●セテ・ジベルノー(MotoGP 2位) 「予選は2回とも順調だったが、今日は最後までスロットルに問題を抱えていた。レース中、この問題が気になって、集中力を欠いてしまった。最初はレースをリードしていたが、ロッシより速く走れる箇所を見つけるため、抜かせた。最後のラップはロッシと壮絶なバトルとなった。スロットルの問題でレースに集中できなかったことが本当に残念だった。今年はチャンピオンを獲得出来なかったが、我々はコンペティティブに戦えることを証明した」
●コーリン・エドワーズ(MotoGP 4位) 「今回は、チームと一緒にいい仕事が出来た。マシンのフィーリングは良かったのだが、スタートが悪くて最初の数周は苦労した。その後、ベイリスとビアッジを抜くことができた。最後のコーナーでは、ミスを犯したバロスも抜くことが出来たが、カピロッシに追いつくことは出来なかった。しかし、今日の結果には満足している。良いレースだった」
●アレックス・バロス(MotoGP 5位) 「本当に残念。スタートは順調だった。カピロッシを抜いた後、セテとロッシに追いつこうとしたが、グリップが足りなかった。エンジンのパワーを最小限に抑えても、グリップは変わらなかった。表彰台を獲得するため、最後のコーナーでカピロッシを抜こうとしたが、コントロールを失いエドワーズに抜かれてしまった。4位でも5位でも僕にとっては関係ない。もっと前にいける自信があっただけに残念だった。今日はマシンのパフォーマンスとタイヤのコンビネーションが悪かった」
●ニッキー・ヘイデン(MotoGP 6位) 「昨日まで状況は良くなかったが、今朝のウオームアップでいいセッティングを見つけた。5列目スタートは自分の責任だが、さすがに厳しかった。しかし、幸運なことに最初のコーナーで何台か抜くことに成功した。終盤にかけて、次第に走りにも安定感が増した。ビアッジまで辿り着くのに苦労したが、今日は最後まで楽しくレースをするこが出来た。最後は本気でカピロッシを抜こうとして、表彰台まで2秒差でフィニッシュすることが出来た。6位には満足していないが、このコンディションの中では、それなりの走りが出来たと思う」
●マックス・ビアッジ(MotoGP 7位) 「厳しいレースだったが、最後まで全力で戦った。スタートは悪くなかったが、数周走った後、今日はマレーシアとは状況が全く違うことを思い知った。不思議なもので、先週は表彰台に上っていたのに、今回は問題が山積みだった。コンディションはまったく違うし、残念ながら最後まで良いセットアップを見つけられなかった。スタート直後に加速のタイミングをミスしたこと、そしてトラクションの少なさで順位を落としてしまった。最後まで全力でライバルたちに抜かれないように努力した。バレンシアでは状況がまた変わっていることを祈っている」
●玉田誠(MotoGP 8位) 「今年は悔しいレースが何度もあったが、今回が一番悔しいレースだった。コーナーリングスピードは自分の方が速かったのだが、コーナーの立ち上がりでトラクションが足りなかった。ストレートではみんな速くて、スリップから抜けると逆に離されてしまった。何も出来ないままレースを終えた感じだ。フラストレーションのたまるレースだった」
●ダニエル・ペドロサ(250cc 4位) 「今日は優勝してチャンピオンを決めたかったが、予選での転倒の影響、ウオームアップでちょっとトラブルが出たこと、そしてレース中に風が強くなったことで、それを果たすことが出来なかった。終盤はポジアーリと3位争いをしたが、今日は、最終的にゴールすることを目標にした。フィニッシュしたときには、ヘルメットの中で叫んでいた。1年目のシーズンでチャンピオンになれるなんて、本当に夢のようだ。チーム、スポンサー、Honda、そして僕を支えてくれたすべての人に感謝したい」
●青山博一(250cc 7位) 「今日は天気が良く、路面温度も上がりそうだったので硬めのタイヤを選んだ。結局、これが失敗で、コントロールがすごく微妙になってペースを上げることが出来なかった。今日はスタートが決まっただけに本当に残念。長いレースだった」
●立川章次HRC監督 「ジベルノーはいいレースをしたが、最終ラップまでの競り合いになって、今回も負けてしまった。アッセン、カタルニアのような展開だった。優勝したロッシのモチベーションの高さ、ライダースキルの高さを感じた。今回、優勝は出来なかったが、ランキングでは2位から7位までHondaが並んでいる。最終戦も優勝を目指して頑張りたい」 |