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第11戦 ポルトガルGP
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ポルトガル Round 11
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グランプリ情報
予選1日目
予選2日目
決勝
リザルト
  Moto GP
  1 ロッシ
  2 玉田誠
  3 バロス
  250cc
  1 エリアス
  2 ポルト
  3 デ・ピュニエ
  125cc
  1 バルベラ
  2 カリオ
  3 ロレンゾ
    リザルト一覧
ポイント
Moto GP
  1 ロッシ 209
  2 ジベルノー 180
  3 ビアッジ 158
  250cc
  1 ペドロサ 209
  2 デ・ピュニエ 182
  3 ポルト 173
  125cc
  1 ドヴィツィオーゾ 183
  2 バルベラ 163
  3 ロカテッリ 154
  Moto GP
  1 Honda 245
  2 ヤマハ 224
  3 ドゥカティ 103
  250cc
  1 Honda 246
  2 アプリリア 245
  3 ヤマハ 23
  125cc
  1 アプリリア 246
  2 Honda 191
  3 KTM 150
  ポイント一覧
写真1 写真2 写真3
第11戦 ポルトガルGP
写真5 写真6 写真7
玉田2位で今季2回目の表彰台。3位にバロス、ジベルノー4位と、Honda勢が健闘する

9月5日(日)・決勝
サーキット:エストリル・サーキット 観客:5万5115人(3日間) 天候:曇り 気温26℃ コースコンディション:ドライ

 不安定な天候に翻弄された予選とは対照的に、ポルトガルGP決勝は、終日ドライコンディションの中で行われた。優勝したのはバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。今季初PPを獲得した玉田誠(Camel Honda)が2位で今季2回目の表彰台を獲得した。3位はアレックス・バロス(Repsol Honda Team)で今季3回目の表彰台。4位にセテ・ジベルノー(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)と、Honda勢は優勝こそ逃したが、今大会も上位に顔を連ねた。

 大陸移動4連戦を前に行われたポルトガルGP決勝。ホールショットを奪ったのは、予選11番手からスタートのロリス・カピロッシ(ドゥカティ)だった。ロッシ、ビアッジ、玉田と続いて1コーナーを抜けていく。すかさずロッシが首位を奪い、その後方では、ビアッジとカピロッシが接触、ビアッジが転倒するという波乱の幕開けとなった。

 序盤、レースの主導権を握ったのは、Honda時代にポルトガルGP3連勝を飾っているロッシだった。その後方には、ビアッジとカピロッシのハプニングを回避し、2番手に浮上した玉田。さらに、バロス、ジベルノーとHonda勢が続いた。

 レースはその後、大きな動きがないまま、中盤、終盤と消化していく。そして、序盤のリードをキープしたロッシが優勝。そのロッシを追撃した玉田が、今季2度目の表彰台となる2位でフィニッシュした。玉田は、終始ハイペースでラップを刻んだ。そして、中盤にロッシとの差を2秒近くまで詰めるが、ついに捕らえることは出来なかった。

 惜しくも2位に終わった玉田だが、第7戦リオGPでの優勝に続く今季2回目の表彰台で、次戦日本GPに向けて大きな弾みとなった。昨年は、3位表彰台に立ちながらもレース中の接触事故で失格となっているだけに、その雪辱に向けて、最高の状態でホームGPを迎えることになった。

 バロスは、オープニングラップ4位。2周目で3番手に浮上すると、28周に渡り、追いすがるジベルノーとし烈な戦いを繰り広げた。しかし、一度も前を譲ることなく、ジベルノーを見事に抑え切って今季3回目の表彰台を獲得した。一方のジベルノーは、予選では優勝を狙える好走を見せたが、決勝では思うようなペースで走れなかった。前戦チェコGPからの連勝を逃し、表彰台にも立てない悔しい一日となった。

 予選8番手からスタートしたコーリン・エドワーズ(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)は、カピロッシ、トロイ・ベイリス(ドゥカティ)とし烈な戦いを演じ、最後は9位でフィニッシュ。オープニングラップにカピロッシと接触したマックス・ビアッジ(Camel Honda)は、再スタートを試みるも、無念のリタイアとなった。

 250ccクラスは、予選3番手からスタートしたトニー・エリアス(Fortuna Honda)が、セバスチャン・ポルト(アプリリア)とのし烈な戦いを制し、今季初優勝を遂げた。今季4勝を上げて総合トップに立つダニエル・ペドロサ(Team Telefonica Movistar Honda 250)は、ランディ・デ・ピュニエ(アプリリア)とし烈な3位争いを繰り広げたが、惜しくも4位。しかし、総合トップをキープした。予選9番手からスタートの青山博一(Team Telefonica Movistar Honda 250)は、好スタートを切ってトップグループ後方につけた。しかし、ブレーキングに失敗して16番手までポジションを落とす苦しい戦い。中盤から終盤にかけて猛烈にばん回したが、9位に終わった。

 125ccクラスは、へクター・バルベラ(アプリリア)が優勝。中盤までトップを快走したアンドレア・ドヴィツィオーゾは、タイヤのパンクで惜しくもリタイアとなった。しかし、総合ポイントでは、依然として首位をキープしている。

コメント  

玉田誠(MotoGP 2位)
「今日は、ロッシの序盤のペースが速く、前半に築かれたリードをなかなか縮めることが出来なかった。中盤に一度タイムを詰めたが、ロッシがペースを落としているのもわかったし、今日は完全にロッシにレースをコントロールされていた。予選で完全なセッティングが出来ていなかったし、レース中はチャタリングに苦しんだ。しかし、最後までペースをキープできたし、2位になれて良かった。今年2回目の表彰台に立ててうれしい。Honda、チーム、スポンサーに感謝したい。次はホームGPなので、優勝を目指したい」

アレックス・バロス(MotoGP 3位)
「今日は、スタートからゴールまでとてもきついレースだった。バレンティーノと玉田についていこうとしたが無理だった。タイヤが少しスライドしていたので、自分のリズムをキープして走行した。セテが後ろにいるのは知っていた。ボードで見なくても、排気音が聞こえていたからね。中盤は、後半に備えてタイヤを温存するためにペースを少し抑えて走った。精神的も肉体的にもすごく厳しいレースだった。残りのレースも今回のようなパフォーマンスを披露したい。チームみんなが今回もすごくがんばってくれて、彼らやスポンサーと笑顔を分かち合えてすごくうれしい。とても厳しいレースだったが、とてもうれしい」

セテ・ジベルノー(MotoGP 4位)
「今回は、あまりいい状態にバイクが仕上がらなかった。予選ではミスも多すぎた。そして決勝では、バイクを乗り換えたのだが、それもうまくいかなかった。なにもかもがいい方向にはいかなかったが、それを思えば、4位というリザルトは満足な結果だったかも知れない。今回のレースは、本当に、いい勉強になったと思っている」

コーリン・エドワーズ(MotoGP 9位)
「またチャタリングに苦しめられてしまった。今日は今までにないくらいひどかった。ラップタイムを見ればわかるが、思うように攻めることが出来なかった。ここはギャップが多いので、ブルノよりちょっとソフトなタイヤを選んだ。苦しいレースになることはわかっていたし、これ以上、何もできなかった」

マックス・ビアッジ(MotoGP リタイア)
「今日のレースには幻滅した。もちろん、これもレースだというのはわかっているが、とても残念だ。接触は、カピロッシの誤解による不本意なアクシデントだった。彼は1周目から非常に頑張っていたし、かなりワイドなラインをとっていた。ぶつかったコーナーでは、ロリスのすぐ後ろにいた。僕は自分のラインで走っていた。ところがロリスがワイドなラインから急にスロットルをゆるめたので、ぶつかってしまった。いいレースができるはずだっただけに、とても残念。今はランキングのことを考えたくないが、厳しい状況になった。でも、まだ5レースあるからね」

トニー・エリアス(250cc 優勝)
「本当にうれしい。長い間ずっと優勝したいと思っていたからね。昨日はちょっとトラブルがあって、思うようにタイムを伸ばせなかった。でも今日は完璧で、スタートから調子も良かった。ポルトの調子も良かった。彼が逃げようとしているのがわかったし、離されないように最後まで頑張った。この瞬間を待ち焦がれていた。今までの苦労が報われた感じだ。ホンダ、チーム、スポンサー、家族、僕を支えてくれているみんなに感謝したい」

青山博一(250cc 9位)
「スタートは良かったのだが、1コーナーのブレーキングでどこまで突っ込めるのかわからず、何台かに抜かれてしまった。その後は、トップグループの後ろについていけたのだが、バックストレートの進入で止まりきれず、コースアウトしてしまった。それでポジションを落とし、全力で追い上げた。悔しい結果だったけれど、あのコースアウトで転倒せず、最後まで走り切ったことには満足している。次の日本GPでは、なんとしても優勝を狙いたい」

立川章次HRC監督
「今日はロッシの完璧なレース運びに負けた。完敗だった。今日の結果で、チャンピオンシップはかなり厳しい状況になったが、残り5戦、これまで以上に勝利を目指していきたい。さらに、来年に向けて、さらに進化したマシン作りにも全力を注ぎたい。今日は、本当に残念な結果だった」


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決勝リザルト
Moto GP  
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 46 V.ロッシ ヤマハ M 46:34.911
2 6 玉田誠 Honda B +5.111
3 4 アレックス・バロス Honda M +8.157
4 15 セテ・ジベルノー Honda M +8.312
5 7 C.チェカ ヤマハ M +17.966
6 21 J.ホプキンス スズキ B +18.631
7 65 L.カピロッシ ドゥカティ M +23.67
8 12 T.ベイリス ドゥカティ M +25.126
9 45 コーリン・エドワーズ Honda M +25.611
10 17 阿部典史 ヤマハ M +26.727
11 56 中野真矢 カワサキ B +44.704
12 99 J.マックウィリアムス アプリリア M +50.511
13 66 A.ホフマン カワサキ B +54.372
14 10 Ke.ロバーツ スズキ B +59.518
15 9 青木宣篤 プロトンKR M +1:32.853
16 77 J.エリソン ハリスWCM D +1lap
RT 11 R.シャウス ドゥカティ M +10laps
RT 50 N.ホジソン ドゥカティ M +12laps
RT 84 M.ファブリツィオ アプリリア D +17laps
RT 33 M.メランドリ ヤマハ M +21laps
RT 3 マックス・ビアッジ Honda M DNF

250cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 24 トニー・エリアス Honda 44:23.399
2 19 S.ポルト アプリリア +0.323
3 7 R.デ・ピュニエ アプリリア +9.918
4 26 ダニエル・ペドロサ Honda +9.935
5 51 A.デ・アンジェリス アプリリア +21.441
6 14 A.ウェスト アプリリア +27.638
7 54 M.ポジアーリ アプリリア +27.866
8 6 A.デボン Honda +34.673
9 73 青山博一 Honda +45.923
10 2 ロベルト・ロルフォ Honda +54.238
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125cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 3 H.バルベラ アプリリア 41:01.272
2 36 M.カリオ KTM +0.151
3 48 J.ロレンゾ デルビ +8.824
4 22 P.ニエト アプリリア +8.888
5 19 A.バウチスト アプリリア +9.666
6 58 M.シモンセリ アプリリア +10.347
7 14 G.タルマクシ マラグーティ +11.919
8 52 L.ペセック Honda +11.962
9 15 R.ロカテッリ アプリリア +19.186
10 7 S.ペルジーニ ジレラ +19.548
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