■セテ・ジベルノー選手(MotoGP
2位) 「優勝争いができてうれしい。予選では問題がたくさんあったし、正直、こんな結果を出せるとは思っていなかった。序盤はマシンとタイヤに慣れるまで時間がかかった。もうトップには追いつけないと思ったが、あきらめず、全力で走った。トップの2人に追いついてからも、休むことができず、とても厳しいレースだった。ロッシがエドワーズを抜いたのですぐについていった。どこでロッシをパスするか決めていたが、その前にミスをして、仕掛けるチャンスを逃してしまった。勝てなかったが、これからの戦いを考えると、喜べる結果だった」
■マルコ・メランドリ選手(MotoGP 4位) 「スタートに失敗したが、その後はいいペースで走ることができた。後半にアドバンテージが欲しかったので、少し固めのコンパウンドをチョイスした。序盤は苦しかったが、後半はいいペースで走ることができた。結果として、4位になれた。今年になってドライ路面でのレースは2回目で、貴重なデータを得ることができた。明日のテストでは、レースの序盤からいいタイムを出せるセッティングにトライしたい。レースごとにマシンは良くなってきている。Hondaとチームに本当に感謝している。これからもどんどん吸収して、もっともっと成長していきたい」
■マックス・ビアッジ選手(MotoGP 5位) 「すごく厳しいレースだった。ウオームアップで転倒の後、痛みがとれなくて、レースを走れないんじゃないかと思った。つなぎを着たら、背中がすごく痛くて、チェッカーフラッグを受けられないかも知れないと思った。でも、アドレナリンと、リザルトへの願望が信じられないほど後押しをしてくれた。レースが終わった後は、バイクから自分で降りることさえできなかった。5位になれて本当にうれしい。僕とチームにとって貴重な11ポイントを獲得することができた。明日からまた仕事が始まる。イタリアグランプリに向けて戦闘力を上げるためにやることは山積みだ」
■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 6位) 「本当に残念だった。いいスタートだった。いい感じでは走行することができた。しかし、終盤は、まるで雨の中を走っているような感じだった。その原因を見つけないといけない。言い訳になってしまうけれど、終盤は、ただ後退するだけだった。確かに、今週は厳しいレースウイークになったが、チームはいい仕事をしてくれた。チャンスを作ってくれたと思っている。いつもそうだけれど、前の方で走るのは気分がいいからね。この3週間の休みはあまり楽しみじゃない。すぐにでもムジェロで走りたい気持ちだ」
■トロイ・ベイリス選手(MotoGP 10位) 「まだまだしなければいけないことはたくさんあるが、今日は、オリビエ・ジャックとのバトルに勝てて嬉しかった。まだバイクに満足していないし、全開で走ることができていない。今日は、ベストタイムを最終ラップで出すことができた。ということは、まだまだ自分に余裕があるっていうことだから、もっともっと頑張らないといけない。明日テストできるので、いいバイクに仕上げて行きたい」
■ユルゲン・ファンデン・グールベルグ選手(MotoGP 14位) 「雨のために、予選では予定したテストができなかったので、どのタイヤがいいのかまったくわからなかった。それでもラップごとにいいフィーリングで走れるようになった。2レース目で、ここまで走れるようになったことに満足している。今日は、ベイリスの後ろにつけて、彼を抜くことができると思った。しかし、ミスをして順位を落としてしまった。その後はミスをしないように完走を目指した。予選で天気がよければ間違いなくもっといい走りができたと思う。MotoGP2戦に参戦できてコニカ・ミノルタ・ホンダに感謝している。この2レースは本当に楽しかった」
■アレックス・バロス選手(MotoGP リタイア) 「こんな結果は考えてもいなかった。マックスとメランドリを追いかけているときに転んでしまった。リアのグリップを失って、コントロールできなかった。でも、これ以上悪いことはないからね。気持ちを切り替えたい。ノーポイントでここから帰るのは悔しいけれど、いまはランキングのことを考える必要がなくなったし、次のレースで勝つことだけを考えたい。ムジェロは好きだし、優勝したことのあるサーキットだから楽しみにしている」
■田中誠 Repsol Honda Team監督 「勝てなくて残念だった。ニッキーは、序盤はいい走りをしていたが、中盤以降は、タイヤに跳ねが出て、ペースを上げられなかった。序盤にタイヤを使いすぎたのが原因だが、ニッキーにとって、これからの課題になったはずだ。しかし、トップグループを走ったことでいろいろと得たものがあるはず。次回に期待したい。マックスは、ウオームアップで転び、体調が完全ではなかったが、最後まで頑張った。セテは、タイヤの選択に最後まで悩んだ。結果的に2位になれたし、これからに期待したい。マルコは、他の選手と違うタイヤを選択したが、開幕からコンスタントに3位、4位を走っているのは立派だ。今回は、すごい接戦だった。予選タイムも接近していたし、みんなにチャンスがあった。今回は勝てなかったけれど、少しずつだが、流れは変わってきていると感じている。月曜日、火曜日のテストで、次のイタリアに備えたい」
■ダニエル・ペドロサ選手(250cc 優勝) 「今日は、2位では満足できなかった。どうしても勝ちたかった。本当に素晴らしいレースになった。そしてエキサイティングなレースだった。今日は、タイヤに厳しいレースになることがわかっていたから、中盤まではタイヤを温存した。レース終盤にすべてを出しきった。多分250ccでは僕のベストレースだと思う」
■青山博一選手(250cc 6位) 「スタートは悪くなかったが、序盤にペースを上げることができなかった。トップグループのペースが、序盤はそれほど速くなかっただけに、残念だった。朝のウオームアップで、ドライセッティングを確認した。昨日よりは確実に良くなったが、ペースが上がるまで時間が掛かってしまった。悔しいレースだった。次のイタリアでは、納得のいくレースをしたい」
■高橋裕紀選手(250cc 10位) 「昨日よりもバイクのセットアップは確実に良くなっていたが、全体的に遅かった。特にコーナーの前半部分でしっくりとこなかった。どのコーナーでも、ちょっとずつ遅くて、それで無理をするからミスも多く、トップグループから遅れてしまった。初めてのサーキットで、雨も多くて、ドライで走れる時間が短かったのが残念だ。月曜日からここでテストをする。こういうコンディションになったときに、どうすればいいか、今回のテストでいろいろ試したい。次のイタリアも初めてのサーキットだが頑張りたい」
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