■ダニ・ペドロサ選手(MotoGP 3位) 「素晴らしいレースができた。9番グリッドからのレースだったことを考えれば、3位という結果もよかった。ただ、スタートがよくて1コーナーでいいポジションにいられたら、もっといい結果を残せたかも知れない。今日は、早い段階でバレンティーノに追いつくことができたので、しばらく後ろで待つことにした。優勝したロリスは速すぎたし、バレンティーノとの2位争いだけを考えていた。追い越すポイントもあったし、積極的にプッシュしたが、1回ミスをして、後れてしまった。それで今日は、3位になろうと思った。次のレースが楽しみだ」
■ケニー・ロバーツJr.選手(MotoGP 4位) 「4位という結果には満足していない。今日は、スタート後フルタンクのときに、いい走りができなかった。しかし、燃料が軽くなるにつれて、バランスがよくなり、いいペースが戻ってきた。最後はグループのトップでフィニッシュすることができた。ニッキーが落ちてきたときには、どうしようかと思った。彼はチャンピオンシップのリーダーだったからね。明日のテストでは、少しでも前進したい」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 5位) 「もっといいリザルトを期待していた。しかし、予選のグリッドを考えれば、今日の結果には満足している。今日はいいスタートが切れたし、序盤は4番手につけることができた。いいリズムで走ることができたのだが、ポジションを落としてしまった。ロッシとペドロサについていきたかったが、できなかった。それでも、ニッキーとのポイントを4点つめることができた。チームはいい仕事をしてくれた」
■ケーシー・ストーナー選手(MotoGP 6位) 「激しい抜き合いになったし、難しいレースだった。何回かは、1周で3回もポジションが入れ替わった。中盤、ヘイデンの後ろにいたときに、タイヤが除々に消耗していった。そのために、終盤、メランドリとロバーツJr.との4位争いを戦うには、厳しい状態だった。でも、すごい接戦だったし、6位という結果に満足している」
■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 9位) 「序盤は調子がよかった。スタートもよくて、順調に3位を走っていたが、レース中に、小さな問題を抱えてしまった。でも、そのことを言ってもしょうがない。今日の結果は、自分が望んでいたものではないが、レースなのだから仕方がない。MotoGPクラスの競争は厳しい。ラグナセカで勝っても、次のレースでは9位になってしまう。今年は、こういう苦い結果が何度かあったが、何度もばん回してきた。また、ばん回するよ。明日からの2日間テストがある。次のレースは大丈夫だ」
■トニ・エリアス選手(MotoGP 11位) 「今日の結果には、とても満足することはできないが、内容はよかったと思う。ただ、スタートはよくなかった。序盤の10周は、リズムにも乗れなかった。しかし、それからは、除々にいい感じで走れるようになった。チームはいい仕事をしてくれた。明日からのテストで、さらにいい状態を見つけたい」
■玉田誠選手(MotoGP 13位) 「予選から抱えていたリアのトラクション不足が、結局、レースに影響してしまった。序盤の3周目ぐらいまで、まったくグリップしなくて、ペースを上げることができなかった。今日は、朝のウオームアップで、新しいリアサスにトライした。いままでよりよかったのだが、決定的な解決にはならなかった。序盤の遅れが、最後まで響いた。残念だった」
■田中誠 Repsol Honda Team 監督 「今日トップを走ったライバルは、とても強かった。ダニはスタートでうまく飛び出し、すぐさまロッシを追撃して、ファイティングスピリッツの強さを見せてくれた。最終的に前に出るにはもう一歩およばなかったが、終盤まで激しい攻防を繰り広げて、今後につながる価値ある走りだった。ニッキーはレース序盤、トップグループを走行していたが、中盤以降、リアのグリップ低下からマシンバランスを崩して、タイムを維持するのが困難になった。今日の結果を分析し、次戦から再び結果を出せるようにしなければいけない。ニッキー本人も悔しいだろうが、次戦から最終戦までさらに集中力を高めてくれるだろう。次のマレーシアGPは期待して欲しい」
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(250cc 2位) 「今回のレースは厳しかった。ロレンゾについていくことが、彼に勝つための唯一のチャンスだったのだが、(ロベルト)ロカテッリに抜かれ、バトルしている間に、彼を逃がしてしまった。最終ラップは、青山(博一)をパスするために、最終コーナーでハードなブレーキングをして、立ち上がりのコーナーでかわすことができた。3位と2位では4点違うし、チャンピオンシップを考えれば、大きな差だ。勝てなかったけれど、次からは好きなサーキットが続く。ロレンゾとの差はわずか7点。残りの5戦でひとつでも多く勝ちたい」
■青山周平選手(250cc 6位) 「スタートはよかったのだが、序盤、ペースを上げることができず、トップグループについていくことができなかった。中盤になって、やっと自分の走りができるようになった。そのときは、もう、トップグループとの差は離れすぎていた。終盤は、バルベラとの戦いになった。何とか前でゴールしたかったのだが、抜き返されてしまった。もう少し、いいリザルトを残したかったが、後半戦の最初のレースは完走するのが目標だったし、それを達成できてよかった。これからのレースにつながるレースだったと思う」 |