Hondaホームページ
モータースポーツ
WGP
WGP
第16戦 バレンシアGP
モータースポーツTOPへ
スペイン Round 16
Valencia GP
前ラウンド 2004 Octorber,31
WGP TOPへ
グランプリ情報
予選1日目
予選2日目
決勝
コメント
リザルト
  Moto GP
  1 ロッシ
  2 ビアッジ
  3 ベイリス
  250cc
  1 ペドロサ
  2 エリアス
  3 デ・ピュニエ
  125cc
  1 バルベラ
  2 ドヴィツィオーゾ
  3 バウチスト
    リザルト一覧
ポイント
Moto GP
  1 ロッシ 304
  2 ジベルノー 257
  3 ビアッジ 217
  250cc
  1 ペドロサ

317

  2 ポルト 256
  3 デ・ピュニエ 211
  125cc
  1 ドヴィツィオーゾ 273
  2 ロカテッリ 182
  3 ロレンゾ 179
  Moto GP
  1 Honda 355
  2 ヤマハ 328
  3 ドゥカティ 169
  250cc
  1 Honda 354
  2 アプリリア 344
  3 ヤマハ 44
  125cc
  1 アプリリア 329
  2 Honda 301
  3 KTM 204
  ポイント一覧
第16戦 バレンシアGP
ビアッジ最終戦を2位で飾る。4位ジベルノー、5位玉田、6位バロスと、Honda勢が上位でフィニッシュ

10月31日(日)・決勝
サーキット:バレンシア・サーキット 観客:12万2034人(3日間21万1468人) 天候:晴れ 気温:22℃ コースコンディション:ドライ

 最終戦バレンシアGPは、スタートからフィニッシュまで厳しい戦いとなり、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が優勝。2位にマックス・ビアッジ(Camel Honda)。3位にトロイ・ベイリス(ドゥカティ)という結果だった。地元Vを狙ったセテ・ジベルノー(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)は苦しい戦いとなったが、粘り強い走りを見せ4位でフィニッシュ。今季3回目のPPから、中盤までトップを走った玉田誠(Camel Honda)は、タイヤの消耗でジリジリと後退、悔しい5位に終わった。予選12番手と苦しいグリッドからスタートしたアレックス・バロス(Repsol Honda Team)が、素晴らしい追い上げを見せて6位。コーリン・エドワーズ(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)は8位。中盤までトップグループにつけたニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)は、3番手を走りながら転倒リタイアに終わった。

 レースは、予選で上位につけた選手たちの激しい戦いとなった。ホールショットを奪ったのは、今季3回目のPPを獲得した玉田で、ビアッジ、ジベルノー、ベイリス、ヘイデン、ロッシと続いた。抜きどころのないバレンシア。予想通り、オープニングラップから超接近戦となった。

 その後、玉田を先頭に、ロッシ、ヘイデンの3人がトップ集団を形成した。ビアッジとジベルノーは、序盤、コーナーでラインが交錯したために遅れ、僅差でトップグループを追うという展開となった。そして終盤、玉田を交わし首位に立ったロッシが優勝を飾った。

 序盤、ポジションを落としたビアッジは、周回を重ねる毎にポジションを上げる快走を披露。6周目にジベルノーを交わし4番手、15周目にはヘイデンを抜いて3番手へ。18周目には玉田を抜いて2番手に浮上。30周のレースでロッシを激しく追撃したが、最後は0.425秒及ばず、2位に終わった。惜しくも今季2勝目を逃したビアッジだが、シーズン9回目の表彰台を獲得。来季のタイトル獲りに向けて、いい形でシーズンを締めくくることに成功した。

 3位にはベイリス。その後方では、地元Vと今季5勝目に闘志を燃やしたジベルノーが、思うようにペースを上げられず、悔しい4位に終わった。ジベルノーは総合2位でシーズンを終了。2年連続2位に終わり、来季のタイトル獲りにますます闘志を燃やす一年となった。

 今季3回目のPPから中盤までトップを走った玉田は、リアタイヤの消耗でジリジリと後退、悔しい5位に終わった。玉田は、中盤まではロッシを抑える快走を見せた。しかし、左側のタイヤの消耗に苦しんでペースを落とした。

 予選12番手という苦しいグリッドからスタートしたバロスは、大混戦となった序盤に14番手までポジションを落とした。しかし、素晴らしい走りで6位まで追い上げることに成功した。エドワーズは8位。好スタートを切ったヘイデンは、中盤までトップグループにつける快走を見せたが、惜しくも転倒リタイアに終わった。

 250ccクラスは、前戦オーストラリアGPでチャンピオンを決めたダニエル・ペドロサ(Team Telefonica Movistar Honda 250)が、地元スペインで今季7勝目。チャンピオンにふさわしい圧倒的な走りで、最終戦を締めくくった。2位にはトニー・エリアス(Fortuna Honda)。そのエリアスとし烈な戦いを繰り広げた青山博一(Team Telefonica Movistar Honda 250)が3位になり、日本GP以来、今季2度目の表彰台独占を果たした。しかし、レース後の車検で、青山のマシンが最低重量規定にわずかに届かなかったことが判明し、失格となった。最低重量を満たせなかったのは、転倒の際に交換したニューパーツが、旧型より軽く出来ていたこと。そのために、ウエイトを載せる作業をメカニックが忘れるという悔しいミスだった。

 しかし、ペドロサの優勝でHondaは、MotoGPクラスに続き、250ccクラスで18回目のコンストラクターズタイトルを獲得した。

 125ccクラスは、へクター・バルベラ(アプリリア)が優勝。今季チャンピオンを獲得したアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Honda)は、わずか0.761秒及ばず2位。しかし、5勝を含むシーズン11回の表彰台という素晴らしい成績で一年を締めくくった。

コメント  

マックス・ビアッジ(MotoGP 2位)
「シーズン最後のレースを2位で終わらせたくなかったが、結果には満足している。レースは厳しかったが、楽しかった。特に最初の数周は激しいバトルをすることができた。玉田、ヘイデン、ベイリス、ジベルノーとバトルしたが、他者と接触しそうになり、クラッシュしそうになった。幸運なことに気がついていたし、ブレーキして、接触を回避することができた。その後のバトルも厳しかったが、楽しかった。常に僕がベストの状態でいられるように努力してくれた、Hondaとチームに感謝したい」

セテ・ジベルノー(MotoGP 4位)
「今日のレースは反省することばかりだ。1つは今年のシーズン、そして2つ目は今日のレースの結果だった。シーズン前半は良い結果を残すことができたが、チェコGP以降、幾つかの問題を抱えて、チャンピオンシップ獲得が厳しくなってしまった。来シーズンは、チャンピオンを獲るためにも、我々がコントロールできたこと、コントロールできなかったことをはっきりさせなければならない。今日は完全にタイヤ選択を誤ってしまった。それは我々の責任だ。気温が上がるだろうと考えてハードタイヤを選択したが、残念ながら失敗だった。地元のファンの前で良いレースが出来なくて残念だった」

玉田誠(MotoGP 5位)
「今日のレースは、中盤から後半にかけて厳しくなることはわかっていた。レースになってみたら、予想以上に厳しいレースになって、ポジションを落としてしまった。後半はレインタイヤで走っているような感じで、コントロールするのもやっとの状態だった。シーズンを振り返ってみれば、今年は2回優勝することが出来た。その反面、優勝争いに加われないレースも多く、それが残念だった。シーズン最後のレースがこういう結果になって、すごく悔しかった」

アレックス・バロス(MotoGP 6位)
「今日のレースは今シーズンを象徴するようなレースになった。追い上げのレースで、中盤までにタイヤを消耗させてしまった。そのために、終盤は完走するのがやっとだった。シーズン最後のレースで良い結果を残すことができず、チームには申し訳ない気持ちだ。シーズンを通じて、全体的にパフォーマンスが足りなかった。しかし、自分はもっと良い結果を残せると信じている。来年に向けてチャンスを獲得したい」

コーリン・エドワーズ(MotoGP 8位)
「いいスタートを切ることが出来たが、タイヤ選択を誤ってトラクションが足りなかった。序盤からマシンのスライドが激しく、順位を上げるのは不可能だった。最後のレースで良い結果をチームにプレゼントできなかったのが残念だ」

ニッキー・ヘイデン(MotoGP リタイア)
「スタートは良かった。早い段階で順位を上げることが出来た。それからは、ロッシと玉田とのギャップを縮めようと努力した。しかし第1コーナーで、ビアッジに引っかかってオーバーランしてしまい、順位を落としてしまった。その後、玉田を抜こうとしたら、フロントが滑って転倒してしまった。速いペースで走れていただけに、とても残念だった。このような形でシーズンを終えたくなかった。長い冬になりそうだが、強くなって帰って来たい」

ダニエル・ペドロサ(250cc 優勝)
「去年はバレンシアのレースに出られなかったので、今年はいい結果を残したいと思っていた。今日の路面はあまりグリップがなく、速いペースで走ることが難しかったが、優勝することが出来て嬉しい。終盤、マシンにちょっとトラブルが出て、完走できるかどうか心配だった。とにかく、素晴らしい結果でシーズンを終えることができた。Hondaに感謝したい」

青山博一(250cc 失格)
「レースで3位になりながら、失格になってすごく悔しい。自分のミスじゃないから、余計に悔しかった。しかし、レースは、エリアスと厳しい戦いをして3位になることが出来た。今年は表彰台に3回立つことが出来た。来年は、ダニー(ペドロサ)と戦えるようになりたい」

立川章次HRC監督
「目標の優勝を果たすことが出来なくて、非常に残念だった。今日のレースは、ロッシのライダースキルの高さをあらためて見せ付けられた。しかし、来季に向けて、マシンの改良ポイントも分かった。来年のタイトル獲得を目指して、これからマシンを開発していきたい」


ページトップへ
決勝リザルト
Moto GP  
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 46 V.ロッシ ヤマハ M 47:16.145
2 3 マックス・ビアッジ Honda M +0.425
3 12 T.ベイリス ドゥカティ M +3.133
4 15 セテ・ジベルノー Honda M +6.128
5 6 玉田誠 Honda B +7.768
6 4 アレックス・バロス Honda M +14.675
7 56 中野真矢 カワサキ B +23.315
8 45 コーリン・エドワーズ Honda M +27.441
9 65 L.カピロッシ ドゥカティ M +29.403
10 17 阿部典史 ヤマハ M +31.537
11 66 A.ホフマン カワサキ B +40.951
12 21 J.ホプキンス スズキ B +1:02.014
13 99 J.マックウィリアムス アプリリア M +1:04.637
14 7 C.チェカ ヤマハ M +1:08.042
15 50 N.ホジソン ドゥカティ M +1:09.364
16 24 G.マッコイ アプリリア M +1:15.022
17 32 G.ラビラ スズキ B +1:15.274
18 9 青木宣篤 プロトンKR M +1lap
19 77 J.エリソン ハリスWCM D +1lap
RT 19 O.ジャック モリワキ D +6laps
RT 69 ニッキー・ヘイデン Honda M +8laps
RT 35 C.バーンズ ハリスWCM D +19laps
RT 33 M.メランドリ ヤマハ M +20laps
RT 11 R.シャウス ドゥカティ M +20laps
RT 80 Ku.ロバーツ プロトンKR M DNS
  ページトップへ

250cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 26 ダニエル・ペドロサ Honda 44:10.176
2 24 トニー・エリアス Honda +8.086
3 7 R.デ・ピュニエ アプリリア +27.412
4 21 F.バッタイーニ アプリリア +31.620
5 57 C.ダビーズ アプリリア +34.059
6 10 F.ニエト アプリリア +34.784
7 2 ロベルト・ロルフォ Honda +40.352
8 8 松戸直樹 ヤマハ +46.761
9 33 H.フォーベル アプリリア +46.770
10 25 A.バルドリーニ アプリリア +58.235
失格 73 青山博一 Honda -
  ページトップへ

125cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 3 H.バルベラ アプリリア 40:45.283
2 34 A.ドヴィツィオーゾ Honda +0.761
3 19 A.バウチスト アプリリア +0.979
4 22 P.ニエト アプリリア +1.285
5 33 S.ガデア アプリリア +1.338
6 15 R.ロカテッリ アプリリア +3.708
7 23 G.ボルゾイ アプリリア +8.782
8 24 S.コルシ Honda +12.425
9 14 G.タルマクシ マラグーティ +12.515
10 21 S.イエンクナー アプリリア +16.655
  ページトップへ
Honda Racing WGP TOPへ モータースポーツTOPへ

フッタ ホームへ 検索へ お客様窓口へ ご意見・ご感想へ マップへ ホットニュースへ ホームへ