ロードレース世界選手権

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サンマリノ SAN MARINO GP
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ROUND
#13
AUGUST 31, 2007
 
リザルト

14年ぶりにGPが復活したミサノで地元のメランドリが好スタート。午後の走行は大雨のためにキャンセル

第13戦 サンマリノGP

2007年8月31日(金)・1日目
会場:ミサノ・サーキット
気温:22℃
天候:雨
コースコンディション:ウエット

ロードレース世界選手権第13戦の会場は、1993年のイタリアGP以来、14年ぶりにGP復活となるミサノ・サーキット。全面改修を受けたサーキットは、従来の左周りから右回りに変更されている。ニューサーキットでの開催となるため、初日のフリー走行は時間を延長して行われた。しかし、朝からの雨は次第に勢いを増し、125ccクラスの予選開始直前には雷をともなう豪雨となってコースが冠水。その結果、125ccと250ccの予選、MotoGPクラスの2回目のフリー走行はキャンセルとなった。

第13戦 サンマリノGP

午前中、ウエットコンディションで行われたフリー走行でトップタイムをマークしたのは、地元大会に闘志を燃やすマルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)。セッション開始から快調にラップを刻み、メランドリ同様に地元開催のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に1.684秒差をつけて首位に立った。メランドリはアメリカGPの転倒の影響で前戦チェコGPの決勝レースをキャンセルしていたこともあり、今大会も開幕前は体調に不安を抱えていたようだが、初日から快走を見せた。

そのほかのHonda勢は、初コースということでコースに慣れながら確実にペースを上げていったニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)が6番手、ダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)12番手、カルロス・チェカ(Honda LCR)13番手、中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)15番手、カーティス・ロバーツ(Team Roberts)16番手だった。前戦チェコGPから復帰したトニ・エリアス(Team Honda Gresini)は、この日の走行をキャンセルした。

この日は、断続的に激しく降る雨の中で転倒者が続出。ケーシー・ストーナー(ドゥカティ)、アンソニー・ウェスト(カワサキ)、クリス・バーミューレン(スズキ)らが転倒を喫した。MotoGPクラスの本格的な走行は2日目からとなる。

250ccクラスは、地元のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)がトップタイムをマーク。ウエットからセッション終盤にライン上がドライになるという難しいコンディションの中で快調にラップを刻んだ。以下、Honda勢は、フリアン・シモン(Repsol Honda 250)14番手、高橋裕紀(Scot Racing Team)18番手、青山周平(Repsol Honda 250)21番手だった。

125ccクラスは、ガボール・タルマクシ(アプリリア)がトップタイムをマーク。Honda勢は、ディノ・ロンバルディが3番手、マイク・ディ・ミリオ7番手と、地元イタリア勢がまずまずのスタートを切った。

125cc、250ccクラスは、初日の予選がキャンセルとなったことで、2日目の予選でグリッドが決まる。

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COMMENT

コメント

Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP 1番手)
「7月のラグナセカ(アメリカGP)以来、ほとんどバイクに乗っていなかったので、こんなに気持ちよく乗れるとは思わなかった。2日前まで身体の状態は決してよくはなかった。それがこんな走りができて、本当にうれしい。今日は、ウエットコンディションで、それほどブレーキングがハードではなかったことも、身体にはよい条件だった。ミサノはよく知っているサーキットだが、反対回りは初めてなので、まるで初めてミサノのコースを走っているような気分だった」
Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 6番手)
「新しいコースに慣れただけ、という一日だった。セッティングの方向性は見えたし、コースそのものにも問題はないように感じた。いくつかハードなタイトコーナーがあると聞いていたが、ウエットコンディションだったこともあり、それほどきつくは感じなかった。ウエットでも路面はバンピーだった。コーナーの出口に向けて回り込むコーナーが多いので、パッシングポイントが難しい。雨のために午後の走行ができなかったので、明日はとても重要だ。ハードな一日になるね」
Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP 12番手)
  「去年のマレーシアでも同じような状況になったが、これほどではなかった。こんなコンディションは初めての経験だった。午前中の走行でコースを覚えることはできたが、バンピーでスリッピーなコースだと感じた。パッシングポイントも少ないので、抜くポイントを見つけなくてはいけない。午後は走行できなかったので、明日はタイヤの選択など、やらなければいけないことがたくさんある。忙しい一日になりそうだ」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 15番手)
「ウエットコンディションでは、途中まで悪くなかった。セッション終盤に乾き始めたときにタイミングが悪くて周回できず、タイムを伸ばせなかった。ミサノは、思っていたより難しいコースだと思った。コーナーの入り口が高速で、中に入っていくと回り込んでいく。でも、嫌いなレイアウトではないので、明日はドライでしっかりと走りたい」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team 監督
「去年のセパン(マレーシアGP)で、雨のために予選がキャンセルされたことがあるが、今回もすごい雨だった。午後の走行がキャンセルされたことで、正直、今日のセッションについてコメントすることはない。午前中の走行は選手たちにとって、コースに慣れるための走行だった。今日の午後に走れなかったことで、明日の午前中は2時間のフリー走行となる。2時間のセッションをこなすのは、選手にとっても我々にとっても厳しい。しっかり集中していかなければならない」
Andrea Dovizioso アンドレア・ドヴィツィオーゾ(250cc 1番手)
「今日の結果には満足しているが、ウエットコンディションで、ペースはとても遅かった。マシンのセットアップもタイヤのチョイスもできていないし、とりあえず走っただけという感じの一日だった。ところどころ、バンピーな箇所があるが、それ以外は悪くない。明日は、ドライコンディションできっちりと走って、すべてのメニューをこなしたい」
Yuki Takahashi 高橋裕紀(250cc 18番手)
「午前中が雨、午後の予選がキャンセルされたこともあり、特にコメントすることはありません。午前中は、2台のマシンのエンジンの慣らし走行を始めて、コースに慣れるだけで終わったという感じだった。セッション終盤に路面が乾いたタイミングがあったが、スリックを入れたときには、また雨が降ってきてタイムを出せなかった。ミサノ・サーキットは、思っていたよりも大きかった。レイアウトも好きなコース。とにかく明日は晴れてもらって、ドライでたくさん走りたい」
Shuhei Aoyama 青山周平(250cc 21番手)
「思ったように走れないまま一日が終わってしまった。コースは覚えたけれど、慣れたと言えるまでは走れなかった。ウエットでは、タイヤと路面のマッチングが悪くて気持ちよく走れなかった。違うタイヤを試したかったのだが、そのときには路面が乾き始め、スリックを入れたらまた雨が降ってくるという、タイミングの悪さだった。何周か、スリックで走れた選手たちもいたけれど、僕は走れなかった。明日はドライで走りたい」
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RESULT

1日目総合リザルト

MotoGP
ROUND
#13
AUGUST 31, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 33 マルコ・メランドリ Honda B 1:46.948
2 46 V.ロッシ ヤマハ M +1.684
3 27 C.ストーナー ドゥカティ B +1.904
4 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +2.219
5 5 C.エドワーズ ヤマハ M +2.271
6 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +2.643
7 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B +2.776
8 21 J.ホプキンス スズキ B +3.009
9 13 A.ウェスト カワサキ B +3.441
10 4 A.バロス ドゥカティ B +4.124
11 71 C.バーミューレン スズキ B +4.216
12 26 ダニ・ペドロサ Honda M +4.229
13 7 カルロス・チェカ Honda M +4.364
14 66 A.ホフマン ドゥカティ B +6.223
15 56 中野真矢 Honda M +6.349
16 80 カーティス・ロバーツ KR212V M +6.480
17 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +9.404
18 6 玉田誠 ヤマハ D +12.198
DNQ 24 トニ・エリアス Honda B -
250cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 34 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda 1:48.460
2 45 D.リンフット アプリリア +0.067
3 4 青山博一 KTM +0.640
4 3 A.デ・アンジェリス アプリリア +1.120
5 19 A.バウティスタ アプリリア +1.636
6 12 T.ルシ アプリリア +1.965
7 16 J.クルーゼル アプリリア +2.375
8 36 M.カリオ KTM +2.381
9 1 J.ロレンゾ アプリリア +2.897
10 17 K.アブラハム アプリリア +3.542
14 60 フリアン・シモン Honda +4.504
18 55 高橋裕紀 Honda +5.094
21 73 青山周平 Honda +7.055
125cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 14 G.タルマクシ アプリリア 1:55.450
2 75 M.パシーニ アプリリア +0.432
3 13 D.ロンバルディ Honda +0.767
4 71 小山知良 KTM +0.828
5 44 P.エスパルガロ アプリリア +1.099
6 24 S.コルシ アプリリア +1.232
7 63 M.ディ・ミリオ Honda +1.327
8 52 L.ペセック デルビ +1.719
9 17 S.ブラドル アプリリア +1.849
10 33 S.ガデア アプリリア +1.956
   
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