初日好調なスタートを切ったHonda勢は、2日目も確実にセッティングを進め、中国GPの2連覇を狙うダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が2列目5番手を獲得。マルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)が6番手と続いた。その後方には、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)が9番手、中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)が10番手と、4人のHonda勢がトップ10入りを果たした。
ペドロサはフリー走行で4番手、予選でも5番手と好位置をキープ。昨年ポールポジションを獲得している彼にとって、決して納得のいくグリッドではないが、優勝を狙える状態にマシンを仕上げることができた。さらに、フリー走行で8番手だったメランドリも、これまで課題となっていた予選タイヤでのアタックを克服し、今季最高位の6番グリッドを獲得。上り調子で決勝に挑む。
初日4番手と今季最高の仕上がりだったヘイデンは、フリー走行で7番手、予選では9番手とややポジションを落とした。しかし、レースに向けてのロングランでは、確実にアベレージタイムを上げることに成功。決勝では今季最高位を狙う。また、初日19番手と低迷した中野真矢も確実にタイムを上げ、10番手までポジションを回復した。
前戦トルコGPで2位表彰台に立ったトニ・エリアス(Team Honda Gresini)は、選択したタイヤの中でベストセッティングを見出せず、12番手と苦しいポジションにとどまった。しかし、本番に強い選手であるだけに、追い上げのレースが期待できる。カルロス・チェカ(Honda LCR)も予選タイヤのアタックが不発に終わり13番手に終わるが、決勝での巻き返しを狙う。Hondaエンジンを搭載するKR212Vのケニー・ロバーツJr.(Team Roberts)は16番手だった。
250ccクラスは、ホルヘ・ロレンゾ(アプリリア)がPPを獲得。その後方では、初日2番手と好調なスタートをきったフリアン・シモン(Repsol Honda 250)が4番手。第2戦スペインGP以来、2戦ぶりとなるフロントローを獲得した。また、前戦トルコGPからの連勝を目指すアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)も、5番手と好グリッドにつけた。青山周平(Repsol Honda 250)は初日14番手から9番手にまでポジションをアップ。高橋裕紀(Scot Racing Team)は16番手を獲得したが、予選中に転倒して左腕を骨折したため今大会を欠場する。
125ccクラスは、マティア・パシーニ(アプリリア)がPPを獲得。初日7番手につけていた16歳のブラッドリー・スミスは、予選5番手に浮上。初表彰台に向けて好グリッドを獲得した。
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