 12番手)
「フリープラクティスに比べて、予選セッションはうまくいかなかった。気温も路面温度も低く、バイブレーションが出るようになり、完ぺきな走りができなかった。まだ使っていないタイヤがあるので、明日のウオームアップで、それを試したい。決勝は、天候が大きなカギを握りそうだ」
Carlos Checa カルロス・チェカ(MotoGP 13番手)
「昨日から前進することができなかった。フロントのセッティングが決まらず、特に高速コーナーで、フロンドのスライドに苦しんだ。今日は何回も転びそうになった。このサーキットは好きだが、セッティングが決まらないとうまく走れないので、ウオームアップでいいセッティングを見つけたい」
Toni Elias トニ・エリアス(MotoGP 18番手)
「バイクのセットアップが決まらず、いいタイムを出すことができなった。ここは高速サーキットなので、問題を抱えているときは、タイムを出すこともできない。ウオームアップでいい状態を見つけなくてはいけない」
Kurtis Roberts カーティス・ロバーツ(MotoGP 19番手)
「このコースを走るのは10年ぶりで、まだ、コースに慣れている段階だ。しかし、ここ数戦で抱えている車体のバランスの問題は依然として解決していない。特にドライコンディションになると厳しいので、できることなら、明日はウエットで走りたい」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team 監督
「まずは、PPを獲得したダニにおめでとうと言いたい。2戦連続でPPを獲得したことはすばらしいパフォーマンスだった。午後の予選はドライで走ることができて、セットアップも進んだ。ニッキーは、ほんの少しの差でフロントローを逃したが、4番グリッドを獲得した。これもよかった。レースタイヤでは、ライバル勢の方にややアドバンテージがある。明日のウオームアップで、さらにセットアップを進めなくてはいけない。明日は、さらに天気がよくなることを望んでいる。2人ともに、いいレースをしてくれるはずだ」
Andrea Dovizioso アンドレア・ドヴィツィオーゾ(250cc 7番手)
「昨日の問題を解決することができなかった。ロレンゾとのギャップはあまりにも大きく、明日は厳しいレースになりそうだ。しかし、最後まであきらめない。全力を尽くす」
Shuhei Aoyama 青山周平(250cc 10番手)
「昨日に比べて、あまりいいフィーリングで走ることができなかった。目標は33秒台に入れることだったが、それも達成することができなかった。今日はスローコーナーの出口でリアタイヤのスライドが激しかった。明日の天気を見てタイヤを決めたい」
Yuki Takahashi 高橋裕紀(250cc 12番手)
「昨日から今日にかけて、バイクのセッティングが悪い方向にいってしまった。今日は、フロントもリアもいろいろなセッティングを試したが、よくならなかった。セッション終盤、速いタイムを出している選手についてタイムを出そうと思ったが、それも果たせなかった。明日は厳しいレースになりそうだ」
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RESULT

予選リザルト

MotoGP
ROUND
#16
OCTOBER 13, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 26 ダニ・ペドロサ Honda M 1:29.201
2 46 V.ロッシ ヤマハ M +0.218
3 27 C.ストーナー ドゥカティ B +0.615
4 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +0.731
5 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +0.889
6 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B +0.909
7 4 A.バロス ドゥカティ B +1.124
8 56 中野真矢 Honda M +1.411
9 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +1.420
10 13 A.ウェスト カワサキ B +1.448
11 5 C.エドワーズ ヤマハ M +1.475
12 33 マルコ・メランドリ Honda B +1.877
13 7 カルロス・チェカ Honda M +2.002
14 21 J.ホプキンス スズキ B +2.185
15 6 玉田誠 ヤマハ D +2.394
16 71 C.バーミューレン スズキ B +2.609
17 57 C.デイビス ドゥカティ B +2.842
18 24 トニ・エリアス Honda B +3.241
19 80 カーティス・ロバーツ KR212V M +3.747
250cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 1 J.ロレンゾ アプリリア +1:32.884
2 80 H.バルベラ アプリリア +0.886
3 19 A.バウティスタ アプリリア +0.936
4 3 A.デ・アンジェリス アプリリア +0.940
5 58 M.シモンセリ ジレラ +0.970
6 4 青山博一 KTM +1.048
7 34 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +1.269
8 12 T.ルシ アプリリア +1.301
9 60 フリアン・シモン Honda +1.415
10 73 青山周平 Honda +1.528
12 55 高橋裕紀 Honda +2.106
125cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 75 M.パシーニ アプリリア 1:38.078
2 35 R.デ・ローザ アプリリア +0.026
3 52 L.ペセック デルビ +0.028
4 71 小山知良 KTM +0.304
5 24 S.コルシ アプリリア +0.450
6 55 H.ファウベル アプリリア +0.509
7 33 S.ガデア アプリリア +0.896
8 6 J.オリベ アプリリア +0.899
9 14 G.タルマクシ アプリリア +1.056
10 11 S.コルテセ アプリリア +1.111
   
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