ロードレース世界選手権

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トルコ TURKISH GP
トルコグランプリ
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ROUND
#03
APRIL 20, 2007
 
リザルト ポイント

エリアス5番手、ペドロサ9番手、メランドリ10番手。3台のHonda勢がトップ10入り

第3戦 トルコGP
2007年4月20日(金)・1日目
会場:イスタンブール・パーク・サーキット
天候:晴れ
気温:18℃
コースコンディション:ドライ

第2戦スペインGPから4週間のインターバルを経て、第3戦トルコGPが20日、イスタンブール郊外のイスタンブール・パーク・サーキットで開幕した。今年で3回目の開催となり、過去2年はマルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)が2連勝。また、昨年はHonda勢が表彰台を独占した。今年はHonda勢の3年連続優勝と2年連続表彰台独占の期待が寄せられる。

第3戦 トルコGP

朝方まで降った雨の影響で、午前中1回目のフリーはハーフウエット。午後2回目の走行は青空が広がり気温も上がったが、汚れた路面の影響で全体的にタイムは伸びなかった。

そんな状態の中で開幕したトルコGP。Honda勢は慎重なスタートとなった。トップタイムをマークしたのはケーシー・ストーナー(ドゥカティ)、2番手にロリス・カピロッシ(ドゥカティ)、3番手にジョン・ホプキンス(スズキ)とブリヂストン勢が上位を独占。Honda勢はブリヂストン勢の一角、トニ・エリアス(Team Honda Gresini)が5番手とまずまずのスタートを切った。

開幕から2戦連続で表彰台に立っているダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は9番手、過去2連勝を飾っているマルコ・メランドリ(Team Honda Gresini)が10番手。以下、Hondaエンジンを搭載するKR212Vのケニー・ロバーツJr.(Team Roberts)が11番手、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)14番手、カルロス・チェカ(Honda LCR)16番手、中野真矢(KONICA MINOLTA Honda)18番手だった。

Honda勢トップのエリアスは、ハーフウエットで始まった1回目の走行は15番手だったが、ドライになった午後の走行では一気に5番手に浮上。前戦スペインGPでは4位と調子を上げているだけに、今大会の活躍が期待される。

昨年、トップグループに絡みながら痛恨の転倒を喫し、14位に終わったペドロサは、汚れた路面の中で確実にセットアップを進めて9番手。トルコGP3連勝を狙うメランドリはフリー、予選ともに汚れた路面で転倒を喫し10番手だった。

以下、ロバーツJr.11番手。過去2年連続で表彰台に立っているヘイデンも汚れた路面の中で慎重な走りで14番手。チェカもグリップの悪い路面の中で16番手。午前中9番手とまずまずのスタートを切った中野も、午後の走行で痛恨の転倒を喫し18番手に終わった。

この日は、ブリヂストン勢がグリップの悪いコンディションの中で、快調にタイムを伸ばし、トップ10に8台という快走。グリップが上がることが予想される2日目のミシュラン勢のばん回に注目される。

250ccクラスは、アルバロ・バウティスタ(アプリリア)が暫定PPを獲得。Honda勢では、昨年の大会で3位表彰台に立っているアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Scot Racing Team)が2番手と好調なスタート。今季初優勝とトルコGP初制覇への期待が膨らむ。ルーキーのフリアン・シモン(Repsol Honda 250)も5番手と好調なスタートを切った。以下、高橋裕紀(Scot Racing Team)9番手、青山周平(Repsol Honda 250)10番手。HondaRS250RWに乗る4選手がトップ10で初日を終え、2日目のポジションアップに期待される。

125ccクラスは、マティア・パシーニ(アプリリア)が暫定PP。16歳のブラッドリー・スミス(Honda)は、フリー走行でトップタイムをマーク。予選でも10番手と元気のいい走りをみせ、2日目のポジションアップに期待をつないだ。

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COMMENT

コメント

Toni Elias トニ・エリアス(MotoGP 5番手)
  「初日としては満足できる結果だった。午前中のセッションはタイヤがちょっと心配だったが、午後はフィーリングのいいタイヤをチョイスすることができた。今日は快調に走ることができたし、セットアップも少し前進することができた。この調子をキープしてトップグループとの差を縮めたい。今日は路面が汚れていたが、明日はコンディションがよくなるはずだ」
Dani Pedrosa ダニ・ペドロサ(MotoGP 9番手)
  「このコースを800ccのマシンで走るのは初めてだが、990ccと比べてそれほど印象は変わらない。しかし、今日は路面のコンディションがよくなく、あまり前進することができなかった。午前中はウエットパッチがあって、午後は路面が埃まみれだった。グリップレベルも決していいとはいえなかった。ラップタイムも想定していたものより遅かった。しかし、今日はたくさんの収穫があったし、明日はもっとペースを上げることができるはずだ。明日は決勝に向けてタイヤの選択とマシンのセットアップに集中したい」
Marco Melandri マルコ・メランドリ(MotoGP 10番手)
  「期待通りにいかなかったし、思っていた以上に厳しかった。ここはテストしていないサーキットだが、ちょっとペースを上げていくのが早過ぎたようだ。それでミスをして2回も転んでしまった。1回目はブレーキングが遅れ、もう1回はアクセルを開け過ぎた。どちらもフロントからだった。今日はタイヤの選択ができなかったが、トップ3がブリヂストン勢だったので、いい刺激になっている」
Nicky Hayden ニッキー・ヘイデン(MotoGP 14番手)
  「朝の走行は濡れていたり、路面が汚れていたりでほとんど得るものはなかった。午後は気温も上がり路面もドライになって、順調に周回することができたが、フィーリングは悪かった。特に8、9、10コーナーの左コーナーで、もっといい走りができるようにしなければならない。今日はいいスタートを切れなかったし、フラストレーションもたまった。今日はトップスピードも出ていなかったので、明日に向けてミッションの変更など、いくつかチェンジする予定だ」
Shinya Nakano 中野真矢(MotoGP 18番手)
  「午前中のセッションは、ハーフウエットで始まり、路面コンディションが悪くて様子見の走りだった。午後は路面の状態もよくなってきて、ペースも上がってきたが、セッション中盤にシケインでフロントから転んでしまった。この転倒でリズムを崩し、タイムを伸ばせなかった。しかし、今日試した新しいフロントフォークのフィーリングはよかったし、2日目に期待している」
Makoto Tanaka 田中誠
Repsol Honda Team監督
  「今日は路面のコンディションがよくないために、総じて、どのクラスもタイムが伸びなかったようだ。今回もいくつか新しいパーツを投入する。今日のセッションで確認したかったが、コンディションが悪かったことで、きちんとした評価ができなかった。今日はコンディションが悪いので、何とも言えない。ダニ、ニッキーともに、今日のリザルトには満足できるものではないが、明日はいい走りができるはずだ」
Andrea Dovizioso アンドレア・ドヴィツィオーゾ(250cc 2番手)
  「今日はいい一日だった。ただ、コンディションがよくなく、みんな言っている通り、路面が汚れていて、グリップも悪かった。もう少しセットアップを詰めなくてはいけない。しかし、開幕戦からベースのセッティングは進んでいるし、今回もその方向性が間違っていないことを確認することができた。コンディションがよくなれば、もっとタイムは上がるし、明日は最低でもフロントローをキープしたい」
Yuki Takahashi 高橋裕紀(250cc 9番手)
  「今日はフリー、予選ともに、単独で走ることが多かったが、集中することができた。前回までのセッティングをベースに、今日は、サスペンションもほとんど変更せずに走り込んだ。予選セッションの最後の方で何人かの選手と一緒に走ったが、自分の得意、不得意なコーナーが分かったことはよかった。足の状態は徐々によくなっている。リアブレーキのコントロールも前回よりよくなっている」
Shuhei Aoyama 青山周平(250cc 10番手)
  「今日はクリアラップが取れず、タイムを更新できなかった。順位は10番手とよくないけれど、フィーリングは悪くない。今日の課題はブレーキングで、アップダウンのあるコーナーで思いきり突っ込めなかった。明日は、それを何とか克服してタイムを伸ばしたい」
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RESULT

1日目総合リザルト

MotoGP
ROUND
#03
APRIL 20, 2007
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 27 C.ストーナー ドゥカティ B 1:54.200
2 65 L.カピロッシ ドゥカティ B +0.779
3 21 J.ホプキンス スズキ B +0.862
4 46 V.ロッシ ヤマハ M +0.920
5 24 トニ・エリアス Honda B +0.958
6 19 O.ジャック カワサキ B +1.451
7 71 C.バーミューレン スズキ B +1.507
8 66 A.ホフマン ドゥカティ B +1.536
9 26 ダニ・ペドロサ Honda M +1.665
10 33 マルコ・メランドリ Honda B +1.710
11 10 ケニー・ロバーツJr. KR212V M +1.871
12 14 R.デ・ピュニエ カワサキ B +2.025
13 4 A.バロス ドゥカティ B +2.033
14 1 ニッキー・ヘイデン Honda M +2.112
15 5 C.エドワーズ ヤマハ M +2.120
16 7 カルロス・チェカ Honda M +2.355
17 6 玉田誠 ヤマハ D +2.723
18 56 中野真矢 Honda M +2.736
19 50 S.ギュントーリ ヤマハ D +3.045
 

予選1リザルト

250cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 19 A.バウティスタ アプリリア 1:58.405
2 34 アンドレア・ドヴィツィオーゾ Honda +0.015
3 1 J.ロレンゾ アプリリア +0.062
4 3 A.デ・アンジェリス アプリリア +0.280
5 60 フリアン・シモン Honda +0.535
6 36 M.カリオ KTM +0.536
7 80 H.バルベラ アプリリア +0.549
8 4 青山博一 KTM +0.765
9 55 高橋裕紀 Honda +1.095
10 73 青山周平 Honda +1.317
125cc
 
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 75 M.パシーニ アプリリア 2:05.739
2 14 G.タルマクシ アプリリア +0.238
3 71 小山知良 KTM +0.573
4 24 S.コルシ アプリリア +0.726
5 52 L.ペセック デルビ +0.908
6 33 S.ガデア アプリリア +0.987
7 11 S.コルテセ アプリリア +1.068
8 29 A.イアンノーネ アプリリア +1.239
9 55 H.ファウベル アプリリア +1.350
10 38 B.スミス Honda +1.411
   
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