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ROUND
#11
JULY 20, 2007
 
リザルト

メランドリ2番手と好発進。ペドロサ5番手、ヘイデン8番手で初日を終える

第11戦 アメリカGP

2007年7月20日(金)・1日目
会場:ラグナセカ・レースウェイ
気温:27℃
天候:晴れ
コースコンディション:ドライ

第11戦アメリカGPが、20日、カリフォルニア州モントレーのラグナセカ・レースウェイで開幕した。ラグナセカにアメリカGPが復活して3年目。今年もMotoGPクラスのみの開催で、サポートレースでAMAシリーズが行われる。初日は2回のフリー走行が行われ、ケーシー・ストーナー(ドゥカティ)がトップタイムをマークした。

第11戦 アメリカGP

2番手にはマルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)。3番手ジョン・ホプキンス(スズキ)、4番手コーリン・エドワーズ(ヤマハ)と続き、2年連続表彰台と前戦ドイツGPからの2連勝を狙うダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は5番手、アメリカGP3連覇を狙うニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)は8番手で初日を終えた。以下、Honda勢は、カルロス・チェカ(Honda LCR)11番手。カーティス・ロバーツ(Team Roberts)17番手。中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)は18番手。負傷欠場のエリアスの代役で出場のミゲール・デュハメル(Team Honda Gresini)は19番手だった。

快晴となった初日は、昨年の大会で3位表彰台に立っているメランドリが、好調なスタートを切った。メランドリは1回目の走行で2番手、午後も2番手と一日を通じて好調だった。前戦ドイツGPはニューパーツが投入されて調子を上げている。その勢いで、今大会は今季2回目の表彰台と今季初優勝を狙う。

前戦ドイツGPで今季初優勝を飾り、勢いに乗るペドロサも、アメリカGP2年連続表彰台と2戦連続優勝を狙う。午前中1回目の走行では、全面改修された新しい路面のフィーリングをつかむために慎重な走りで11番手だったが、午後の走行では着実にタイムを上げて、5番手で初日を終えた。

アメリカGP3連覇を狙うヘイデンは、チャンピオンナンバー「1」をつけてホームGP凱旋を果たした。金曜日からサーキットには大勢のファンが詰めかけ、コース上だけではなくパドックでもファンの熱狂的な声援を受け、期待の大きさを感じさせた。1回目の走行では8番手、2回目の走行も8番手だったが、ペドロサ同様、着実にセットアップを進め、2日目からのばん回に期待をつないだ。

チェカは1回目の走行で14番手とやや出遅れたが、2回目の走行では大幅にタイムを上げて11番手に浮上した。チェカも前戦ドイツGPからニューシャシーが投入されている。今大会は、引き続き新しい車体のセットアップを進め、手ごたえを感じさせる走りを披露していた。中野も、車体とミッションのセッティングに多くの時間を費やして18番手。「セッティングの方向が見えた」と語るだけに2日目のばん回に期待。エリアスの代役としてMotoGPマシン初ライドとなるデュハメルは、RC212Vに慣れることに専念して、19番手で初日を終えた。

初日は20台が出走。1回目の走行でアレックス・ホフマン(ドゥカティ)が転倒負傷、午後2回目のセッションからは、チャズ・デービスが代役として出場した。

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COMMENT

コメント

Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP 2番手)
「いいスタートを切ることができた。バイクの状態はいい。新しいマフラーのお陰でエンジンのパフォーマンスもいい。今回も気持ちよく乗れている。タイヤにも満足している。ラグナセカは好きなサーキットで去年は3位になっている。前回のドイツでもいいレースができているし、今回もいいレースをする自信がある」
Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
  「新しい路面は予想よりスリッピーで、今日は慎重に走らなければならなかった。恐らく明日はグリップがよくなると思う。午前中に比べて午後は路面温度が10℃上がったが、思ったほどグリップは上がらなかった。とにかく、セッティングを進め、いい状態で予選を迎えたい」
Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 8番手)
「午後のセッションでタイムを上げることができた。しかし、新しい路面はタイヤとのマッチングがあまりよくなく、今日は、思ったように走ることができなかった。依然としてバンピーな部分もあるし、去年とそれほど変わらない印象だ。しかし、まだ始まったばかり。決勝に向けて大きく前進することができると思っている。今日のデータを検討して、明日に備えたい。ホームGPは、本当に気分がいい。ファンの声援がすごいし、その期待に応えないといけない」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 18番手)
「午前中の走り出しは悪くなかった。タイヤをいくつかテストしたが、ハードの方向に振ったら、あまりよくなかった。午後はリアサスのリンクとミッションを変更したが、悪い方向にいってタイムを伸ばせなかった。セッション中にさらに変更もできず、そのまま走り込んだ。しかし、明日に向けてセッティングの方向が見えたので大丈夫だ」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team 監督
「午前中から午後にかけて路面温度が上がり、グリップも上がると思ったが、風の影響なのか、それほど変化がなかった。ラグナセカは今年も路面の張り替えをしている。まだ荒れている部分があるようだが、すでに去年のベストタイムに近づいている。前回のドイツも路面が新しくなり、初日はタイヤとのマッチングに苦しんだ。ドイツ同様、2日目は路面のグリップは上がると思うし、明日は、大きな変化があるかも知れない。ダニ、ニッキーともに、今日はセットアップに集中した。状態は悪くない。今回はメランドリも好調なスタートを切っている。明日の予選が楽しみだ」
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RESULT

1日目総合リザルト

MotoGP
ROUND
#11
JULY 20, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 27 C.ストーナー ドゥカティ B 1:22.997
2 33 マルコ・メランドリ Honda B +0.180
3 21 J.ホプキンス スズキ B +0.455
4 5 C.エドワーズ ヤマハ M +0.538
5 26 ダニ・ペドロサ Honda M +0.551
6 46 V.ロッシ ヤマハ M +0.553
7 71 C.バーミューレン スズキ B +0.579
8 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +0.771
9 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +0.915
10 6 玉田誠 ヤマハ D +0.968
11 7 カルロス・チェカ Honda M +1.001
12 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B +1.046
13 13 A.ウェスト カワサキ B +1.080
14 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +1.176
15 95 R.ヘイデン カワサキ B +1.328
16 4 A.バロス ドゥカティ B +1.460
17 80 カーティス・ロバーツ KR212V M +1.669
18 56 中野真矢 Honda M +1.853
19 17 ミゲール・デュハメル Honda B +2.553
20 57 C.デービス ドゥカティ B +3.462
   
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