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第12戦 日本GP
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日本 Round 12
Japanese GP
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グランプリ情報
予選1日目
予選2日目
決勝
リザルト
  Moto GP
  1 玉田誠
  2 ロッシ
  3 中野真矢
  250cc
  1 ペドロサ
  2 エリアス
  3 青山博一
  125ccレース1
  1 ドヴィツィオーゾ
  2 ロカテッリ
  3 バルベラ
  125ccレース2
  1 ドヴィツィオーゾ
  2 ライ
  3 コルシ
    リザルト一覧
ポイント
Moto GP
  1 ロッシ 229
  2 ジベルノー 190
  3 ビアッジ 158
  250cc
  1 ペドロサ 234
  2 デ・ピュニエ 187
  3 ポルト 186
  125cc
  1 ドヴィツィオーゾ 208
  2 バルベラ 163
  3 ロカテッリ 156
  Moto GP
  1 Honda 270
  2 ヤマハ 244
  3 ドゥカティ 111
  250cc
  1 Honda 271
  2 アプリリア 258
  3 ヤマハ 26
  125cc
  1 アプリリア 259
  2 Honda 216
  3 KTM 150
  ポイント一覧
写真1 写真2 写真3
第12戦 日本GP
写真5 写真6 写真7
玉田念願の地元V達成で今季2勝目。バロスが4位と健闘

9月19日(日)・決勝
サーキット:ツインリンクもてぎ 観客:9万4703人(3日間) 天候:晴れ 気温:32℃ コースコンディション:ドライ

 第12戦日本GP決勝は、2戦連続PPからスタートした玉田誠(Camel Honda)が、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とのマッチレースを制し今季2勝目。ツインリンクもてぎで行われたグランプリで、Hondaは4年連続優勝を飾った。3位に中野真矢(カワサキ)。その他のHonda勢は、アレックス・バロス(Repsol Honda Team)4位、セテ・ジベルノー(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)6位という結果だった。マックス・ビアッジ(Camel Honda)、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)、コーリン・エドワーズ(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)は、スタート直後の1コーナーの多重クラッシュに巻き込まれ転倒リタイア。ワイルドカードで出場の宇川徹(TEAM HRC)も中盤に転倒、惜しくもリタイアに終わった。

 レースは、予選3番手のロッシの好スタートで始まった。その後方に、予選2番手のジョン・ホプキンス(スズキ)、予選3列目から猛ダッシュを見せたロリス・カピロッシ(ドゥカティ)と続き、1コーナーのブレーキング競争でカピロッシがホプキンスに接触、ともに激しく転倒、その後方にいたエドワーズ、ケニー・ロバーツ(スズキ)、ヘイデン、ビアッジが巻き込まれる多重クラッシュに発展、大荒れのオープニングとなった。

 レースは、そのハプニングの影響を受けなかったロッシが首位に立ち、「みんな速すぎると思った。危ないのでブレーキングでポジションを引いた」と、その混乱を回避した玉田が続くことになった。その混乱の影響もあり、オープニングラップからロッシと玉田がトップグループを形成。予選で素晴らしい走りを披露した2人が素晴らしいハイペースで後続を引き離し、序盤にしてマッチレースの展開となった。

 2人の戦いは、1分48秒台というハイペースで繰り広げられた。ロッシが逃げて玉田が追う。前戦ポルトガルGPと同じ展開となったが、ロッシをピタリとマークした玉田が6周目にロッシを逆転。それからもハイペースをキープした玉田がロッシをジリジリと引き離し、第7戦リオGPに続いて、今季2勝目を上げることに成功した。

 その後方では、マルコ・メランドリ(ヤマハ)、中野、ジベルノーらがセカンドグループを形成。終盤、その集団から抜け出した中野が3位。オープニングラップの混乱で、1周目15番手と大きくポジションを落としたバロスが、中盤から終盤に掛けて猛烈な追い上げを見せて、中野に迫ったが、惜しくも4位でフィニッシュ。表彰台獲得はならなかったが、優勝した玉田と同様、素晴らしい走りを披露した。

 序盤、セカンドグループにつけたジベルノーは、タイヤの消耗に苦しんでジリジリ後退、最終的に6位でフィニッシュ。チャンピオン争いをするジベルノーにとっては悔しい1日となったが、貴重な10ポイントを獲得した。

 その他のHonda勢は、予選で好調だったビアッジを筆頭に、ウオームアップで好走を見せたヘイデン、予選5番手から今季2回目の表彰台に気合を入れたエドワーズの3人が、スタート直後の多重クラッシュの犠牲者となり、痛恨のリタイア。悔しいレースとなった。また、ワイルドカードの宇川も、9周目に転倒を喫しリタイア。4人ともに優勝候補の一角に名を連ねていただけに、不完全燃焼のまま日本GPを終えることになった。しかし、優勝した玉田はランキング5位に浮上。大荒れのレースとなったが、2位ジベルノー、3位ビアッジ、4位バロス、5位玉田、6位エドワーズと、ランキングではHonda勢が上位をキープした。

 250ccクラスは、今季3回目のPPからスタートのダニエル・ペドロサ(Team Telefonica Movistar Honda 250)が、トニー・エリアス(Fortuna Honda)とのし烈な戦いを制して今季5勝目。チャンピオン争いをするランディ・デ・ピュニエ(アプリリア)が12位、セバスチャン・ポルト(アプリリア)が4位に終わったことで、タイトル獲得に向けて大きく前進した。2位にエリアス。3位には、ポルトの追撃を振り切った青山博一(Team Telefonica Movistar Honda 250)が、今季初表彰台となる3位でフィニッシュ。同クラスで、97年以来、7年ぶりの表彰台独占を果たした。ワイルドカードで出場の高橋裕紀(Honda)は、セカンドグループで健闘して5位。ロベルト・ロルフォ(Fortuna Honda)7位、青山周平(Honda)8位と、Honda勢の活躍がスタンドを沸かせた。

 125ccクラスは、中盤に転倒者が出て赤旗中断となる波乱のレース。中断になるまでトップを走ったアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Honda)が、13周で再開した第2レースでも独走を果たし、今季4勝目を達成。3位にシモン・コルシ(Honda)と、125ccクラスでも、Honda勢が素晴らしい走りを見せた。

 これでHondaは、第3戦フランスGPに続いて、今季2回目の3クラス完全制覇を成し遂げた。

コメント  

玉田誠(MotoGP 優勝)
「今日は日本の大勢のファンの前で優勝することが出来て、本当に嬉しい。スタートは上手くいったのだが、1コーナーでみんなのスピードが速すぎたので、危ないと思って後ろに引いた。それが結果的に良かった。その後は、ロッシが予想通りペースを上げて逃げようとしたので、前回のポルトガルのように序盤に離されてはいけないと思い、1周目から頑張った。それからは全力で走った。予選まで、決勝のセットアップが完全ではなかったが、決勝は完璧だった。Honda、BS、スポンサー、そしてチームのスタッフに感謝したい」

アレックス・バロス(MotoGP 4位)
「スタート直後の多重クラッシュに巻き込まれて順位を落としたが、転倒しなかったのはラッキーだった。レース中のラップタイムは良かったけれど、たくさんのライダーを抜かなくてはならず、コンスタントにラップを刻むことが出来なかった。1周目15位だったことを考えると、4位でフィニッシュできたのは嬉しい」

セテ・ジベルノー(MotoGP 6位)
「今回のレースは、Hondaに来てから最悪のレースだった。とにかく、車体のセットアップが決まらなくて、途中でリタイアしようと思ったほどだった。ゴールした後にタイヤを見たら、ひどい状態だったし、転倒しなかったのはラッキーだと思った。今までこんなことはなかった。厳しい状況だが、最終的に6位でフィニッシュできて嬉しい」

宇川徹(MotoGP リタイア)
「スタート直後の多重クラッシュで13番手と出遅れてしまった。その後9番手に上がった。レース中は、トップグループと変わらないペースで走れたが、突然、フロントから切れこんで転倒してしまった。バイクの状態も良かったし、リタイアしたのは残念だった。今回は、実戦で燃費を出すという目的があった。それだけに、最後まで走りきれず、スタッフには申し訳ない気持ちだ」

コーリン・エドワーズ(MotoGP リタイア)
「マシンの状態がパーフェクトだっただけに、本当に残念だ。まったく予期しない状態で転倒に巻き込まれてしまった。去年、ホプキンスに巻き込まれたときと同じような状況だった。本当に残念な結果だった。しかし、地元日本で2人の日本人選手が表彰台に立ったし、日本のファンは喜べたのではないだろうか」

ニッキー・ヘイデン(MotoGP リタイア)
「朝のウオームアップで4位だったので、決勝はいいレースが出来ると思っていた。それだけに残念だった。1コーナーのクラッシュは、本当に悲惨だった。転倒者を避けるためにコースを飛び出したが、埃で前が見えなくて転んでしまった。スタート直後はこういうことが良くあるし、仕方がないことだ」

マックス・ビアッジ(MotoGP リタイア)
「スタートは良かったのだが、1コーナーでドゥカティとスズキのバイクが転んでいるのが見えた。衝撃を感じたときには、ホプキンスが宙を舞っていた。ダートに出ても転ばなかったが、他のバイクが目の前で転んで、避けることが出来なかった。今回はいいレースが出来ると思っていたし、本当に残念だ。しかし、タマダには、心からおめでとうと言いたい。彼は本当に素晴らしいレースをした」

ダニエル・ペドロサ(250cc 1位)
「本当に厳しいレースだった。今日はエリアスと接戦になったが、優勝することが出来て嬉しい。今回は、金曜日に大きなクラッシュをして体調が完全ではなかった。決勝も序盤はペースを上げられなかった。ここはHondaのコースだし、そこで勝てて本当に嬉しい。今回はヒロ(青山博一)も3位で表彰台に立った。彼にとっては今年初めての表彰台だし、おめでとうと言いたい」

青山博一(250cc 3位)
「今週はチームが全力を尽くしてくれたし、その期待に応えようと僕も全力を尽くした。レースは、思っていた通りハイペースになった。ペドロサとエリアスにジリジリと離されてしまったし、集中力をキープするのが大変だった。でも、後ろとの差が1秒くらいしかなかったし、最後まで全力を尽くした。今回は優勝するのが目標だった。地元コースで多少アドバンテージがあると思っていたが、甘くはなかった。残り4戦、優勝を目指して頑張りたい」

立川章次HRC監督
「ブリヂストンが地元の利を生かしたレースだった。優勝した玉田君には、心からおめでとうと言いたい。他のライダーは、タイヤの問題を抱えて、レースタイムも上がらず、厳しいレースだった。1コーナーのクラッシュで、一度に6人もの選手がリタイアしたのは残念だった。その混乱の中で遅れた、バロスが最終的に4位でフィニッシュできて良かった。125、250ccも優勝することが出来た。Hondaとしては、全体的にいい結果だった」


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決勝リザルト
Moto GP  
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 6 玉田誠 Honda B 43:43.220
2 46 V.ロッシ ヤマハ M +6.168
3 56 中野真矢 カワサキ B +13.396
4 4 アレックス・バロス Honda M +15.435
5 33 M.メランドリ ヤマハ M +23.577
6 15 セテ・ジベルノー Honda M +27.378
7 7 C.チェカ ヤマハ M +35.834
8 50 N.ホジソン ドゥカティ M +47.976
9 11 R.シャウス ドゥカティ M +49.881
10 66 A.ホフマン カワサキ B +56.107
11 19 O.ジャック モリワキ D +1:21.237
12 99 J.マックウィリアムス アプリリア M +1:27.683
13 67 S.バーン アプリリア M +1lap
14 9 青木宣篤 プロトンKR M +1lap
15 41 宇井陽一 ハリスWCM D +1lap
RT 12 T.ベイリス ドゥカティ M +5laps
RT 17 阿部典史 ヤマハ M +15laps
RT 72 宇川徹 Honda M +16laps
RT 10 Ke.ロバーツ スズキ B DNF
RT 21 J.ホプキンス スズキ B DNF
RT 3 マックス・ビアッジ Honda M DNF
RT 45 コーリン・エドワーズ Honda M DNF
RT 65 L.カピロッシ ドゥカティ M DNF
RT 69 ニッキー・ヘイデン Honda M DNF
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250cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 26 ダニエル・ペドロサ Honda 43:36.798
2 24 トニー・エリアス Honda +3.174
3 73 青山博一 Honda +15.991
4 19 S.ポルト アプリリア +20.075
5 55 高橋裕紀 Honda +25.450
6 51 A.デ・アンジェリス アプリリア +33.451
7 2 ロベルト・ロルフォ Honda +43.084
8 76 青山周平 Honda +43.270
9 21 F.バッタイーニ アプリリア +48.773
10 6 A.デボン Honda +52.000
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125ccレース1  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 34 A.ドヴィツィオーゾ Honda 15:59.338
2 15 R.ロカテッリ アプリリア +2.544
3 3 H.バルベラ アプリリア +6.235
4 24 S.コルシ Honda +6.267
5 36 M.カリオ KTM +6.587
6 48 J.ロレンゾ デルビ +6.755
7 21 S.イエンクナー アプリリア +8.648
8 6 M.ジャンサンティ アプリリア +10.495
9 19 A.バウチスト アプリリア +11.105
10 58 M.シモンセリ アプリリア +11.657

125ccレース2  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 34 A.ドヴィツィオーゾ Honda 25:52.175
2 32 F.ライ ジレラ +11.082
3 24 S.コルシ Honda +11.101
4 6 M.ジャンサンティ アプリリア +11.341
5 21 S.イエンクナー アプリリア +11.519
6 58 M.シモンセリ アプリリア +14.491
7 48 J.ロレンゾ デルビ +25.279
8 14 G.タルマクシ マラグーティ +25.320
9 89 小山知良 ヤマハ +25.863
10 62 葛原稔永 Honda +30.172
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