■セテ・ジベルノー(MotoGP 2位) 「最初から最後まで速いペースのレースだった。途中、バレンティーノの速いところを探るために少しペースを落としてみたが、非常に高いレベルのレースだった。激しいバトルだったが、全力を尽くした。それにしても、最終ラップの最終コーナーで起きたことは、素晴らしいレースを台無しにしてしまうだけだ。僕はレースが大好きだからね。これから長くて厳しいチャンピオンシップの戦いが続く。我々は、これからも落ち着いて夢に向かって走り続ける。今日は最初からレースをリードした。できれば優勝したかったが、僕は正しい戦略で最後まで戦ったと思っている」
■マルコ・メランドリ(MotoGP 3位) 「Hondaのデビュー戦で表彰台に立てるなんて夢にも思わなかった。ヘレスで表彰台に立ったのは初めてだし、この喜びをグレシーニ、Honda、ミシュラン、そしてMovistarと分かち合いたい。レース序盤は、あまりに速いセテのペースについていくことができなかった。自分のペースで走り、順位を落とさないように注意した。ヘイデンが失敗し、3位になることができた。今回のレースは、ポルトガルGPに向けて大きな自信になった」
■アレックス・バロス(MotoGP 4位) 「残念なレースだった。表彰台を狙えるポジションで戦えなかった。タイム差も大きかった。4位だからといっても、とても嬉しいとは言えない。スタートは、集団に引っかかってしまった。結局、自分のペースで走れたのはレース中盤になってからだった。でも、最初のレースだからね。次のエストリルではもっと頑張るよ」
■トロイ・ベイリス(MotoGP 6位) 「結果には満足している。新しいマシン、新しいシーズンの最初のレースを、6位で終えられたからね。まだ先は長いし、これから良いレースをしていきたい。今回の戦いでモチベーションはさらに上がった。ポルトガルGPが待ちきれない」
■マックス・ビアッジ(MotoGP 7位) 「今回は忘れられないグランプリだった。あの予選順位から戦うのは厳しかった。それでもチェッカーを受けるまで精いっぱい努力した。転倒せずにフィニッシュすることができて良かった。今回のレースで抱えた課題を解決できないまま、すぐに次のレースを迎えるのは不安だが、次戦も全力を尽くす」
■玉田誠(MotoGP 8位) 「予選から抱えていた問題を、ついに解決できないまま決勝を走ることになった。どうしてなのかわからないが、2週間前のいい状態、フィーリングを感じられないままレースが終わってしまった。ウオームアップでもいろいろトライしたが、解決しなかった。最初から厳しいレースで、ころばないように最後まで走るのがやっとだった。それでも、こういう状態で一桁でフィニッシュできたことは、救われた気分だった。今日のポイントが生きるようなシーズンにしたい。来週のポルトガルは頑張る」
■ニッキー・ヘイデン(MotoGP リタイア) 「不満の残るレースだった。レースに向けて準備は万全だったし、スタートも良かった。前を走る2人とは1度離れてしまったが、なんとか差を縮めることができた。その矢先、最終コーナーでブレーキングに失敗して、転倒してしまった。非常に残念だ。転倒で親指を打撲し、痛みがあるのでこれから検査する。優勝できたかも知れないレースでポイントを獲得できなかった」
■田中誠 Repsol Honda Team監督 「今年はどういう戦いになるのかと思っていたが、去年と何も変わっていないことを実感する1日だった。ライバルはロッシだけ。今日は勝てなかったが、ロッシを打ち負かせるようなマシンに仕上げられるように全力を尽くす。今回のレースでは、コーナーの進入でロッシのスキルの高さをまざまざと見せ付けられた。RC211Vの課題でもあるこの部分を改良していきたい。ニッキーは転んでしまったが、いいレースをした。今日の結果はとても残念だが、これからがますます楽しみになった」
■ダニエル・ペドロサ(250cc 1位) 「ヘレスで優勝することは、我々にとってひとつの目標だった。それを実現することができて、嬉しかった。最後の2周は、ファンの声援が聞こえてきたし、とても力になった。地元でシーズンが開幕するのはプレッシャーになった。風の強いコンディションの中でレースすることは厳しかったが、優勝できて本当に嬉しい。シーズンを最高の形でスタートすることができた。完璧なマシンを用意してくれたチームに感謝したい」
■青山博一(250cc リタイア) 「予選1日目のいいフィーリングが戻らないまま決勝を迎えてしまった。スタートは決まって、序盤はトップグループにつけることができた。その後、ペースを上げらなくてポジションを落とした。しかし、だんだんペースを取り戻してきたときに、バルベラに当てられて転んでしまった。今日は、中高速コーナーでトップグループに離された。最後まで走りたかった。とても残念だ」
■高橋裕紀(250cc リタイア) 「スタートは良かった。序盤は、何台かに抜かれたが、どういう走りをする選手なのかわからないので、無理をせず先にいかせた。その後、セカンドグループの中で混じれたので、落ち着いて走っていこうと思った。無理なペースでもなかった。しかし、トラブルが出て、結局はリタイアすることになった。残念だが、すぐに第2戦がある。ポルトガルは走ったことがないので、きっと厳しいレースになるが、すごく楽しみしている。走るごとに得るものがたくさんある。次のレースは完走して、結果を残したい」
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