以下、Honda勢は、トニ・エリアス(Team Honda Gresini)が6位。マルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)9位、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)10位と4台のHonda勢がトップ10に名前を連ねた。中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)は13位、Hondaエンジンを搭載するKR212Vのケニー・ロバーツJr.(Team Roberts)が17位。カルロス・チェカ(Honda LCR)、カーティス・ロバーツ(Team Roberts)は、リタイアという結果だった。
今季3回目の表彰台に立ったペドロサは、予選8番手から好スタートを切るも、1コーナーでポジションを落とし、オープニングラップは6番手だった。しかし、快調な走りを見せるペドロサは確実にポジションを上げ、3周目には、ケーシー・ストーナー(ドゥカティ)、ロリス・カピロッシ(ドゥカティ)、メランドリに続く4番手へ。さらに6周目にはトップに浮上する快進撃を見せた。
しかし、中盤になると、後方からポジションを上げてきたロッシが、ペドロサをかわしてトップに浮上。1分50秒台のハイペースで周回を重ねる2人がトップグループを形成した。終盤にはロッシがペドロサを引き離して優勝。ペドロサは惜しくも2位に終わるも、今季3回目の表彰台で総合3位をキープ。ペドロサにとってホームGPとなる次戦カタルニアGPに向けて、手ごたえあるレースとなった。
6位には、過去2戦転倒リタイアに終わっているエリアスが入り、3戦ぶりのポイント獲得となった。エリアスは不安定な天候の予選では15番手と苦戦したが、決勝では6位と大きくポジションを上げた。
序盤、トップグループに絡んで地元ファンを喜ばせたメランドリは、中盤以降ペースが上がらず9位。序盤にペースを上げられなかったヘイデンは、粘り強い走りで10位でフィニッシュした。
その後方では、コーリン・エドワーズ(ヤマハ)とバトルを繰り広げた中野が13位でフィニッシュ。その2人を追ったチェカは、中盤に転倒リタイア。ロバーツJr.はセッティングが決まらないマシンで苦戦しながらも、17位でフィニッシュした。今大会からチームメートとして参加したカーティス・ロバーツは、マシンの状態が悪く序盤にリタイアした。
250ccクラスは、アルバロ・バウティスタ(アプリリア)が優勝。Honda勢は、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)が4位。青山周平(Repsol Honda 250)6位。フリアン・シモン(Repsol Honda 250)7位。高橋裕紀(Scot Racing Team)は11位だった。ドヴィツィオーゾは、バウティスタ、アレックス・デ・アンジェリス(アプリリア)らとトップグループを形成したが、惜しくも表彰台を逃した。その後方では、トーマス・ルシ(アプリリア)とバトルを繰り広げた青山周平が今季ベストリザルトの6位でフィニッシュ。シモンが僅差の7位と続いた。第4戦中国GPの予選で左腕を骨折し、2戦ぶりに復帰した高橋裕紀は11位と健闘した。
125ccクラスは、ヘクター・ファウベル(アプリリア)が優勝。Honda勢は、大混戦となった大集団のトップグループで健闘したブラッドリー・スミスが8位でフィニッシュした。 |