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 ロードレース世界選手権

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サンマリノ SAN MARINO GP
サンマリノグランプリ
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ROUND
#13
SEPTEMBER 01, 2007
 
リザルト

ヘイデン2戦連続フロントロー。ペドロサは2列目6番手から決勝に挑む

第13戦 サンマリノGP

2007年9月1日(土)・予選
会場:ミサノ・サーキット
天候:晴れ
気温:23℃
コースコンディション:ドライ

14年ぶりにグランプリが復活したミサノ。初日は大雨のために午後の走行がキャンセルされたが、2日目は朝から青空が広がり、絶好のコンディションの中で予選が行われた。一周4.180km。最高時速は240km台と低いが、平均時速は160kmと高い。初日がウエットだったこともあり、2日目は、セッションをこなすごとにラップタイムは上がった。午後の予選セッションは、上位陣の壮絶なアタック合戦となり、ケーシー・ストーナー(ドゥカティ)がPPを獲得。2番手にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)が3番手でフロントローを獲得した。

第13戦 サンマリノGP

この日は、PPから1秒差以内に9台という接戦。ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)6番手。カルロス・チェカ(Honda LCR)7番手。初日トップタイムをマークしたマルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)は12番手。中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)は14番手。ウエットコンディションの初日の走行をキャンセルしたトニ・エリアス(Team Honda Gresini)が15番手。カーティス・ロバーツ(Team Roberts)は18番手だった。

2戦連続でフロントローから決勝に挑むヘイデンは、セッション終盤、何度も首位に立つ快走を見せるが、惜しくもPPを逃した。中盤戦に入って、コンスタントに表彰台に立っているヘイデン。前戦チェコGPに続いて今回も優勝争いに期待が集まる。ヘイデン同様、フロントローを狙ったペドロサは、予選タイヤのアタックに失敗、2列目6番手から追い上げのレースに挑む。

この数戦、予選で下位に低迷していたチェカが、今大会は好調な走りを見せた。午前のフリー走行では4番手、予選でも7番手と5戦ぶりにトップ10入りを果たした。初日トップタイムをマークしたメランドリは、午前中のフリー走行で転倒を喫し、その影響で12番手に終わった。中野はタイヤのグリップに苦しんで14番手、第9戦オランダGPでの大たい骨骨折から前戦チェコGPで復帰、今大会、雨のために初日の走行をキャンセルしたエリアスは15番手。Hondaエンジンを搭載するKR212Vのロバーツは18番手に終わった。

250ccクラスは、ホルヘ・ロレンゾ(アプリリア)がPPを獲得。初日ウエットで首位、地元イタリアでPPを狙ったアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)は、わずか0.163秒届かず2番手。フリアン・シモン(Repsol Honda 250)は、初日14番手から8番手に浮上。青山周平(Repsol Honda 250)も21番手から11番手へ。高橋裕紀(Scot Racing Team)は18番手から12番手へと、それぞれポジションを上げた。

125ccクラスは、ルーカス・ペセック(デルビ)がPPを獲得。Honda勢は、初日ウエットコンディションで33番手に沈んでいたエスティーブ・ラバトが7番手。ブラッドリー・スミスが22番手から9番手へと大幅にポジションを上げ、決勝での活躍が期待される。

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COMMENT

コメント

Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 3番手)
「ここは好きなサーキット。フロントローに並ぶことができてうれしい。タイトなサーキットなので、ここはグリッドがとても重要だ。明日の決勝は、正直、どんな展開になるのか予想がつかない。初日が雨だったこともあって、2種類のタイヤを試すことができなかった。午前中は1分35秒台だったが、午後は34秒台までタイムを短縮することができた。予選タイヤはよかったが、レースタイヤではチャターに苦しんだ。しかし、昨日のコンディションを思えば、それほど悪くはない。チームは全力を尽くしてくれた。決勝に向けてもう少しセットアップを進めなくてはいけない。明日はトップグループで戦いたい」
Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP 6番手)
  「2列目というのはそれほど悪くはないが、もっといい結果を望んでいた。予選タイヤのアタックは完ぺきではなかった。しかも決勝に向けて、理想的なセットアップもタイヤの選択もできていない状態だ。明日のウオームアップがとても重要になる。コースはとてもバンピーでコントロールが難しいパートがある。タイトなサーキットなので、2列目からのスタートは厳しい。決勝に向けてさらにセットアップを進めなくてはいけない。これからの後半戦の展開を考えても、今回のレースはとても重要になる」
Carlos Checa カルロス・チェカ(MotoGP 7番手)
「全体的にはよかったが、1回目の予選タイヤのアタックは、いくつかトラブルを抱えていて完ぺきではなかった。2回目のアタックも、フロントローまでわずか0.2秒足りないだけだった。それを思えば残念だ。コースの一部がかなりバンピーで走りにくいが、レース用タイヤのラップタイムには満足している。明日は、どんなレースになるのか予想がつかない。でも、こういうコースだからね。きっと面白いレースになると思うよ」
Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP 12番手)
「朝のフリー走行で激しく転倒したのにも関わらず、こうして復帰することができてうれしい。転倒は完全に自分のミス。コースから外れて人工芝の上を走ってしまった。バイクはタイヤウォールを飛び越えていった。この転倒で腰を打ったが、骨折はなかった。決勝に向けてのペースはそれほどよくない。予選タイヤのアタックも完ぺきではなかった。明日は厳しいレースになると思うが、ベストを尽くしたい」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 14番手)
「午前中のフリー走行は、何が原因なのかわからないが、タイヤのグリップが悪く、思うように走れなかった。午後の予選に向けて、いろいろセッティングを変えたことでかなり改善されたが、それでもフルバンクの状態でサイドグリップが足りない感じだった。特に左コーナーでこの症状が顕著に出た。予選タイヤのアタックも、今日は完ぺきではなかった。とにかく、決勝に向けてセットアップをもう少し進めて、いいスタートを切りたい」
Toni Elias トニ・エリアス(MotoGP 15番手)
「前回のブルノに比べて身体の状態はよくなっている。しかし、今回もかなり痛みを感じる。ここはタイトなサーキットで、ブレーキングとバイクの切り返しが厳しいので、足に大きな負担がかかる。明日は体力的に厳しいレースになるが、完走を目指す。前回のブルノの11位より上を目指したい」
Kurtis Roberts カーティス・ロバーツ(MotoGP 18番手)
「予選タイヤで思ったほどタイムを短縮できなかったが、レースタイヤでは、何人かの選手と戦えるラップタイムで走ることができた。今日はチャターがひどく、それに苦しんだ。決勝に向けて、バイクのセットアップを大きく前進させることは難しい。ここはパッシングポイントも少ないので、とにかく、いいスタートを切ってバトルに加わりたい」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team 監督
「フロントローを獲得したニッキーは、とてもいい仕事をした。レース用タイヤのセットアップは、決して万全ではないが、今日のデータを分析して、明日の決勝に向けてセットアップを進めたい。もう1時間走行時間があればよかったが、みんな同じ条件だ。ダニは、いいリズムで走ることができず、苦労している。バイクのバランスも完ぺきではなく、タイヤの選択も決まっていない。明日のウオームアップで、少しでも状況を改善したい」
Andrea Dovizioso アンドレア・ドヴィツィオーゾ(250cc 2番手)
「決勝に向けてバイクの状態は悪くないが、コースが予想以上にバンピーで、気持ちよく走れなかった。特に、マルコ(メランドリ)が転倒した箇所は、かなりひどい状態だ。路面のコンディションがあまりよくないのでこのサーキットは嫌いだが、明日はロレンゾと優勝争いができると思っている」
Shuhei Aoyama 青山周平(250cc 11番手)
「フィーリングは悪くなかったし、ちゃんとアタックできていれば、1分38秒台に入れることができたと思う。しかし、最後のアタックで、もう一周できると思っていたのだが、チェッカーを受けてしまった。決勝は、序盤にペースを上げてセカンドグループで戦いたい。明日の目標は6位。次のポルトガルで表彰台に立ち、日本GPでは優勝を目指すためにも、ここでいいレースをしたい」
Yuki Takahashi 高橋裕紀(250cc 12番手)
「走っている感触は悪くなかったが、今日は単独で走っていることが多く、終わってみたら12番手だった。自分の予想より周囲のペースが速かった。セッション終盤、アタックしているときにクリアラップが取れなかった。それがなければもう少し前にいけたと思う。ここは、タイトなコーナーで、いろんなライン取りで走る選手がいるので抜きにくい。決勝はいいスタートを切って、序盤にできるだけ前に出たい」
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RESULT

予選リザルト

MotoGP
ROUND
#13
SEPTEMBER 01, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 27 C.ストーナー ドゥカティ B 1:33.918
2 46 V.ロッシ ヤマハ M +0.176
3 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +0.551
4 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B +0.588
5 21 J.ホプキンス スズキ B +0.618
6 26 ダニ・ペドロサ Honda M +0.662
7 7 カルロス・チェカ Honda M +0.710
8 71 C.バーミューレン スズキ B +0.799
9 5 C.エドワーズ ヤマハ M +0.850
10 13 A.ウェスト カワサキ B +1.021
11 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +1.284
12 33 マルコ・メランドリ Honda B +1.318
13 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +1.365
14 56 中野真矢 Honda M +1.471
15 24 トニ・エリアス Honda B +1.714
16 6 玉田誠 ヤマハ D +1.947
17 4 A.バロス ドゥカティ B +1.979
18 80 カーティス・ロバーツ KR212V M +2.687
19 66 A.ホフマン ドゥカティ B +2.741
250cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 1 J.ロレンゾ アプリリア 1:38.395
2 34 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +0.163
3 80 H.バルベラ アプリリア +0.338
4 4 青山博一 KTM +0.431
5 36 M.カリオ KTM +0.612
6 19 A.バウティスタ アプリリア +0.628
7 12 T.ルシ アプリリア +0.636
8 60 フリアン・シモン Honda +0.692
9 58 M.シモンセリ ジレラ +0.785
10 3 A.デ・アンジェリス アプリリア +0.787
11 73 青山周平 Honda +1.111
12 55 高橋裕紀 Honda +1.299
125cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 52 L.ペセック デルビ 1:43.370
2 55 H.ファウベル アプリリア +0.003
3 75 M.パシーニ アプリリア +0.011
4 14 G.タルマクシ アプリリア +0.171
5 24 S.コルシ アプリリア +0.241
6 71 小山知良 KTM +0.325
7 12 E.ラバト Honda +0.725
8 11 S.コルテセ アプリリア +0.872
9 38 B.スミス Honda +1.015
10 33 S.ガデア アプリリア +1.159
   
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