■マルコ・メランドリ選手(MotoGP
3位)
「今週はいくつかの問題を抱えていたので、こんなにいいタイムを出せるとは思っていなかった。予選では、天気が心配だったので、予選タイヤを始めに履いてアタックした。それからレースに向けて、ドライのセッティングを進めた。そして最後に、もう一度アタックして、ベストタイムを出すことができた。明日は雨になるという予報だが、外れるといい。雨だとタフなレースになるからね」
■セテ・ジベルノー選手(MotoGP 4位)
「最後に何とかタイムを出すことができて、4位になることができた。思っていたよりも厳しい予選だった。幸運にも僕のフィジカルコンディションが今とてもいいので、ライディングでカバーすることができた。でも、これからデータを解析しなければいけない。昨日よりも、レースセットは悪くなっている。リアのトラクションに問題があるのだが、その原因を見つけなければならない。ウオームアップの20分は、とても重要なものになってしまった」
■ニッキー・ヘイデン選手(MotoGP 5位)
「今日は、最初からいいリズムで走行することができた。予選セッションは、2日間を通じてもっともいいコンディションだったが、それでも始めのうちは、数箇所、濡れているところがあった。フィーリングも良かったし、とにかくできるだけのことはしたつもりだ。マシンの状態はとてもいい。ただ、フロントにちょっと問題が残っている。それが解決すれば、自分のイメージする走りができると思っている。明日はいいスタートを切って、いいレースをしたい。ファンのためにいいレースを見せたい。こんなすごい雨の中を応援しにきてくれているんだからね。みんな本物のファンだよ」
■マックス・ビアッジ選手(MotoGP 8位)
「最後のタイムアタックのときに、間違えて予選用タイヤではなく、普通のタイヤが組み込まれてしまった。限界まで攻めようとしたのだが、すぐに無理だとわかった。そのタイヤのアタックで、ポールタイムから0.5秒差で8位になった。今回抱えている問題は、シーズン始めから同じなのだが、ブレーキングでフロントが振れて、外へ流れてしまうことだ。また厳しい3列目からのスタートになってしまった」
■アレックス・バロス選手(MotoGP 11位)
「今日は問題だらけだった。レースタイヤでは、フロントが切れ込むので、ペースを上げられなかった。昨日より路面温度が低く、グリップが低かったせいかも知れない。こういうコンディションのときに、予選用タイヤのようにグリップするタイヤがあって、レースでも使えればいいね。それにしても、優勝を狙っているのに、こんなに後ろからのスタートは厳しい。4列目からだと、いいスタートを切って、1周目からがんばらないといけない。先頭グループが逃げてしまう前に追いつかないといけない。とにかく、明日になってみないとわからない、ドライになるかウエットになるのか…。ここはコンディションがすぐに変わるからね」
■トロイ・ベイリス選手(MotoGP
15位)
「正直言ってもっといい結果が残せると思っていた。実際に、かなり進歩している。エストリルの予選のハイサイドの転倒と、中国の雨の転倒で、ちょっと自信をなくしている。自信を取り戻すためにも、今は結果が欲しい。明日のウオームアップで、もう一度いい状態にトライして、いいレースをしたい」
■ユルゲン・ファンデン・グールベルグ選手(MotoGP
19位)
「午後はいいセッションだった。セッションの最後の方は、フロントのフィーリングが良かった。Honda
RC211Vでは、まだ数時間しか走行していないから、まだベストとはいえない。でも、明日の朝にドライで走行することができれば、レースに向けてのセットアップを進めることができると思う。もう少し時間があれば、もう1周タイムアタックすることができた。もう少しポジションを上げられたかも知れない。ここはあまり得意なコースではないけれど、明日は雨でも晴れでも満足できる結果が残せると思う」
■田中誠 Repsol Honda Team監督 「2日間を通じて、不安定な天候になった。雨が降ったり止んだりで、難しいコンディションだった。今日はヤマハ勢が速かった。明日は、ヤマハ勢を追う形のレースになる。日曜日になってみないとわからないが、今回も天気がレースに大きく影響しそうだ。ニッキーは、予選こそ5番手だったが、いい状態に仕上がっている。ロングランでもいいタイムを出している。落ち着きも出てきた。天候次第だが、明日は期待したい。マックスも、予選は8番手だが、内容はそれほど悪くない。スタートさえ決まれば、十分に表彰台争いをすると思う。メランドリ、ジベルノー、バロスも、それぞれのポジションからいいレースをしてくれるはずだ」
■ダニエル・ペドロサ選手(250cc 1位)
「今日は、いい仕事ができたと思う。スリックタイヤでは、いろんな状況を想定してセットアップすることができた。ドライのレースになれば、いいレースができると思う。マシンの調子はいい。自分もうまく乗れている。タイヤも決まっている。明日にならないとどんなコンディションのレースになるかわからないけれど、たとえ雨が降っても、きっと、いいレースができると思っている」
■青山博一選手(250cc 10位)
「クリアラップが取れなかったこともあるけれど、10番手というポジションにはがっかりしている。特に4番手以下はタイムが接近しているし、もう少し頑張りたかった。中国、そして今回と、ウエットが続いていて、ライディングがすぐに切り替わらないせいかも知れない。午前中のウエットでも、フルウエットのときはすごく調子が良かったが、乾いていくにつれてリズムが崩れた。明日は、ドライで走りたい。スタートでトップグループについていって、中国に続いて表彰台に立てるようなレースがしたい」
■高橋裕紀選手(250cc 13位)
「今日はうまく行かなかった。ドライだった昨日のフリー走行では、いい感じでスタートが切れた。そのときの問題点を、雨のために、今日の予選まで確認することができなかったのが痛かった。結果的に方向性が間違っていた。それを改善しているうちに時間が足りなくなってしまった。ただ、問題点がはっきりしているので、明日、ドライなら、ウオームアップで試したい。とにかく今回は、ドライで走れる時間が少なかった。決勝は、できることならドライで走りたいけれど、結果だけを求めるならウエットの方がいいかも知れない。とにかく、明日の天気を見て、グリッドに並ぶまでセッティングに全力を尽くしたい」
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