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第15戦 オーストラリアGP
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オーストラリア Round 15
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グランプリ情報
予選1日目
予選2日目
決勝
コメント
リザルト
  Moto GP
  1 ロッシ
  2 ジベルノー
  3 カピロッシ
  250cc
  1 ポルト
  2 デ・アンジェリス
  3 ポジアーリ
  125cc
  1 ドヴィツィオーゾ
  2 ロレンゾ
  3 ストーナー
    リザルト一覧
ポイント
Moto GP
  1 ロッシ 279
  2 ジベルノー 244
  3 ビアッジ 197
  250cc
  1 ペドロサ 292
  2 ポルト 256
  3 デ・ピュニエ 198
  125cc
  1 ドヴィツィオーゾ 273
  2 ロカテッリ 182
  3 ロレンゾ 179
  Moto GP
  1 Honda 335
  2 ヤマハ 303
  3 ドゥカティ 153
  250cc
  1 Honda 329
  2 アプリリア 328
  3 ヤマハ 36
  125cc
  1 アプリリア 304
  2 Honda 281
  3 KTM 204
  ポイント一覧
S.ジベルノー S.ジベルノー A.バロス M.ビアッジ(#3)
第15戦 オーストラリアGP
Hondaライダー D.ペドロサ D.ペドロサ
ジベルノー2位、4〜8位をHonda勢が独占。史上最多タイとなる通算16回目のコンストラクターズタイトル獲得

10月17日(日)・決勝
サーキット:フィリップアイランド・サーキット 観客:4万2432人(3日間8万7432人) 天候:晴れ 気温:16℃ コースコンディション:ドライ

 オーストラリアGP決勝は、PPスタートのセテ・ジベルノー(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)と、予選2番手のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)のし烈な戦いとなり、ロッシが優勝。ジベルノーは惜しくも2位に終わった。3位はロリス・カピロッシ(ドゥカティ)。終盤、猛烈な追い上げを見せたコーリン・エドワーズ(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)が4位となり、アレックス・バロス(Repsol Honda Team)、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)、マックス・ビアッジ(Camel Honda)、玉田誠(Camel Honda)と続いた。今大会の結果で、ロッシが個人タイトルを獲得。Hondaは、4年連続個人タイトル獲得は逃したものの、MVアグスタに並ぶ史上最多記録となる16回目のコンストラクターズタイトルを獲得した。

 レースは、フロントローに並んだ3人、ジベルノー、ロッシ、カピロッシの3人の好スタートで始まった。ホールショットを奪ったのはカピロッシで、ロッシ、ジベルノーと続いた。しかし、逆転チャンピオンに闘志を燃やすジベルノーは、2コーナーでロッシ、3コーナーの立ち上がりでカピロッシを交わしトップに浮上した。

 オープニングラップで首位に浮上したジベルノーは、序盤から1分31秒台というハイペースでラップを刻んだ。そのジベルノーを追撃することが出来たのは、ロッシただ1人。予選で素晴らしい走りを見せた2人のマッチレースという展開となり、ジベルノーは18周目までトップを快走。19周目、ロッシに首位を譲るが、23周目に再び首位に浮上してラストラップを迎えた。この周回でロッシが首位を奪い、すかさずジベルノーが逆転。さらにコース終盤でロッシがトップに立ち優勝。ジベルノーはわずか0.097秒及ばず、惜しくも2位に終わった。3位には、中盤までバロスとし烈な戦いを繰り広げたカピロッシが入った。

 その後方では、Honda勢による壮絶なバトルが繰り広げられた。4位には、中盤まで、ビアッジ、ヘイデン、玉田らと壮絶な戦いを繰り広げたエドワーズで、終盤、その集団を抜け出すと、最終ラップでバロスを交わしてフィニッシュした。

 バロスは、序盤からカピロッシとし烈な3位争いを繰り広げた。中盤までは3番手を走行するが、終盤になってカピロッシに交わされ、最終ラップではエドワーズに抜かれ僅差の5位。その背後では、ビアッジ、玉田とゴールまで壮絶な争いを繰り広げたヘイデンが6位でフィニッシュ。ビアッジ7位、玉田8位という結果だった。

 この結果、ロッシがHonda時代の3年連続チャンピオンに続いて個人タイトルを獲得。惜しくも個人タイトルを逃したHondaは、通算16回目のコンストラクターズタイトルを獲得。個人ランキングでも、最終戦を残して2位から7位までHonda勢が占めることになった。

 250ccクラスは、セバスチャン・ポルト(アプリリア)が優勝。タイトル王手のダニエル・ペドロサ(Team Telefonica Movistar Honda 250)は、マヌエル・ポジアーリとし烈な3位争いを繰り広げたが、最後は確実に4位でフィニッシュ。昨年の125ccクラスに続き、250ccデビューシーズンで見事タイトルを獲得した。19歳18日でのタイトル獲得は、250ccクラス史上最年少記録を更新。また、125cc、250ccと2年連続でチャンピオンを獲得するのは44年ぶりという快挙となった。トニー・エリアス(Fortuna Honda)は5位。予選7番手からスタートした青山博一(Team Telefonica Movistar Honda 250)は、気温が上がった決勝レースで、硬めのタイヤをチョイスしたことが裏目に出てペースが上がらず7位に終わった。

 125ccクラスは、前戦マレーシアGPでタイトルを獲得したアンドレア・ドヴィツィオーゾがチャンピオン獲得後の初レースで見事優勝。今季5勝目を達成した。

コメント  

セテ・ジベルノー(MotoGP 2位)
「予選は2回とも順調だったが、今日は最後までスロットルに問題を抱えていた。レース中、この問題が気になって、集中力を欠いてしまった。最初はレースをリードしていたが、ロッシより速く走れる箇所を見つけるため、抜かせた。最後のラップはロッシと壮絶なバトルとなった。スロットルの問題でレースに集中できなかったことが本当に残念だった。今年はチャンピオンを獲得出来なかったが、我々はコンペティティブに戦えることを証明した」

コーリン・エドワーズ(MotoGP 4位)
「今回は、チームと一緒にいい仕事が出来た。マシンのフィーリングは良かったのだが、スタートが悪くて最初の数周は苦労した。その後、ベイリスとビアッジを抜くことができた。最後のコーナーでは、ミスを犯したバロスも抜くことが出来たが、カピロッシに追いつくことは出来なかった。しかし、今日の結果には満足している。良いレースだった」

アレックス・バロス(MotoGP 5位)
「本当に残念。スタートは順調だった。カピロッシを抜いた後、セテとロッシに追いつこうとしたが、グリップが足りなかった。エンジンのパワーを最小限に抑えても、グリップは変わらなかった。表彰台を獲得するため、最後のコーナーでカピロッシを抜こうとしたが、コントロールを失いエドワーズに抜かれてしまった。4位でも5位でも僕にとっては関係ない。もっと前にいける自信があっただけに残念だった。今日はマシンのパフォーマンスとタイヤのコンビネーションが悪かった」

ニッキー・ヘイデン(MotoGP 6位)
「昨日まで状況は良くなかったが、今朝のウオームアップでいいセッティングを見つけた。5列目スタートは自分の責任だが、さすがに厳しかった。しかし、幸運なことに最初のコーナーで何台か抜くことに成功した。終盤にかけて、次第に走りにも安定感が増した。ビアッジまで辿り着くのに苦労したが、今日は最後まで楽しくレースをするこが出来た。最後は本気でカピロッシを抜こうとして、表彰台まで2秒差でフィニッシュすることが出来た。6位には満足していないが、このコンディションの中では、それなりの走りが出来たと思う」

マックス・ビアッジ(MotoGP 7位)
「厳しいレースだったが、最後まで全力で戦った。スタートは悪くなかったが、数周走った後、今日はマレーシアとは状況が全く違うことを思い知った。不思議なもので、先週は表彰台に上っていたのに、今回は問題が山積みだった。コンディションはまったく違うし、残念ながら最後まで良いセットアップを見つけられなかった。スタート直後に加速のタイミングをミスしたこと、そしてトラクションの少なさで順位を落としてしまった。最後まで全力でライバルたちに抜かれないように努力した。バレンシアでは状況がまた変わっていることを祈っている」

玉田誠(MotoGP 8位)
「今年は悔しいレースが何度もあったが、今回が一番悔しいレースだった。コーナーリングスピードは自分の方が速かったのだが、コーナーの立ち上がりでトラクションが足りなかった。ストレートではみんな速くて、スリップから抜けると逆に離されてしまった。何も出来ないままレースを終えた感じだ。フラストレーションのたまるレースだった」

ダニエル・ペドロサ(250cc 4位)
「今日は優勝してチャンピオンを決めたかったが、予選での転倒の影響、ウオームアップでちょっとトラブルが出たこと、そしてレース中に風が強くなったことで、それを果たすことが出来なかった。終盤はポジアーリと3位争いをしたが、今日は、最終的にゴールすることを目標にした。フィニッシュしたときには、ヘルメットの中で叫んでいた。1年目のシーズンでチャンピオンになれるなんて、本当に夢のようだ。チーム、スポンサー、Honda、そして僕を支えてくれたすべての人に感謝したい」

青山博一(250cc 7位)
「今日は天気が良く、路面温度も上がりそうだったので硬めのタイヤを選んだ。結局、これが失敗で、コントロールがすごく微妙になってペースを上げることが出来なかった。今日はスタートが決まっただけに本当に残念。長いレースだった」

立川章次HRC監督
「ジベルノーはいいレースをしたが、最終ラップまでの競り合いになって、今回も負けてしまった。アッセン、カタルニアのような展開だった。優勝したロッシのモチベーションの高さ、ライダースキルの高さを感じた。今回、優勝は出来なかったが、ランキングでは2位から7位までHondaが並んでいる。最終戦も優勝を目指して頑張りたい」


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決勝リザルト
Moto GP  
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 46 V.ロッシ ヤマハ M 41:25.819
2 15 セテ・ジベルノー Honda M +0.097
3 65 L.カピロッシ ドゥカティ M +10.486
4 45 コーリン・エドワーズ Honda M +10.817
5 4 アレックス・バロス Honda M +10.851
6 69 ニッキー・ヘイデン Honda M +12.210
7 3 マックス・ビアッジ Honda M +12.847
8 6 玉田誠 Honda B +12.965
9 12 T.ベイリス ドゥカティ M +18.607
10 7 C.チェカ ヤマハ M +21.245
11 11 R.シャウス ドゥカティ M +23.173
12 56 中野真矢 カワサキ B +25.718
13 66 A.ホフマン カワサキ B +35.137
14 99 J.マックウィリアムス アプリリア M +45.155
15 21 J.ホプキンス スズキ B +45.197
16 32 G.ラビラ スズキ B +52.205
17 17 阿部典史 ヤマハ M +52.665
18 50 N.ホジソン ドゥカティ M +1:11.394
19 9 青木宣篤 プロトンKR M +1lap
20 36 J.ヘイドン プロトンKR M +1lap
21 41 宇井陽一 ハリスWCM D +1lap
22 77 J.エリソン ハリスWCM D +3laps
RT 33 M.メランドリ ヤマハ M +12laps
RT 24 G.マッコイ アプリリア M +23laps
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250cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 19 S.ポルト アプリリア 39:24.604
2 51 A.デ・アンジェリス アプリリア +5.941
3 54 M.ポジアーリ アプリリア +13.289
4 26 ダニエル・ペドロサ Honda +14.966
5 24 トニー・エリアス Honda +46.083
6 57 C.ダビーズ アプリリア +55.140
7 73 青山博一 Honda +1:01.014
8 50 S.ギュントーリ アプリリア +1:04.684
9 16 J.スティグフェルト アプリリア +1:07.656
10 2 ロベルト・ロルフォ Honda +1:09.889
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125cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 34 A.ドヴィツィオーゾ Honda 38:01.877
2 48 J.ロレンゾ デルビ +0.123
3 27 C.ストーナー KTM +0.123
4 15 R.ロカテッリ アプリリア +2.480
5 21 S.イエンクナー アプリリア +5.336
6 3 H.バルベラ アプリリア +5.415
7 23 G.ボルゾイ アプリリア +5.448
8 63 M.ディ・ミリオ アプリリア +17.976
9 19 A.バウチスト アプリリア +18.404
10 33 S.ガデア アプリリア +18.427
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