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 ロードレース世界選手権

INFORMATION
チェコ CZECH GP
チェコグランプリ
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ROUND
#12
AUGUST 18, 2007
 
リザルト

ヘイデン今季最高位の2番手。ペドロサは3番手で、Repsol Honda Teamの2人がそろってフロントローから決勝に挑む

第12戦 チェコGP

2007年8月18日(土)・予選
会場:ブルノ・サーキット
気温:25℃
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ

チェコGP予選はHonda勢が好調な走りを披露、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)が今季最高位の2番手、チームメイトのダニ・ペドロサが3番手と続き、Repsol Honda Teamの2人がそろってフロントローを獲得した。この日は朝から青空が広がり、最高気温25℃、路面温度は32℃まで上昇、絶好のコンディションの中で快調にラップを刻んだ。

第12戦 チェコGP

今季最高位となる2番手につけたヘイデンは、今大会から投入された高回転型のニュースペックエンジンと、車体のバランスを見直したことが、好結果につながった。気温も路面温度も低い午前中のフリー走行では満足のいくラップを刻めなかったが、午後の予選では快走を見せたことで、日曜日午後の決勝に向けて、大きな手ごたえを感じる一日となった。前戦アメリカGPでは、スタート直後の接触でポジションを落とし、その後、リタイア。その雪辱に闘志を燃やす後半戦最初のレースで、好グリッドを獲得した。

ヘイデンから、わずか0.015秒差で3番手につけたペドロサも、今季7回目、3戦連続フロントローを獲得した。前半11戦を終えて総合3位。総合首位で今大会のPPを獲得したケーシー・ストーナー(ドゥカティ)と66点差。決勝を想定したロングランでは順調にタイムを短縮した。逆転チャンピオンに向けて、絶好のグリッドから決勝に挑む。

以下、Honda勢は中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)11番手、カルロス・チェカ(Honda LCR)12番手。第9戦オランダGPで左足大腿骨を骨折、今大会が復帰戦となるトニ・エリアス(Team Honda Gresini)が14番手。カーティス・ロバーツ(Team Roberts)17番手だった。初日1回目の走行を終えて、左肩と首に痛みを訴えて2回目の走行をキャンセルしたマルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)は、2日目も走行をキャンセル。決勝を欠場することになった。

250ccクラスは、ホルヘ・ロレンゾ(アプリリア)がPPを獲得。Honda勢はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)が3番手、高橋裕紀(Scot Racing Team)6番手、フリアン・シモン(Repsol Honda 250)7番手、青山周平(Repsol Honda 250)8番手と、HondaRS250RWに乗る4選手が好グリッドから決勝に挑む。今季7回目、3戦連続フロントローから決勝に挑むドヴィツィオーゾは、2年連続表彰台とチェコGP初制覇を狙う。昨年最終戦の右足大腿骨骨折で前半戦、厳しい戦いを強いられていた高橋は、右足が順調に回復、今季ベストグリッドから決勝に挑む。僅差で続くシモン、青山周平と、3選手ともに今季初表彰台を狙う。

125ccクラスは、ガボール・タルマクシ(アプリリア)がPPを獲得。Honda勢はブラッドリー・スミス13番手、アレックス・マスボー15番手、エスティーブ・ラバト18番手から追い上げのレースに挑む。

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COMMENT

コメント

Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 2番手)
「昨日今日と、すべてのセッションで一番になることはできなかったけれど、確実にペースを上げられてよかった。午後のセッションは、気温が上がったことで、我々にはよかった。タイヤもうまく機能したし、1分58秒台でラップを刻むこともできて、予選タイヤのアタックも楽しめた。最初のアタックはまずまずで、2回目のアタックでは、より速いラップを刻めた。今日は午後に向けて車体のジオメトリーを変えたが、それがよかった。今年になって初めてフロントローから決勝に挑むが、明日はいいスタートを切っていいリザルトを残したい」
Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
  「ミシュランの予選タイヤがとてもよくて、大幅にポジションを上げることができた。フロントローに並ぶことができて嬉しい。序盤からリードを広げられるチャンスだからね。暖かくなったことが我々にはよかった。特に午後はレースセッティングも進んだ。明日に向けてさらにセッティングを進め、タイヤの選択もしなくてはいけない。とにかく明日はいいスタートを切らなければね。明日のウオームアップでは、トップグループで戦えるパッケージを作り上げたい。厳しいレースになると思うが、明日の決勝が楽しみだ」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 11番手)
「昨日からマシンの状態はよくなっている。特にエンジンのフィーリングには満足している。車体のバランスも、セッションをこなすごとによくなっている。しかし、今日もチャターに苦しめられた。課題はこのチャターだけ。特に小さいコーナーの進入でタイムロスしている。これが解決すれば、さらにタイムを上げることができる。決勝に向けて、この問題が解決することを期待している」
Carlos Checa カルロス・チェカ(MotoGP 12番手)
「今日の天候は、タイヤのパフォーマンスを大いに助けてくれた。明日の決勝が暑くなれば、さらによくなるはずだ。レースタイヤでは、トップ7に入るペースで走ることができた。予選タイヤのアタックでは、クリアラップが取れずタイムをロスして、中速コーナーでもうまくスピードに乗せられなかった。セッティングは進んだが、まだ完ぺきではない。エンジンのフィーリングはいいが、もう少しセッティングする必要がある。明日はトップ10でフィニッシュしたい」
Toni Elias トニ・エリアス(MotoGP 14番手)
「自分の身体の状態を考えれば、今日の結果には満足している。足の状態は、昨日より今日の方が悪く、痛みが増している。明日の決勝はもっと厳しいものになるはずだ。今日は、いくつか違うセッティングにトライしたが、4ラップ以上続けて周回しなかった。決勝は22ラップ。それを走り切らなければならない。しかし、こうしてレースに復帰できたことに満足している」
Kurtis Roberts カーティス・ロバーツ(MotoGP 17番手)
「前回のラグナセカと同じニューシャシーを使っているが、エンジンパワーをうまく生かせないという問題は変わっていない。それを早急に解決することが、今やらなければならないことだ」
Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP キャンセル)
「走ることができず、本当に残念だ。ブレーキングの際に、腕に力が入らなくなってしまう状態になり、クリニカでいろいろチェックしたが、正常な状態にならなかった。来週の火曜日に専門医の診察を受けるが、次のミサノには出場したい」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team 監督
「昨日より気温も路面温度も上がり、タイヤのグリップが上がったことで、まずまずの内容だった。今回、ニッキーには、彼のリクエストで高回転型のニュースペックエンジンを投入した。その効果と、車体のバランスを見直したことで午後の予選では、タイムを伸ばすことができた。レース用タイヤでも58秒台でラップすることができた。ダニも、レース用タイヤのアベレージを上げることができたが、まだ満足する状態にはなっていない。しかし、苦しい戦いが続いた前半戦に比べれば、一歩前進。2人そろってフロントローに並べたこともよかった。明日もタイヤ勝負。厳しいレースになると思うが、優勝を目指したい」
Andrea Dovizioso アンドレア・ドヴィツィオーゾ(250cc 3番手)
「今日のラップタイムには満足している。このサーキットは決して得意なコースではないので、それを考えれば、とてもいいペースで走ることができたと思う。セッションをこなすごとにバイクの状態はよくなった。タイヤのグリップも向上したし、チームはすばらしい仕事をしてくれた。明日は、長く厳しいレースになると思うが、優勝に向けて全力を尽くしたい」
Yuki Takahashi 高橋裕紀(250cc 6番手)
「内容は決していい一日ではなかったが、最後のアタックでベストタイムを刻むことができた。今回はフロントローは無理としても、何とか2列目には並びたいと思っていたので、実際に2列目に並べてうれしい。明日の決勝に向けて、マシンのセットアップが完全ではないことが不安だが、身体の状態もよくなって気持ちよく乗れているので、それを結果につなげたい」
Shuhei Aoyama 青山周平(250cc 8番手)
「今回は2列目に並ぼうと思っていた。その目標を達成できてよかった。しかし、Honda勢4台の中で4番手だったのが悔しい。もう少しがんばらなければいけない。今回はタイムが接近しているので、厳しく、難しいレースになると思う。明日のウオームアップで、もう一度、マシンの状態をチェックして、いい状態に仕上げて決勝に挑みたい」
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RESULT

予選リザルト

MotoGP
ROUND
#12
AUGUST 18, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 27 C.ストーナー ドゥカティ B 1:56.884
2 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +0.280
3 26 ダニ・ペドロサ Honda M +0.295
4 21 J.ホプキンス スズキ B +0.683
5 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B +0.715
6 46 V.ロッシ ヤマハ M +0.756
7 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +0.781
8 71 C.バーミューレン スズキ B +0.815
9 5 C.エドワーズ ヤマハ M +0.818
10 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +0.848
11 56 中野真矢 Honda M +1.085
12 7 カルロス・チェカ Honda M +1.259
13 4 A.バロス ドゥカティ B +1.320
14 24 トニ・エリアス Honda B +1.380
15 6 玉田誠 ヤマハ D +1.515
16 13 A.ウェスト カワサキ B +2.502
17 80 カーティス・ロバーツ KR212V M +2.562
18 22 I.シルバ ドゥカティ B +2.837
DNQ 33 マルコ・メランドリ Honda B -
250cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 1 J.ロレンゾ アプリリア 2:01.368
2 6 A.デボン アプリリア +0.658
3 34 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +0.668
4 3 A.デ・アンジェリス アプリリア +0.780
5 80 H.バルベラ アプリリア +1.200
6 55 高橋裕紀 Honda +1.322
7 60 フリアン・シモン Honda +1.539
8 73 青山周平 Honda +1.577
9 36 M.カリオ KTM +1.588
10 4 青山博一 KTM +1.641
125cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 14 G.タルマクシ アプリリア 2:06.861
2 55 H.ファウベル アプリリア +0.541
3 75 M.パシーニ アプリリア +0.568
4 71 小山知良 KTM +1.294
5 52 L.ペセック デルビ +1.339
6 34 R.クルメンナッハ KTM +1.560
7 33 S.ガデア アプリリア +1.717
8 11 S.コルテセ アプリリア +1.753
9 22 P.ニエト アプリリア +1.833
10 44 P.エスパルガロ アプリリア +1.851
   
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