■マックス・ビアッジ選手(MotoGP 2位)
「すばらしいレースだった。結果には満足している。今までのひどい状況からやっと脱出した。優勝争いをして、表彰台に上がるのは最高だね。チームは本当にいい仕事をしてくれたし、みんなに感謝したい。メカニック、サス担当、タイヤ担当、エンジニアに、もちろんアーブにもね。みんなのおかげでバイクは金曜日から良かった。このペースを持続しないといけない。ランキングのことは考えないで、とにかくレースごとに頑張るだけだ」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 4位)
「信じられないレースだった。間違いなく僕のベストレースだ。スタートから全力で先頭グループについていった。高速コーナーでタイムロスしていたので、ついていくのは大変だった。残り5周は、厳しい走りを強いられた。転倒しかけて、少しスローダウンしなくてはいけなかった。カピロッシとの戦いは驚くべきものだった。観客の声援が聞こえた。だから、最後までベストを尽くした。最終コーナーは一緒に入っていったが、ほんのちょっと届かなかった。今日は、4位でも満足だ。いい感じで限界まで攻められた。来週のバルセロナではもっと進歩したい」
■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 6位)
「タフなレースだった。ベストなスタートじゃなかったが、いいラップタイムで走ることができた。その後、数人を抜いて、いいリズムで走れたけれど、ほんの少し何かが足りなかった。もう少しでトップ集団に加われたはずだ。チェカとはいいバトルができた。彼には勝ちたかったけれど、抜くことはできなかった。ポジティブに考えれば、トップとの差はいままでの中で一番少ないし、チームにも安心してもらえたと思う。今日はベストを尽くした。来週も頑張るよ」
■アレックス・バロス選手(MotoGP 7位)
「良くも、悪くもないスタートだった。今日は51秒台のレースを想定していた。そのペースで走ることができたが、やっぱりグリッドが悪すぎた。もっといいグリッドだったら、優勝争いに加わることができたはずだ。予選を頑張ればいいことがはっきりしている。フランスの転倒の影響が残っていたが、フィジカル面では問題はなかった。次のバルセロナはいいレースにしたい。準備はできているよ」
■玉田誠選手(MotoGP 8位)
「スタートは悪くなかったのだが、1コーナーで行き場がなくなり、ポジションを上げることができなかった。それからは、コーリンと2人で走ることになった。前に出ても引き離すことができなかった。結局、フリー走行から抱えていたチャターの問題を解決できないまま決勝を迎えてしまった。でも、ストレートでは、コーリンより僕の方が速かったので、最後に抜いて前でゴールした。久しぶりのレースで疲れた。トップからラップで1秒も遅かったことには、がっかりだった」
■トロイ・ベイリス選手(MotoGP 13位)
「本当に難しいウイークだった。予選、決勝と全く進歩がなかった。13位だからね。いい結果とは言えない。確かに、ポイントは取れたけれど、今はいい結果が必要だ。次のレースで頑張るしかない」
■セテ・ジベルノー選手(MotoGP リタイア)
「優勝だけを考えてレースをした。だから、言い訳はしたくない。僕がいい仕事をしなかっただけのことだ。今週は、ずっといい状態だった。競争力のある状態だったのに、結果に結びつけることができなかった。チャンピオン争いから脱落したことは否定できないが、タオルは投げないよ。これから、ひとつでも多く勝ちたい。カタルニアをターニングポイントにしたい」
■田中誠 Repsol Honda Team監督 「勝てなかったが、流れとしてはいい感じになってきている。こういうレースを続けることが大事だ。ビアッジは、今年になって初めて優勝争いに加わったし、何周かトップを走ったことの意味は大きい。これまで問題にしていた車体のセッティングも、ここに来てかなり合って来ているような気がする。次のカタルニアは、今回以上のレースをやってくれるはずだ。ニッキーは、スタートは良かったが、1コーナーで接触して遅れてしまった。その遅れを取り戻そうとタイヤを使い切ってしまった。しかし、ニッキーの調子も確実に上向いている。カタルニアに期待したい」
■ダニエル・ペドロサ選手(250cc 1位)
「ここは2年続けて2位だったので、本当に勝ちたかった。どうして勝てないのか、いつも悔しかっただけに、今日の優勝は特別だった。予選で問題はあったが、チームが本当に頑張ってくれた。今日はいい状態だった。最後の数周は、デ・アンジェリスも、ロレンゾもペースを上げられないことがわかっていたのでスパートをかけた。本当に嬉しい」
■青山博一選手(250cc 7位)
「今回も苦しいレースだった。去年よりペースは速かったが、周りのペースはもっと速かった。今回はいろいろとやりすぎて、結局遠回りしてしまった。決勝に向けて、最終的に走り出しのセッティングに戻ってしまった。序盤のペースが今回も遅くて、これが課題になっている。次のカタルニアはチームの地元なので、なんとしてもいいリザルトを残したい」
■高橋裕紀選手(250cc リタイア)
「今日はハードコンパウンドを選んだのだが、15周を過ぎた頃から滑り出しが出て、何度もハイサイドになった。それでペースが落ちてグループから遅れてしまった。その遅れを取り戻そうと頑張ってペースを上げすぎた。下りの左コーナーでフロントから転んだ。ペースが落ちるまでは、青山君に楽についていけた。一緒に前のグループを追い上げようと思っていた。転んでしまって、確かに悔しいけれど、今回はいい勉強になった」
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