ロードレース世界選手権

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中国 CHINESE GP
中国グランプリ
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ROUND
#04
MAY 05, 2007
 
リザルト

トップ10に4人のHonda勢。ペドロサとメランドリが2列目から決勝に挑む

第4戦 中国GP
2007年5月5日(土)・予選
会場:上海国際サーキット
気温:24℃
天候:曇り
コースコンディション:ドライ

中国GPの2日目は終日、雲の多い天候となった。最高気温は前日と同じ24℃。湿度が高く蒸し暑い一日となったが、雨の多かった過去2年とは対照的なドライコンディション。路面のグリップも上がり、フリー走行・予選ともに好タイムが続出した。

第4戦 中国GP

初日好調なスタートを切ったHonda勢は、2日目も確実にセッティングを進め、中国GPの2連覇を狙うダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が2列目5番手を獲得。マルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)が6番手と続いた。その後方には、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)が9番手、中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)が10番手と、4人のHonda勢がトップ10入りを果たした。

ペドロサはフリー走行で4番手、予選でも5番手と好位置をキープ。昨年ポールポジションを獲得している彼にとって、決して納得のいくグリッドではないが、優勝を狙える状態にマシンを仕上げることができた。さらに、フリー走行で8番手だったメランドリも、これまで課題となっていた予選タイヤでのアタックを克服し、今季最高位の6番グリッドを獲得。上り調子で決勝に挑む。

初日4番手と今季最高の仕上がりだったヘイデンは、フリー走行で7番手、予選では9番手とややポジションを落とした。しかし、レースに向けてのロングランでは、確実にアベレージタイムを上げることに成功。決勝では今季最高位を狙う。また、初日19番手と低迷した中野真矢も確実にタイムを上げ、10番手までポジションを回復した。

前戦トルコGPで2位表彰台に立ったトニ・エリアス(Team Honda Gresini)は、選択したタイヤの中でベストセッティングを見出せず、12番手と苦しいポジションにとどまった。しかし、本番に強い選手であるだけに、追い上げのレースが期待できる。カルロス・チェカ(Honda LCR)も予選タイヤのアタックが不発に終わり13番手に終わるが、決勝での巻き返しを狙う。Hondaエンジンを搭載するKR212Vのケニー・ロバーツJr.(Team Roberts)は16番手だった。

250ccクラスは、ホルヘ・ロレンゾ(アプリリア)がPPを獲得。その後方では、初日2番手と好調なスタートをきったフリアン・シモン(Repsol Honda 250)が4番手。第2戦スペインGP以来、2戦ぶりとなるフロントローを獲得した。また、前戦トルコGPからの連勝を目指すアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)も、5番手と好グリッドにつけた。青山周平(Repsol Honda 250)は初日14番手から9番手にまでポジションをアップ。高橋裕紀(Scot Racing Team)は16番手を獲得したが、予選中に転倒して左腕を骨折したため今大会を欠場する。

125ccクラスは、マティア・パシーニ(アプリリア)がPPを獲得。初日7番手につけていた16歳のブラッドリー・スミスは、予選5番手に浮上。初表彰台に向けて好グリッドを獲得した。

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COMMENT

コメント

Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP 5番手)
  「天気予報は雨だったが、2日目もドライコンディションで走ることができて本当にラッキーだった。おかげで決勝に向けて、すべてのタイヤをテストでき、セットアップも進んだ。タイヤの選択はほぼ決まったので、決勝日も晴れることを祈っている。予選は思ったほどうまくいかなかった。2回ともストレートエンドのブレーキングが深すぎて、タイムをロスしてしまった。それにしても、今日のロッシ(ヤマハ)は速かった。ほかにも速い選手が何人もいる。明日は接戦になると思う。いいスタートをきって、いいレースをしたい」
Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP 6番手)
  「今日の結果には満足している。これまで課題だった予選タイヤのアタックで大きく前進することがき、2列目グリッドを獲得した。しかし、2回目のアタックでは2度のミスを犯し、タイムを伸ばせず残念だった。まだまだ改善しなければならないことがあるが、今回のような難しいサーキットで前進することができてよかった。明日は厳しい戦いになると考えられるので、いいスタートを切りたい」
Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 9番手)
  「思ったようにいかなかった。今日はタイヤのエッジのグリップを見出すためにいろいろとトライしたが、完ぺきな状態にならなかった。自分より速かった選手がたくさんいたので、明日に向けてさらにセッティングを詰めなければならない。今日は予選タイヤのアタックも完ぺきではなかった。バーミューレン(スズキ)とカピロッシ(ドゥカティ)が接触・転倒した影響で、スピードを落とさなければならなかったからだ。1回目のアタックより2回目のほうがいいタイムを出せるので残念だった。明日はいいスタートをきって、トップグループに食い込みたい」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 10番手)
  「昨日はいろいろなセッティングにトライしたが、今日はベースセッティングで走り込んだ。これまで抱えていたフロントが跳ねる問題は依然として解消していないが、かなり普通に走れるようになった。予選タイヤのアタックでは、この跳ねる症状がかなり改善されて、まずまずの走りができた。明日のレースも厳しいレースとなると思う。ガマンの走りになるが、今年のベストリザルトを目指したい」
Toni Elias トニ・エリアス(MotoGP 12番手)
  「昨日より少し前進したが、思ったような走りはできなかった。今回、我々が選択したタイヤは、このサーキットではベストではなかったのかも知れない。しかし、明日はベストを尽くす」
Carlos Checa カルロス・チェカ(MotoGP 13番手)
  「今日は予選タイヤのアタックが、うまくいかなかった。ある程度のチャターは覚悟していたが、予想以上の振動が発生したので完全に攻めきれなかった。優勝争いに加わるには十分な状態ではないが、レースタイヤでは問題はないし、ペースも安定している」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team監督
  「フリー走行と予選を通じて、予想していないリザルトになった。ライバル勢では、ホプキンスとロッシの仕上がりがいい。予選タイヤのアタックもよかったので、決勝はこの2人との戦いになるかもしれない。一方、ダニの予選アタックはミスもあるなど完ぺきではなかった。レース用のセットアップも不満だらけのようだが、優勝争いに加われるはずだ。ニッキーは確実に調子を上げているが、明日のウオームアップでさらにセッティングを詰めなくてはならない。とにかく、今回も激しい戦いになることは間違いない。最後の調整の場となるウオームアップでさらに前進し、優勝を狙っていく」
Julian Simon フリアン・シモン(250cc 4番手)
「フロントローに並べたが、本当に厳しい一日だった。今日はトラブルを抱えていたのでタイムを更新することができなかったが、チームは全力を尽くしてくれた。明日はトップグループに加わり、いい結果を残したい」
Shuhei Aoyama 青山周平(250cc 9番手)
「昨日より普通に走ることができた。タイムも更新できたが、あと0.5秒くらいは詰めたかった。明日のウオームアップで、もう少しフィーリングを改善したい。決勝はいいスタートをきって、トップグループでレースがしたい」
Yuki Takahashi 高橋裕紀(250cc 16番手)
「コースインして数周後の1コーナーでトラブルが出て、ハイサイドを起こして転んでしまった。そのときに、去年7月に鈴鹿サーキットで骨折した左腕を痛めてしまった。サーキットの医務室の診断では、復帰までに1カ月ほどかかると言われた。日本に帰ってもう一度、検査を行って治療したい。足の状態がよくなってきているだけに、本当に残念だ」
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RESULT

予選リザルト

MotoGP
ROUND
#04
MAY 05, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 46 V.ロッシ ヤマハ M 1:58.424
2 21 J.ホプキンス スズキ B +0.891
3 5 C.エドワーズ ヤマハ M +0.982
4 27 C.ストーナー ドゥカティ B +1.092
5 26 ダニ・ペドロサ Honda M +1.178
6 33 マルコ・メランドリ Honda B +1.439
7 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B +1.561
8 4 A.バロス ドゥカティ B +1.628
9 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +1.663
10 56 中野真矢 Honda M +1.733
11 66 A.ホフマン ドゥカティ B +1.751
12 24 トニ・エリアス Honda B +1.781
13 7 カルロス・チェカ Honda M +1.895
14 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +1.945
15 71 C.バーミューレン スズキ B +2.256
16 10 ケニー・ロバーツJr. KR212V M +2.339
17 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +2.733
18 6 玉田誠 ヤマハ D +2.754
DNQ 19 O.ジャック カワサキ B -
250cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 1 J.ロレンゾ アプリリア 2:04.543
2 80 H.バルベラ アプリリア +0.742
3 36 M.カリオ KTM +0.873
4 60 フリアン・シモン Honda +1.044
5 34 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +1.052
6 19 A.バウティスタ アプリリア +1.107
7 12 T.ルシ アプリリア +1.175
8 3 A.デ・アンジェリス アプリリア +1.395
9 73 青山周平 Honda +1.946
10 58 M.シモンセリ ジレラ +2.235
16 55 高橋裕紀 Honda +3.272
125cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 75 M.パシーニ アプリリア 2:11.946
2 55 H.ファウベル アプリリア +0.338
3 52 L.ペセック デルビ +0.438
4 14 G.タルマクシ アプリリア +0.487
5 38 B.スミス Honda +0.601
6 33 S.ガデア アプリリア +0.828
7 24 S.コルシ アプリリア +0.895
8 71 小山知良 KTM +1.041
9 60 M.ランセダー デルビ +1.147
10 11 S.コルテセ アプリリア +1.580
   
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