■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP
4位)
「最初の数周はとても楽しかった。チームの努力のおかげでマシンはかなりいい状態になったが、最後までペースを維持することができなかった。表彰台に上るために精一杯頑張ったが、残念ながら立つことはできなかった。ミシュランは決勝レースに向けて良いタイヤを提供してくれたし、今週末の中では一番良かった。本当は4位で終わりたくなかったが、バレンティーノ、カピロッシ、チェカと走り、多くのことを学ぶことができた」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP
5位)
「とても疲れるレースだった。ケガをしている傷口の周りが熱に敏感になっていて、危うく火傷しそうになった。リアブレーキを踏み込むと足が痛かったので、決勝レースに向けてリアの調整をしたが、今度はフロントのフィーリングが悪くなってしまった。ブレーキの問題でレース中盤までは、コーナーの出口でマシンがスライドしやすかった。しかし、燃料が減ってからは、自分のリズムを見つけることができた。正直、数日前までこんな結果を出せるとは思っていなかったし、今日の結果には満足している」
■マックス・ビアッジ選手(MotoGP
6位)
「今年の2月に足のケガから復帰し、初めてファクトリーのRCVにまたがった時のことを思い出した。あのときは、気分も高ぶっていたし、速く走ることもできた。もちろん完璧ではなかったけどね。しかし、今回マレーシアに到着して走り始めたときの状態は、けっして良くはなかった。レースでは、危うくクラッシュしそうになった。今回はポイントを獲得するために、いつも以上に努力しなければならなかった。チームも僕も精一杯頑張ったが、思うようには走れなかった。でも、チャンピオンシップでは2位だし、これを守るために最後まで精一杯頑張るつもりだ」
■アレックス・バロス選手(MotoGP
8位)
「今日のレースは、最後まで攻めることができなかった。ロバーツ(スズキ)の後ろにいて何とか抜こうとしたが、危うく転倒しそうになったりした。ポジションを上げることができなかった。問題を解決できるときもあれば、できないときもある。今回は残念ながら乗り越えることができなかった。もてぎのレースのようにクラッシュしたくなかった。なんとか完走することはできたが、8位には満足していない」
■玉田誠選手(MotoGP
12位)
「昨日の転倒の後、フレームを新品に替えた。そのために朝のウオームアップでマシンのセッティングをしたのだが、結局はいい状態にまとめ切れなかった。攻める走りを最後までできなかった。まるでツーリングしているような走りしかできなかった。本当に言葉もない。残念なレースだった」
■シェーン・バーン選手(MotoGP
14位)
「もしこれがヨーロッパだったら、もう少し状況は良かったかも知れない。でも、言い訳になってしまうね。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。納得のいく走りはできなかったが、大きなミスもせずに完走できたので満足している。今日はレース序盤にコーナーではらんで、前にいたグループを見失ってしまった。しかし、終盤のシャウス(ヤマハ)とのバトルは楽しかった。次のカタールでも走ることができるからね。次はいい成績を残したい」
■セテ・ジベルノー選手(MotoGP
リタイア)
「完走できなくて残念だった。他に言う言葉も見つからない。今朝のウオームアップでは、まずまずの状態だったが、決勝ではあまりいい状態ではなかった。クラッシュについては、申し訳ないとしか言いようがない。イン側から中野を抜こうと思ったが、ブレーキレバーが接触して転んでしまった。本当に残念だった」
■田中誠
Repsol Honda
Team監督
「予想以上に厳しいレースだった。ニッキーは今日、いいセットを見つけて、いいタイヤも見つけた。しかし、後半でチャターが出てペースを上げられなかった。本当に悔しいレースだった。マックスも頑張ってくれたが、いかんせん、予選グリッドが良くなかった。残念なレースだったが、次のカタールではふたりとも頑張ってくれると信じている。ジベルノーは、ちょっと焦ってしまったのかもしれない。メランドリは、足のケガをおして最後まで頑張ってくれた。ケガがなければいい状態だったし、これからの走りに期待したい。全体としては、なかなかうまくいかないレースだった。シーズンも残り4戦となったが、来年につながるようなレースをしたい」
■青山博一選手(250cc
5位)
「朝のウオームアップまでまったく問題がなかったのに、決勝になって思うように走れなくなってしまった。コンディションが変わったせいかも知れない。序盤、ポルト(アプリリア)の後ろで走っているときは、スリップについていくのがやっとだった。スリップが効かなくなってからは、もうついていけなかった。すごく調子が良かっただけに残念。悔しいレースだった。でも、ダニー(ペドロサ選手)が転んで、ドヴィツィオーゾも転んだ。そういう難しいレースで完走したのだから、良しとしなければいけないのかもしれない。次のカタールでこの雪辱を果たしたい」
■高橋裕紀選手(250cc 7位)
「朝のウオームアップで、車体の前後バランスと、ステップの位置を変えた。エンジンの調整もやりなおして、決勝に挑んだ。何が一番良かったのかわからないほどいろいろ変えたが、結果的に予選と見違えるような走りができた。それだけに、予選でのセッティングが悔やまれる。その失敗は、自分が主張したセッティングの方向だった。自分のせいだっただけに、本当に悔しい。でも、予選18番手からスタートして7位でフィニッシュできた。次のカタールに向けて、今回はすごくいい勉強になった」
|