■トニ・エリアス選手(MotoGP 優勝)
「信じられないし、信じることができない。本当にハッピーだ。今日のレースはとてもハードだったし、本当に難しいレースだった。いいスタートを切ることができた。序盤からバイクの状態はとてもよかった。コーリンが前にいて、彼を抜いて引き離そうとがんばったし、MotoGPレースで初めてトップを走ろうとバレンティーノも抜いた。しかし、次の周に何回もミスをしたので、リスクを冒さない走りに切り替えた。3番手を走っていたが、1コーナーの進入に自信があったので、最終ラップまで待っていた。最後まであきらめないのが自分のスタイルだからね。すばらしい仕事をしてくれたチーム、そしてレースを見に来てくれたファンに感謝したい」
■ケニー・ロバーツJr.選手(MotoGP 3位)
「日本GP後のテストでバイクの状態がよくなった。今回は予選もよかった。予選用タイヤのアタックでミスをしてグリッドはよくなかったが、いいスタートが切れればと思っていた。バレンティーノを追い上げているとき、ペドロサとヘイデンのようなことがないように気をつけた。今日は周回を1周間違えてしまったのが痛かった」
■玉田誠選手(MotoGP 5位)
「2日目にバイクのセッティングが決まって、レース用のセッティングでいい走りができていた。決勝前のウォームアップでもそれは変わらず、今日はいいスタートが切れれば、いいレースができると思っていた。それほどスタートが決まったわけではないし、集団の中で厳しい戦いになったが、中盤に前に出てからはいい感じで走ることができた。トップグループにも追いついているような感じだったが、フロントが切れ込む感じになってペースを上げられなかった。内容はそれほどいいとは思えないが、今季のベストリザルトを残せてよかった」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 8位)
「今回は厳しいレースだった。初日の転倒で始まり、その後、一生懸命、いいセッティングを見つけようとしたのだが、できなかった。バイクの状態はよかったのだが、グリップが足りなかった。それを思えば、今日の8位という結果は悪くなかったのかも知れない。ランキング3位をキープすることができたからね。次のバレンシアではいいレースがしたい。今日は、エリアスの勝利を祝福したい。ニッキーに起きた出来事は、本当に気の毒だった」
■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP リタイア)
「本当にどう言っていいのか分からないし、残念だった。今日は、左側がハードコンパウンドのタイヤを選んだのだが、スタートから信じられないくらいよかった。エドワーズより全然速かったし、彼を抜こうと思っていた。そして、バレンティーノを追いかけようと思っていた。ダニが前に出ることを望んでいなかったのだが、彼は前に出ようとしていた。我々はプロだし、ダニがモーターホームに来て、その件について話をしたし、握手をした。こんな結果になったが、あきらめる気はまったくないし、まだ十分に戦えるし速いと信じている。エストリルは、自分にとってこれまではベストなサーキットではなかったけれど、速く走ることができた。バレンシアでは何が起こるかわからないし、ダニの助けが必要になる。彼の手が問題なければいい。ダニと1-2フィニッシュできれば、チャンピオンシップはまだ可能性があるからね」
■ダニ・ペドロサ選手(MotoGP リタイア)
「どう言っていいのか分からない。今日はミスを犯したし、本当に済まないと思っている。こんなことは自分のキャリアの中で初めてのことだ。この6年間を振り返っても一度もなかったし、最悪の状況の中で起きてしまった。ニッキーには本当に申し訳ない。ただただ、謝るだけしかできない。ニッキーにごめんなさいと謝った。彼の気持ちが動揺していることも理解できるし、その埋め合わせをできたらいいと思っている。あのとき、自分はニッキーを抜こうと思ったわけではなかった。ブレーキを掛けたときに後輪が浮いてしまい、タイヤが着地したときに加速して止めることができなかった。この転倒で左手の小指を骨折したが、バレンシアまでには問題ないと思っている」
■田中誠 Repsol Honda Team 監督
「厳しい結果になってしまった。しかし、これでシーズンが終わったわけではない。最終戦バレンシアでは、ニッキー優勝、ダニ2位を目標に、ライダーズタイトル獲得に向けて最善を尽くす。いつも以上の応援をお願いしたい」
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(250cc 優勝)
「レースはいつも難しいが、今回は特別厳しかった。というのも、ヘルメットのバイザーが曇るという問題を抱えていたからだ。今回は、正直、勝てると思っていなかった。ロカテッリがすばらしく速かったし、彼に追いつくのが大変だったからだ。今回ももちろん、いいレースができると思っていたが、あまりいいリズムでは走れていなかった。でも、今日はタイトル争いを続けるためにも、最終ラップまで勝とうと全力を尽くした。バレンシアがどんなレースになるか楽しみだ。自分は失うものがないからね。ロレンゾは、ここと同じようにプレッシャーがあると思うよ」
■高橋裕紀選手(250cc 6位)
「スタートはよかったし、セカンドグループを抜け出すのに、そんなに苦労もなかった。自分でも驚くほどいいリズムで走れたし、単独になってもペースはよかった。トップグループに追いついている感じだったし全力で走った。しかし、終盤はタイヤの消耗が激しくペースを上げられなかった。特に最終コーナーで何度か転びそうになって、ペースをキープできなかった。今回は、グリッドがよかったら優勝争いに加われたと思う。それだけに残念だった」
■青山周平選手(250cc リタイア)
「トップグループにはついていけなかったが、その後ろのグループでいい感じで走ることができた。しかし、トラブルが出てコースにバイクを止めた。残念だった」
■渡辺一馬選手(125cc 20位)
「サポートしてくれたチーム、スポンサー、スタッフの皆に感謝です! 本当はもっと上にいきたかったのですが、予選が悪かったこと、そして、20位という結果には満足していません。でもレースではオーバーテイクできてよかったし、精一杯の走りができた。もてぎでは最後に転倒してしまったので、今日は初めてGPのチェッカーを受けられ、とてもうれしかった」 |