■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 2位) 「もちろん優勝したかったが、昨日までの状況を考えれば、順調なペースで走ることができた。金曜日は10位、今朝のウオームアップでも10位だった。決勝は最大限の力を発揮して走らなければならないと思っていたし、表彰台に立てて良かった。第1コーナーでドラマが起きてしまったが、レースに集中するよう心がけた。巻き込まれたライダーたちに大きなケガがなくて良かった。今日のロッシは、余裕の走りを見せていた。タイヤを温存していることはわかっていた。特にこのような暑い日はグリップが問題となるので、彼を抜くことは厳しいと思っていた。今日は賢く、安定した走りを心がけた。次は優勝を狙っていきたい」
■ケニー・ロバーツJr.選手(MotoGP 3位) 「昨日はPPを狙っていた。それを達成することができなくて残念だったが、今日は、こうして表彰台に立つことができて、嬉しい。ドライコンディションで、こんなレースができたのは、久しぶりのことだ。今日は、他のライダーに迷惑をかけず、自分のペースで走ろうと思っていた。その結果が表彰台なのだから、本当に嬉しい」
■玉田誠選手(MotoGP 7位) 「厳しいレースだった。とにかくトラクションが掛からず、思い切り走ることができなかった。アクセルを思い切り開けることができたのは、バイクがまっすぐ立っている状態だけという、そんなレースだった。7位といっても、納得するにはほど遠いレース。全然ダメだった」
■ケーシー・ストーナー選手(MotoGP リタイア) 「今日はとても残念な一日だった。自分の犯したミスだけでなく、起きたことすべてが最悪だった。中断の間にリプレイを見たが、クラッシュに巻き込まれたライダー全員がかわいそうだった。今日のトラックは少し滑りやすかったが、うまくスタートを切れたし、すべて順調に思えた。バレンティーノが追いついてきたときは自分のペースを維持していたし、良い走りをしていたと思う」
■ダニ・ペドロサ選手(MotoGP リタイア) 「今日は最悪の日だったし、特に言うことはない。スタートからアンラッキーだったが、クラッシュに巻き込まれたライダーの中では、ラッキーだった。また、再スタートすることができたからね。バーミューレン選手が再スタートのときに問題を抱えたこともアンラッキーだった。混乱した状況でレースを再開することになったし、集中力が少し欠けてしまった。再スタートはうまく切ることができなかったが、なんとか落ち着いてポジションを上げることができた。しかし、速く走っていなかったにもかかわらず、転倒してしまった。いずれにしても、次のレースを楽しみにしているし、もっと良い結果を出したい」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP リタイア) 「スタートは決して良くはなかった。しかし、なんとか少しポジションを上げられたと思った矢先にクラッシュに巻き込まれてしまった。何も覚えていない。肩に激痛が走っていたが、意識はあった。記憶は少しずつ戻ってくるだろう。ずっとそばにいて、面倒を見てくれたドクター・コスタとクリニカ・モバイルのスタッフに感謝したい」
■トニ・エリアス選手(MotoGP リタイア) 「今回は忘れたいレースになってしまった。メランドリ選手は残念な結果になってしまったが、早く回復することを願っている。自分は、良いスタートを切ったが、グリップに問題を抱えていた。そんな中、精一杯トップ集団について行こうと思った。良いペースで走ることができたのだが、フロントが滑って転倒してしまった。そのまま走れていれば良い結果を残すことができたと思うし、とても残念に思う」
■田中誠 Repsol Honda Team監督 「とにかく波乱のレースだった。ニッキー(ヘイデン選手)は優勝には手が届かなかったが、最高の走りだった。チャンピオンシップ争いで首位に立ったばかりか、今後に繋がる20ポイントを獲得してくれた。ダニ(ペドロサ選手)は本当に悔しい結末になってしまった。最初のスタートはうまくいったが、クラッシュに巻き込まれてしまい、マシンを換えなければならなかった。幸い体にダメージはなかったが、ベストな状態のマシンを失っただけでなく、アクシデントの影響でレースのリズムを崩され、100%の走りができなかった。地元の大勢のファンを前に完璧な走りを見せることができず残念な思いだ。来週のレースでは、気持ちを切り替えて頑張ってくれるはずだ。今日のクラッシュで負傷したライダーの回復を祈っている」
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(250cc 優勝)
「最終ラップのストレートで、アプリリアのライダーが僕を抜いていったが、1コーナーのブレーキングで抜き返そうと思った。その通りの走りができたし、すばらしいラップだった。前回の優勝から長い時間が経っていたし、今日の優勝は本当に嬉しい。記念すべき優勝になった」
■高橋裕紀選手(250cc 7位) 「厳しいレースだった。スタートはうまくいったし、トップグループにつけることができた。しかし、ペースをキープできなかった。高速コーナーでうまく走れなかった。終盤になって、やっと、いいリズムが戻ってきた。7位という結果は残念だが、自分の中で、カタルニアは最大の山場のレースだった。ここで、ちゃんと完走できたことは嬉しい」
■青山周平選手(250cc リタイア) 「朝のウオームアップで、いいフィーリングがなくて、決勝でも予選のフィーリングで走ることができなかった。そのせいで、トップグループについていけなかったし、無理をしてしまった。残念だった」 |