Honda勢最上位の3番手につけたチェカは、2日目も好調をキープ。第2戦スペインGPに続き、今季2回目のフロントロー獲得となった。チェカは、初日も3番手タイムを記録。2日目午前中のフリー走行ではレース用セッティングに集中して、総合10番手までポジションを落としたが、予選では一気にポジションを上げて、今季初表彰台への期待も膨らんだ。
エリアスは、開幕戦カタールGPに続き、今季2回目の2列目グリッドを確保。午前中のフリー走行では、ジョン・ホプキンス(スズキ)に続いて総合2番手。予選では今季初のフロントロー獲得が期待されたが、気温と路面温度が上がったことでタイヤがマッチングせず6番手に終わった。しかし、第3戦トルコGPの2位に続く、今季2回目の表彰台に向けてすばらしいパフォーマンスをみせた。
7番手にはヘイデン。初日1回目のフリー走行では好調なスタートをきったが、2回目の走行で転倒を喫してリズムを崩した。しかし、2日目午前中のフリー走行で調子を戻し、予選では不完全燃焼のアタックとなったが、かろうじて7番手をキープ。今季初表彰台に向けて上り調子をアピールした。
初日トップと好調だったメランドリは、2日目の予選で9番手へとポジションを落とした。しかし、レースタイヤの走りでは、昨年に続く2連覇を狙える好走を披露。3列目からの追い上げのレースに注目される。
初日2番手のペドロサも、午前と午後のコンディションの変化とセッティング変更でややリズムを崩して、不本意な10番手に終わった。しかし、レースタイヤでの走りでは、メランドリ同様、十分に優勝を狙える仕上がりとなった。
中野は、確実にセッティングを進めることに成功。フリー走行の総合16番手から、予選では14番手にポジションを上げた。ロバーツJr.も18番手と厳しいグリッドに終わったが、ともに、決勝での巻き返しに期待される。
250ccクラスは、ホルヘ・ロレンゾ(アプリリア)がPP。ルーキーのフリアン・シモン(Repsol Honda 250)が今季最高位の2番手を獲得して、今季3回目のフロントローから決勝に挑む。初日5番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)は、タイムを更新するも8番手にダウン。しかし、トップから1秒差以内という接戦だけに、決勝での追い上げに注目。前戦中国GPの転倒で右ヒザを負傷している青山周平(Repsol Honda 250)は、初日に続き12番手をキープ。厳しいグリッドだが、昨年に続くフランスGPでの表彰台獲得に闘志を燃やしている。
125ccクラスは、マティア・パシーニ(アプリリア)がPPを獲得。16歳のブラッドリー・スミス(Honda)が2番手で今季初のフロントローを獲得。前戦中国GPで3位初表彰台に立ったエスティーブ・ラバト(Honda)は、初日の転倒で負傷し、予選を欠場した。 |