■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 7位)
「午後のセッションで走ったレース用タイヤは良かった。トップとの差もあまりなかった。しかし、競争力を持ってレースに臨むためには、もう少し調整が必要だ。今日は順調な一日だったとは、とても言えない。今朝のフリー走行はいい出だしだったが、バックストレートでブレーキングが遅れてしまい、転んでしまった。熱くなって突っ込みすぎたせいだが、おかげでマシンの調整が遅れてしまった。それに加え、リアタイヤのライフが心配なので、明日は、タイヤ選択に少し悩みそうだ。午後の予選は最悪だった。最後のラップは順調だったが、最終コーナーで他のライダーに阻まれてしまい、フロントローに入ることができなかった。明日のレースでは精一杯頑張りたい」
■ケーシー・ストーナー選手(MotoGP 8位)
「3列目スタートだが、それほど心配はしていない。予選用タイヤのアタックは、フィーリングがあまり良くなくて、タイムを出すことができなかったが、レース用のセットアップはうまくいった。昨日、課題になっていたリアのグリップもすごく良くなった。昨日は、新しいフロントタイヤが良かったし、セッティングは、大きく進んだ。決勝に向けて、不安はない」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 9位)
「今日は、決して楽な一日ではなかった。午後はリアのフィーリングが良くなり、予選タイヤでいいタイムを出すことができた。さらにタイムを縮めようと思ったのだが、クラッシュしてしまった。しかし、明日は素晴らしいレースになると思う。このサーキットは好きなので、楽しみにしている。まだセッティングを改善する時間はあるし、決勝まで最大限のことをしたいと思う。競争力のある、戦うためのセッティングを、きっと見つけることができるはずだ」
■ダニ・ペドロサ選手(MotoGP 11位)
「今回のGPは、チームが頑張ってくれたおかげで、最初のセッションから良い走行ができた。しかし、残念ながら予選用タイヤのアタックは、うまくいかなかった。セッション最後の渋滞に巻き込まれてしまった。最後の予選用タイヤのウオームアップラップで、たくさんのライダーが僕のことを待っていたことに加え、第1コーナーではアタックを終えたライダーたちがペースを落として走行していた。そのために時間がかかってしまい、アタックすることができなかった。いずれにしても11番手グリッドは、良いスタートを切ることが重要になるし、レースでも速く走らなければならない。ホームGPなので、11番手というグリッドはとても不満だが、マシンのセッティングには満足している。明日は良いレースペースで走りたい」
■トニ・エリアス選手(MotoGP 14位)
「今日は一日を通して良い仕事をしたと思うし、集めた情報を基に、状況を分析しながら改善していきたい。それができなければ、明日の厳しいレースを戦い切ることはできない。まだグリップに問題を抱えているが、観客の声援で解消できればいいね。スタートが重要になるし、できる限りポジションを上げていきたいと思う。地元ファンの前で走るのが楽しみだ」
■玉田誠選手(MotoGP 15位)
「午前中のフリー走行は、セットアップが進み、昨日より、いい感じで走ることができた。レースラップでも、53秒台で連続して走ることができたし、まずまずだった。しかし、予選では、アタックがうまくいかず、ポジションを上げることができなかった。ただ、予選では、いろんなタイヤのテストをすることができたし、決勝用のタイヤは決まった。いいスタートを切って、素晴らしいレースにしたい」
■田中誠 Repsol Honda Team 監督
「今日の予選は思いがけない展開になってしまった。ダニはレースタイヤでのタイムにはかなりの手応えを感じているが、最後のタイムアタックは、コースインするのが少々遅れてしまった。既にアタックを終えたライダーに道をふさがれ、タイムを出せず、欲求不満な結果となってしまった。明日はレース序盤の数周でどれだけ順位を上げられるかが鍵になる。今日の悔しさを明日のレースにぶつけ、強い走りを見せてくれることを期待している。ニッキーはマシンのセットアップを、もう一歩詰め切れなかった。予選タイヤでのアタックは得意なのだが、今回は狙い通りにいかなかった。予選前のフリー走行中の転倒も影響はあるだろうが、明日のウオームアップでもう1つ上のレベルに仕上げなければならない。明日のレースはハードな展開になるに違いないが、最後まで諦めずにベストを尽くす」
■アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手(250cc 1位)
「ここのレースでいい結果を残すことは、これからの連戦を考えれば、とても重要になるし、前回PPを獲得したフランスより今日のPPは嬉しい。いつもは、予選のポジションはあまり気にしていないが、今回のPPは、決勝に向けて大きな自信になった。今年は、セッションごとに、レースをこなすごとに、大きな自信につながっている。明日の決勝も、いいレースをする自信がある」
■青山周平選手(250cc 6位)
「今日は、予想していたよりタイムを短縮することができなかった。反対に、周りのタイムは、予想より上がった。昨日、予選を終えたときに、PPも狙えると思っていた。結局、6番手だったが、最後までいいリズムで走ることができた。予選も、いい組み立てができたと思う。明日は、最初の数周、トップグループにちゃんとついていければ、いいレースができると思う。チームの地元のレースなので、表彰台を狙っていきたい」
■高橋裕紀選手(250cc 9位)
「9位というポジションは、それほど心配していないが、2日連続で転んでしまったことが、本当に残念だった。転んだのは、ピットアウトした周だった。前にアンドレアがいて、ついて行こうと思ったのだが、ちょっとペースを上げるのが早すぎたのかも知れない。転ばなければ、あと、0.5秒は短縮できたはず。フロントローに並べたと思う。調子はいいので、明日は、いいスタートを切って優勝争いをしたい」 |