■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 3位) 「今日のフリー走行の結果には満足だよ。このもてぎとフィリップアイランドとではコースの性格が違うにもかかわらず、今日は先週末と同じマシンセッティングで始めたんだ。フィーリングはよかったから、きっといいセットアップを見つけられたのだと思うよ。午後には予選タイヤを試したんだ。なぜなら僕らの弱点でもあるからね。その結果、3番手タイムを出せた。Hondaはマシンのパフォーマンスアップのために手伝ってくれているし、チームも最高の仕事をしてくれたよ」
■ニッキー・へイデン選手(MotoGP 5位) 「昨年はここでずいぶん苦戦したけれど、残念ながら今日はその続きから始めることになってしまった。あまりいい一日とは言えなかったね。リズムもイマイチだったし、タイムも上がらなかった。今回のレースはとても重要だから、今晩、セッティングについてチームと徹底的に相談しなくてはいけない。日本には僕のファンが沢山いるんだ。だから明日はもっとタイムを上げて、明後日に備えなくてはいけない。でも、チームのみんなががんばってくれると信じているよ」
■トニ・エリアス選手(MotoGP 6位) 「今日はマシンバランスもよかったし、自分の思った通りに走ることができ、とても満足だ。午前中に車体とサスペンションを調整し、いいベースセッティングを見つけた。最初のラップではトラクションがかからず苦戦してしまうので、まだ満タン時のフィーリングを改善させなければいけない」
■ケニー・ロバーツJr.選手(MotoGP 10位) 「今日はニューシャシーを試している。 午前中より、午後はさらによくなり、乗りやすくなった。今までなぜ僕のマシンが低速コーナーで遅いか、少しずつ分かってきた。この部分を改良したいと思っている。今日も僕はトップグループよりコンマ2-3秒遅かったけれど、これは低速コーナーの立ち上がりでの差だ。明日は今日のデータを生かしてさらにセッティングを煮つめたい。レースタイヤに関してはほとんど決まっている」
■ケーシー・ストーナー選手(MotoGP 11位) 「今日のフリープラクティスには満足している。レースタイヤでいいタイムが出た。今日の午後はみんな予選タイヤを試していたけれど、僕はレース用タイヤでのタイムだ。今日の午前中、車体はいいセッティングが出たので、午後は2台のマシンを異なるスプリングレートで試していた。リアのトラクションアップが狙いだった。このコースはストップアンドゴーのコースなのでコーナー出口でのグリップはとても重要だ。今日はミシュランが数種類のタイヤを持ってきてくれた。中にはレースディスタンスももちそうなのもあった。ラップタイムがどれぐらいになるかどうかだ。フロントグリップに関してはどれもいい。問題はリアだ」
■玉田誠選手(MotoGP 12位) 「これまでと同じ状態で走った。大きな変更はなかったが、全体的に硬めのセッティングとなった。今日は新しいフロントタイヤのテストをした。いいところと、これまでのタイヤと違う部分もあって、明日は今までのタイヤと比較をしてみたい。午後の走行では予選用タイヤでアタックしている選手も多く、今日の順位はあまり気にしていない。レースタイヤで1分48秒前半は決して悪くはないと思う。予選用タイヤでも、いい走りができると思う」
■ダニ・ペドロサ選手(MotoGP 15位) 「今日はとにかくリズムをつかみたかった。明日の天気がどうなるか分からないので、ドライ・セッションを使ってレースタイヤを試すことに専念していた。MotoGPマシンでもてぎを走るのは初めてだけれど、250ccの時とはずいぶん違う。ストレートがずっと短く感じるし、いつもよりずっと早くコーナーやハードブレーキングのゾーンに到着してしまう。ヒザは大分良くなったけど、まだ痛い。曲げる練習をしているんだ。もてぎは好きなコースなので、日曜日のレースが楽しみだ」
■田中誠 Repsol Honda Team監督 「ホームGPとなるもてぎは、いつも以上に力の入るレースだ。我々のライダーもそのあたりは十分に理解してくれている。ニッキー(ヘイデン選手)はタイムこそ5番手だったが、車体のフィーリングは完ぺきではないが悪くはない。まだ改善の余地は大きく、明日のタイムはもっと上がるだろう。気合は十分だ。ダニ(ペドロサ選手)のケガも回復してきており、タイムの上がり方も早くなってきている。セッション最後にほかのライダーはソフトタイヤでタイムを出してきたが、ダニはレースタイヤでのセットアップに集中した。ここは好きなコースでもあり、明日の走りは期待できる。GP初日にしては思っていた以上にレベルが高かった。明日も激戦になるだろう」
■青山周平選手(250cc 3位) 「もう少しいけたかも知れない。最終セクションでひっかかってタイムをロスしてしまった。トップタイムを取れるところにいたし、かなり悔しい。今日は午前、午後ともに、自分の設定していたタイムを上回ることができた。今年になって初めて、初日のフリー走行から攻める走りができた。明日はPPを狙いたい」
■高橋裕紀選手(250cc 4位) 「午前中の走り出しは、すごく順調だった。午後の予選では、違うセッティングにトライしたのだが、それがあまりよくなくて、結局、元の状態に戻した。その作業に時間がかかって、ちゃんとアタックできなかった。初日としては順調で、いい方向にいっている。ここはハードブレーキングが多く、左腕には、前回のオーストラリアGPより負担は大きい」
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(250cc 6位) 「初日の結果は、すべて満足できるものではなかったよ。タイヤの持つアドバンテージを最大限に生かすことができなかったんだ。僕のペースそのものは悪くなかったけれど、望んでいたようなものではなかった。もっと改善しなければいけない。ここでは沢山の速いライダーがいるけれど、もし僕らのポテンシャルを最大限に使うことができれば、きっといいレースをできると思う」
■ラパター・ウィライロー選手(250cc 10位) 「本当にワクワクしました。トップライダーたちと一緒に走ることができ、とても気持ちがよかった。今日はセットアップをがんばりました。このコースは完ぺきではないが、いい練習になった。GPライダー、中でも日本のライダーは速い。特にセットアップがうまく、彼らを目標にしたい。雨が苦手なので、明日は天気が心配です」
■高橋巧選手(250cc 23位) 「今日は乗れていなくて、タイムも遅かった。もてぎのような広いコースをまだ攻略できていない。明日は、ワイルドカードでトップを目標にがんばりたい」
■高橋江紀選手(250cc 28位) 「鎖骨を骨折して手術しているので、体調は完全ではない。走っていると違和感があるけれど、いつも通り走れている。ただ、転べないので無理はできない。明日はGPの速い選手たちについていって勉強したい」
■ファブリツィオ・ライ選手(125cc 7位) 「ここ日本でも、オーストラリアに続き天候が味方してくれたようだ。気温が低いとマシンの調子がよく、暫定7番手を獲得できた。明日は雨の予報もあるけれど、そうなったら僕は2列目からのスタートになるし、悪くないよね。マシンの状態は悪くないけれど、ギアに若干の問題がある。明日までに解決しなければいけない」 |