トップタイムをマークしたのは、ダンロップ勢のシルヴァン・ギュントーリ(ヤマハ)。以下、ケーシー・ストーナー(ドゥカティ)、ジョン・ホプキンス(スズキ)、ロリス・カピロッシ(ドゥカティ)、ランディ・デ・ピュニエ(カワサキ)とブリヂストン勢が続き、ミシュラン勢はバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)6番手、ダニ・ペドロサ(Repsol
Honda Team)7番手、ニッキー・ヘイデン(Repsol
Honda Team)8番手という結果だった。
チェコGPが開催されるブルノ・サーキットは、昨日まで30℃を超える暑さだった。しかし、この日は最高気温23℃、路面温度も29℃までしか上がらず、8月のブルノとしてはかなり気温の低い一日となった。ミシュラン勢はその影響を受けて、フリー走行の1回目、2回目ともに思うようにタイムを詰められず苦しいスタート。7番手のペドロサは、いくつかのニューパーツのテストを予定していたが、コンディションがよくないことから、タイヤの選択と走り込みに重点を置いた。一方のヘイデンは、ニュースペックのエンジンを投入。まずまずの手応えを得た。
そのほかのHonda勢は、カルロス・チェカ(Honda
LCR)が12番手。第9戦オランダGPフリー走行で左足大腿骨を骨折し、今大会から復帰したトニ・エリアス(Team
Honda Gresini)が14番手。中野真矢(KONICA
MINOLTA Honda)が16番手。1回目フリー走行で15番手だったマルコ・メランドリ(Team
Honda Gresini)は、前戦アメリカGPで転倒した影響による首と左肩の痛みが出たことから、2回目フリー走行をキャンセル、17番手で初日を終えた。Hondaエンジン搭載のKR212Vを駆るカーティス・ロバーツ(Team
Roberts)は18番手だった。
250ccクラスは予選セッション開始直後に雨となり、ほとんどの選手が5〜10周ほどで走行を切り上げた。暫定ポールポジションはアレックス・デボン(アプリリア)。Honda勢は、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot
Racing Team)2番手、フリアン・シモン(Repsol
Honda 250)8番手、高橋裕紀(Scot Racing
Team)10番手、青山周平(Repsol Honda 250)14番手だった。前半10戦を終えてランキング3位につけているドヴィツィオーゾは、雨のために不完全燃焼の予選となったが、フリー走行、予選ともに2番手と好調なスタートを切った。シモン、高橋、青山は、明日の予選2でポジションばん回に挑む。
125ccクラスは、地元チェコ出身のルーカス・ペセック(デルビ)が暫定PPを獲得。Honda勢は、エスティーブ・ラバトが13番手、ブラッドリー・スミスは14番手だった。 |