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第9戦 イギリスGP
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イギリス Round 9
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グランプリ情報
予選1日目
予選2日目
決勝
コメント
リザルト
  Moto GP
  1 ロッシ
  2 エドワーズ
  3 ジベルノー
  250cc
  1 ペドロサ
  2 ポルト
  3 デ・ピュニエ
  125cc
  1 ドヴィツィオーゾ
  2 バウチスト
  3 ロレンゾ
    リザルト一覧
ポイント
Moto GP
  1 ロッシ 164
  2 ジベルノー 142
  3 ビアッジ 142
  250cc
  1 ペドロサ 180
  2 デ・ピュニエ 146
  3 ポルト 128
  125cc
  1 ドヴィツィオーゾ 163
  2 ロカテッリ 131
  3 バルベラ 129
  Moto GP
  1 Honda 200
  2 ヤマハ 179
  3 ドゥカティ 83
  250cc
  1 Honda 205
  2 アプリリア 200
  3 ヤマハ 23
  125cc
  1 アプリリア 205
  2 Honda 163
  3 KTM 130
  ポイント一覧
写真1 写真2 写真3
第9戦 イギリスGP
写真5 写真6 写真7
エドワーズが初の2位表彰台、ジベルノーも3戦ぶりの3位表彰台で総合2位に浮上

7月25日(日)・決勝
サーキット:ドニントンパーク・サーキット 観客:8万2091人(3日間12万9738人) 天候:曇り時々雨 気温18℃ コースコンディション:ドライ

 イギリスGP決勝は、雨の中で1日が始まった。朝のウオームアップはウエットコンディション。気温も3日間を通じてもっとも低い18℃。終日、時折り小雨がぱらつく不安定な天候だったが、決勝レースは3クラスともにドライで行われた。

 優勝したのは、PPスタートのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)。2位は予選5番手からスタートしたコーリン・エドワーズ(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)で、MotoGP初の表彰台を獲得した。3位は、セテ・ジベルノー(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)で、3戦ぶりの表彰台に立ち、総合ポイントでも2位に浮上した。4位にはニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)。優勝こそ逃したが、Honda勢が、2〜4位を独占した。

 アレックス・バロス(Repsol Honda Team)は、ヘイデンとともに追い上げたが後半ペースが落ちて9位。マックス・ビアッジ(Camel Honda)もトラブルを抱えてペースを上げられず12位。そして玉田誠(Camel Honda)も14位と、難しいコンディションの中で苦しいレースとなったが、粘り強い走りでポイントを獲得。シーズン前半戦最後のレースで、Honda勢すべてが完走を果たした。

 レースは、PPからスタートしたロッシがホールショットを奪ったが、すかさずロリス・カピロッシ(ドゥカティ)が首位に立つという、オープニングラップから激しい戦いとなった。そして2周目には、ロッシが再び首位に立ち、ジベルノーが2位に浮上、カピロッシ、エドワーズ、トロイ・ベイリス(ドゥカティ)、ビアッジ、ヘイデン、カルロス・チェカ(ヤマハ)、バロスと続いた。3周目には、好調な走りを持続したロッシ、ジベルノー、エドワーズの3人が早くもトップグループを形成、レースの主導権を握ったロッシが優勝した。

 6周目にジベルノーを交わし、2番手に浮上したエドワーズは、ロッシを抜くことは出来なかったが、1秒前後の差で最後までプレッシャーを掛ける熱走を披露。MotoGP2年目、Honda RC211Vでの9戦目にして初の表彰台を獲得した。そのエドワーズを追ったジベルノーは、今季3勝目こそ果たせなかったが、転倒リタイアに終わった過去2戦の雪辱を果たす3戦ぶりの表彰台を獲得。シーズン後半戦に向けて、いい形で前半戦を終えた。

 予選6番手からスタートしたヘイデンは、オープニングラップ8番手とやや出遅れたが、チェカ、ビアッジ、カピロッシ、ベイリスを次々にパスして4位でゴール。3戦連続表彰台を逃したが、シーズン後半戦に向けてますます期待させる走りを見せた。

 そのヘイデンと序盤、ランデブー走行を見せたバロスは、惜しくも9位に終わった。バロスは、中盤に6番手までポジションを上げたが、タイヤの消耗に苦しみペースを落とした。前戦のドイツGPで優勝したビアッジもトラブルを抱え、オープニングラップの6位からじりじり後退して12位。予選15番手に沈んだ玉田も14位でフィニッシュするのがやっとだった。それぞれ問題を抱えた3人だが、粘り強い走りでポイント獲得を果たした。

 9戦を終えて、総合ポイントではロッシが164ポイントでトップ。ジベルノーとビアッジが142ポイントで並び、エドワーズが95ポイント、バロスが86ポイント、ヘイデンが83ポイントと、2〜6位までをHonda勢が占めた。コンストラクターポイントでは、21ポイント差でHondaが首位をキープした。

 250ccクラスは、予選4番手からオープニングラップで首位に立ったダニエル・ペドロサ(Team Telefonica Movistar Honda 250)が独走で優勝。前戦のドイツGPからの連勝を果たし、今季4勝目を達成。総合ポイントでも2位のランディ・デ・ピュニエ(アプリリア)に34ポイント差をつけてシーズン前半を終えた。今季最高位の予選3番手からスタートした青山博一(Team Telefonica Movistar Honda 250)は、ホールショットを奪う好スタートを見せた。1周目の最終コーナーでトニー・エリアス(Fortuna Honda)と接触して転倒、26番手までポジションを落としたが素晴らしい追い上げにより9位でフィニッシュ。エリアスは、5番手を走行していたがトラブルで惜しくもリタイアとなった。

 125ccクラスは、PPスタートのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Honda)が独走優勝。今季3勝目を飾り、総合ポイントでも大きなリードを築いた。

コメント  

コーリン・エドワーズ(MotoGP 2位)
「開幕前のテストはすごく良かったのに、シーズン前半はチャタリングの問題にずっと苦しんでいた。それがここ何戦かは、どんどんセッティングが進んだ。ドイツではリアの問題が解決したし、今回はフロントが良くなった。初日からいい感じで走れたし、レースもいい走りが出来た。今日は、バレンティーノと勝負できると思って頑張ったが、終盤は、表彰台に立つために自分のリズムを守った。今回のレースが、僕の今シーズンのターニングポイントになったと思うよ」

セテ・ジベルノー(MotoGP 3位)
「本当に嬉しい。この表彰台は、僕にとって優勝したぐらいの価値がある。過去2レース、そして今週もいろんなことがあったからね。3位だけど、優勝したような気分だったよ。今回は、セットアップがあまり進まなかったけれど、昨日から今日にかけて大幅にセッティングを変えてみたんだ。ウオームアップは雨でよくはわからなかったが、感じは悪くなかった。これでいける、大丈夫だ、と納得させてくれたチームに感謝している。また、表彰台に戻って来られた。いつも表彰台に立っていたペースに戻れたと思う。これからホリデイになるけれど、すぐにでもブルノに行って戦いたい気分だよ」

ニッキー・ヘイデン(MotoGP 4位)
「今日の結果は、あまり喜べないね。絶対にチャンスがあると思っていたから、本当に残念だった。バイクの状態も、タイヤチョイスも良かった。ただ、レースだけがまとまらなかった。今日はいろんな選手ときついバトルになった。ビアッジ、カピロッシ、そしてベイリス。本当に激しい戦いだった。そして最後の方でやっと先頭集団に追いつくことが出来た。でも、熱くなりすぎてミスも多かった。優勝争いに加わりたかったから、本当にイライラしてしまった。序盤からいいポジションにいれば、リラックス出来たし、もっといいレースが出来たはずだ。これからの夏休みは、アメリカでハードなトレーニングをして、もっと強くなって戻って来たい」

アレックス・バロス(MotoGP 9位)
「レース序盤は、なかなかペースを上げられなかった。マシンが曲がらなくて接地感もなかった。朝のウオームアップで、昨日の転倒でマシンに影響がないかどうかを確認をしたかったのだが、ウエットではそれも出来なかった。後半はリアのグリップが大問題だった。どんどんペースは落ちたし、最後の方はもう何も出来なかった。最後はポイントを少しでも取れるように安全に走った。火曜日にテストをするが、今日の問題点を確認したい。それにしても、こんなレースはもう2度としたくない」

マックス・ビアッジ(MotoGP 12位)
「サイティングラップでギアの入りがおかしいのに気がついた。朝のウオームアップでも同じ問題があり、すでに問題は解決していたと思っていただけに、残念だった。ウオームアップでピットに入ってバイクを変えようと思ったが、そのほうがタイムロスしたと思うし、4ポイントも失っていたかも知れない。リオとドイツでいいレースをした後だけに、今日の12位にはすごくがっかりした。早くこのことを忘れてブルノを楽しみにしたい」

玉田誠(MotoGP 14位)
「今日のレースは、精神的にも肉体的にも疲れた。ドライコンディションでこんなレースは初めてだったし、もう、言葉もない。とにかく、タイヤがグリップしなくて自分の思い通りに走ることが出来なかった。残念だった」

ダニエル・ペドロサ(250cc 優勝)
「すばらしいレースだった。すべてうまくいった。スタートでアドバンテージを取れたし、3周目から最後までギャップを保つことができた。今日は路面が冷えていたし、タイヤを暖めたかったから最初の数ラップはステディに走った。風も強かったけれど、リズムに乗っていいタイムが出せた。またいい仕事が出来た。夏休みは、シーズン後半に向けて充電したい」

青山博一(250cc 9位)
「スタートも良かったし、1コーナーへの進入も完璧だった。その後、何台かに抜かれたけれど、1周目は少し抑えていこうと思っていし、すごく冷静だった。でも、最終コーナーでエリアス選手にぶつけられて転んでしまった。再スタートしたが、転倒の影響でシフトがしづらかったし、ペースを上げられなかった。今日は、いいレースが出来ると信じていたし自信もあった。自分のミスじゃなかっただけに残念だった」

立川章次HRC監督
「2日間の予選で、タイヤのエンデュランスをしっかりこなしたのだが、決勝では、それがちゃんと発揮できなかったのが残念だった。今日はロッシの走りが素晴らしかったし、最後までペースが落ちなかった。彼の実力に負けたという感じだ。これでシーズン前半が終わったが、予想通り、シビアな戦いが続いている。後半も同じような展開になるし、それを戦い抜くためにも、すべての選手に安定して乗りやすいバイクを供給していきたい」


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決勝リザルト
Moto GP  
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 46 V.ロッシ ヤマハ M 45:30.473
2 45 コーリン・エドワーズ Honda M +2.945
3 15 セテ・ジベルノー Honda M +4.426
4 69 ニッキー・ヘイデン Honda M +6.096
5 12 T.ベイリス ドゥカティ M +14.711
6 7 C.チェカ ヤマハ M +17.110
7 65 L.カピロッシ ドゥカティ M +23.313
8 21 J.ホプキンス スズキ B +28.121
9 4 アレックス・バロス Honda M +35.380
10 50 N.ホジソン ドゥカティ M +44.468
11 11 R.シャウス ドゥカティ M +47.490
12 3 マックス・ビアッジ Honda M +54.004
13 67 S.バーン アプリリア M +57.378
14 6 玉田誠 Honda B +1:07.158
15 56 中野真矢 カワサキ B +1:15.795
16 99 J.マックウィリアムス アプリリア M +1:26.485
17 10 Ke.ロバーツ スズキ B +1lap
18 9 青木宣篤 プロトンKR D +1lap
19 66 A.ホフマン カワサキ B +1lap
20 84 M.ファブリツィオ ハリスWCM D +1lap
RT 17 阿部典史 ヤマハ M +2laps
RT 80 Ku.ロバーツ プロトンKR D +19laps
RT 35 C.バーンズ ハリスWCM D +28laps
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250cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 26 ダニエル・ペドロサ Honda 42:17.705
2 19 S.ポルト アプリリア +6.003
3 7 R.デ・ピュニエ アプリリア +11.463
4 51 A.デ・アンジェリス アプリリア +12.722
5 10 F.ニエト アプリリア +30.430
6 14 A.ウェスト アプリリア +33.007
7 21 F.バッタイーニ アプリリア +51.931
8 8 松戸直樹 ヤマハ +55.055
9 73 青山博一 Honda +57.422
10 50 S.ギュントーリ アプリリア +59.456
RT 24 トニー・エリアス Honda +14laps
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125cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 34 A.ドヴィツィオーゾ Honda 41:14.592
2 19 A.バウチスト アプリリア +3.807
3 48 J.ロレンゾ デルビ +8.250
4 36 M.カリオ KTM +8.641
5 24 S.コルシ Honda +16.706
6 21 S.イエンクナー アプリリア +16.993
7 41 宇井陽一 アプリリア +22.120
8 10 J.シモン Honda +23.070
9 23 G.ボルゾイ アプリリア +23.860
10 42 G.ペリーノ アプリリア +29.993
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