■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 5位)
「明日はセカンドローからのスタートなので、すばらしいスタートを切らなければならない。もちろん優勝するために全力を尽くすが、速いライダーがほかにもたくさんいるので、難しいレースになる。速いライダーがいるのはいいことだが、僕より速く走ってもらっては困るからね。今日はフロントローを獲得できなかったのは残念だ。最後の予選タイヤでアタックをしているときに、遅く走っているライダーに引っかかってしまった。結果的にラインを外さなければならなかったし、タイムが思うように伸びなかった。しかし言い訳はしたくない。明日はもう少しタイムを削るために努力したい。とにかくレースに集中し、良い結果でシーズンを終えたい。何が起きるかは、ふたを開けてみなければわからない」
■ダニ・ペドロサ選手(MotoGP 6位)
「今朝のフリー走行では、レースセッティングとタイヤ選択で大きく前進することができた。午後の予選でタイムを伸ばしてきたライダーが何人かいるので、明日の午前中にもう少しセッティングを詰めたいと思う。今日の午後のセッションでは、最初は予選タイヤで上うまく走ることができなかった。終盤になんとか改善することができて、結果的に6位で終えることができた。しかしロッシがポールポジションを獲得したので、ベストのポジションとは言えない。2列目なので、いいスタートを切って、トップ集団に入り込みたい。本当にたくさんのファンたちが来ているし、明日の決勝レースは楽しみだ」
■ケーシー・ストーナー選手(MotoGP 7位)
「予選タイヤがよかったので、レースタイヤよりもかなり速く走ることができた。タイムアタックでミスをしなければ、あと、0.2秒は速く走れたと思う。ミシュランからニュータイヤが供給されるまでは14位だったが、なんとかフロントローに近いポジションを獲得することができた。ニュータイヤはマシンとの相性がよかった。走行しているときには背中の痛みはない。ここでの予選はいつも混戦だが、レース中に多くのライダーが脱落するだろう。明日は自分らしいレースを走り、シーズンを締めくくりたい」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 12位)
「決して今日の結果には満足していない。明日の決勝レースは厳しいものになるだろうね。レースペースはいいので、なんとかスタートをうまく切り、トップグループで走りたい。今日の予選では、予選タイヤの性能を発揮することができず、よいグリッドポジションを獲得できなかった。チャンピオンシップで3位を獲得するために、なんとかいい結果でレースを終えたい」
■トニ・エリアス選手(MotoGP 13位)
「もっといいグリッドポジションを獲得したかったので、今日の結果には満足していない。しかしポルトガルGPでは15位からスタートして優勝したので、チャンスはあると思う。いいスタートを切って、レース序盤から攻めていきたい。レースリズムはだいぶよくなったので、いい結果を獲得したい」
■ケニー・ロバーツJr.選手(MotoGP 14位)
「僕よりも、マシンの方がいい状態にあると思う。きっと自分の努力が足りないせいだと思う。今朝の走行では33秒台前半で走れたし、いい状況だった。もう少し速く走れると思っていた。走るごとにセッティングを変えたのだが、同じセッティングのまま、タイヤだけを変更したら、もっといい結果になっていたかもしれない。いつも最大限の努力はしているつもりだが、よい方向に進まないことが多い。明日の午前中にもう少し調整して、また33秒台前半で走りたいと思う。それを達成できれば、いいレースを走ることができるだろう。あとはいいスタートを切るだけ。決して行き詰っているわけではないし、状況としてはポルトガルGPと似ている。とにかくいいスタートを切って、いいペースで走りたい」
■玉田誠選手(MotoGP 15位)
「今日もタイヤの選択をメインに走りこみを行った。レース用のセットでは、1分33秒台前半で走ることができた。周りと比べてもそれほど悪くないし、トップグループにもついていけるペースだ。しかし、予選用タイヤのアタックでは、今回もうまくいかず、ポジションを落としてしまった。5列目スタートなので、厳しいレースになりそうだ。とにかく、スタートで少しでも前に出たい」
■田中誠 Repsol Honda Team 監督
「最後は激しいポールポジション争いの予選になった。ニッキー(ヘイデン選手)はアタックラップでクリアラップを決められず、悔しいことにポールとフロントローを逃してしまった。しかし、レースタイヤでいいタイムを連続して刻んでおり、明日はスタートを決め、レースをリードできると信じている。ダニ(ペドロサ選手)は、予選タイヤで第3区間のタイムを上げられなかった。明日は若干のセットアップが必要だが、彼もレースタイヤではよい仕上がりだ。明日はチーム全員一丸となって、我々の明確な目標に向かって最善を尽くす」
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(250cc 7位)
「このサーキットは自分には合わないので、とても厳しい状況だ。自分自身のライディングに問題があり、改善しようとしてもなかなかいい結果を得られない。マシンのセッティングに満足しているが、まだHondaのポテンシャルをフルに発揮できていないと思う。チャンピオンシップを獲得するのは厳しいと思うが、最後のチェッカーまで精一杯がんばりたい」
■青山周平選手(250cc 8位)
「初日から1秒近くタイムを上げたのだが、ポジションは落ちてしまった。コースはだいたい攻略できているのだが、コース前半部分で思ったようにタイムを短縮できなかった。もう少し、コーナーの旋回性が上がればタイムを上げることができると思う。ウオームアップでもう一度セッティングにトライしたい。明日は、どういうレースになるのか予想もつかないが、トップグループについていきたい」
■渡辺一馬選手(125cc 36位)
「午前中のフリー走行でも、午後の予選の最初でも、マシンのセットアップは完ぺきではなく、思ったように攻められなかった。その後、違うタイヤを試したところ、とてもよくなった。あと2周という時にマシントラブルが出てしまい、それ以上タイムを上げられなかった。でもよい方向に向かっていると思うし、明日はエストリルよりもいい結果を出したい」 |