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第6戦 オランダGP
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オランダ Round 6
Dutch GP
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グランプリ情報
予選1日目
予選2日目
決勝
コメント
リザルト
  Moto GP
  1 ロッシ
  2 ジベルノー
  3 メランドリ
  250cc
  1 ポルト 
  2 ペドロサ
  3 エリアス
  125cc
  1 ロレンゾ
  2 ロカテッリ
  3 ストーナー
    リザルト一覧
ポイント
Moto GP
  1 ロッシ 126
  2 ジベルノー 126
  3 ビアッジ 93
  250cc
  1 デ・ピュニエ 111
  2 ペドロサ 110
  3 ポルト 88
  125cc
  1 ドヴィツィオーゾ 109
  2 ロカテッリ 93
  3 バルベラ 84
  Moto GP
  1 ヤマハ 133
  2 Honda 130
  3 ドゥカティ 54
  250cc
  1 アプリリア 135
  2 Honda 135
  3 ヤマハ 13
  125cc
  1 アプリリア 135
  2 Honda 109
  3 KTM 86
  ポイント一覧
写真1 写真2 写真3
第5戦 カタルニアGP
写真5 写真6 写真7
ジベルノー開幕から6戦連続表彰台の2位。4位ビアッジ、5位ヘイデン、6位エドワーズと上位でフィニッシュ

6月26日(土)・決勝
サーキット:アッセン・サーキット 観客:9万322人(3日間13万438人) 天候:晴れ 気温:19℃ コースコンディション:ドライ

 第6戦オランダGP決勝は、過去2戦、壮絶なマッチレースを演じてきたセテ・ジベルノー(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)とバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)の戦いとなり、最終ラップにジベルノーを交わしたロッシが優勝した。ジベルノーは惜しくも2位に終わったが、開幕戦から6戦連続表彰台に立つ活躍で、総合ポイントでも、ロッシと同ポイントの首位を守った。

 3位にはマルコ・メランドリ(ヤマハ)。そのメランドリと3位争いをしたマックス・ビアッジ(Camel Honda)が4位、ニッキー・ヘイデン(Repsol Honda Team)5位、コーリン・エドワーズ(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)が6位と、雨が断続的に降る予選で“ダッチウェザー”に翻弄されて下位に沈んだHonda勢が決勝では好走を見せた。予選8番手からスタートの玉田誠(Camel Honda)は、思うようにペースが上がらず12位。予選6番手から、中盤まで、ジベルノー、ロッシとともにトップグループにつけたアレックス・バロス(Repsol Honda Team)は、惜しくも転倒リタイアに終わった。

 2日間4セッション。そのほとんどがウエットコンディションになった予選。そして最終予選だけがドライになったが、決勝日は天候が完全に回復、朝から青空が広がった。気温も3日間でもっとも高い19℃を記録。9万人を超えるファンが望む最高のコンディションとなった。これは、選手たちも望んだコンディションだが、セッティングを完全に詰め切れていない選手たちにとっては、本番に向けて不安を抱えることになった。

 ホールショットを奪ったのは、予選2番手からスタートのカルロス・チェカ(ヤマハ)だった。しかし、オープニングラップですかさずジベルノーが逆転して、首位に立つ。2日間の予選で、ウエットでもドライでも安定した速さを見せたジベルノーが、今回もレースの主導権を握った。 タイムも、2分0秒台というハイペースで始まり、中盤には1分59秒台に突入。ジベルノー有利のまま、レースは後半戦に突入した。そして、今季3勝目を目指し、ラスト3周でスパートを掛けたジベルノーだったが、最終ラップの左ヘアピンでロッシにインを刺され、初めて首位を譲った。ジベルノーは、再度逆転を狙って全力を振り絞ったが、0.458秒及ばず、2位に終わった。しかし、MotoGPクラスではただ1人、開幕戦から6戦連続で表彰台に立つ大活躍。次戦ブラジル・リオGPに向けて今季3勝目を期待させる好調な走りをキープした。

 その後方では、壮絶な3位争いが繰り広げられた。メランドリとビアッジの戦いに、終盤には、後方からトップグループと変わらないハイペースで追い上げてきたヘイデンとエドワーズが加わった。こうして、最終ラップまで手に汗を握る戦いとなった3位争いは、メランドリが先着し、予選12番手から追い上げたビアッジが4位。予選16番手から追い上げたヘイデンが5位、予選13番手のエドワーズが6位と、表彰台は逃したが、次戦に向けて期待を膨らませる結果となった。

 予選6番手から好スタートを切って、ジベルノーとロッシの首位争いに加わったバロスは、2番手に浮上する好走を見せたが、中盤の11周目に痛恨の転倒、惜しくもリタイアに終わった。予選8番手からスタートの玉田誠は、最後までペースを上げられず12位。しかし、バロス、玉田ともに、次戦のリオGPは得意とするコースだけに、優勝戦線に浮上することは確実。優勝を逃したHonda勢だが、すべての選手が、次戦に向けて大きな収穫を得ることになった。

 250ccクラスは、セバスチャン・ポルト(アプリリア)が優勝。2位にダニエル・ペドロサ(Team Telefonica Movistar Honda 250)、3位にトニー・エリアス(Fortuna Honda)と、優勝は逃したがHonda勢が好走を見せた。レースは、終盤まで5台がトップグループを形成する激しい戦い。その中で、予選2番手からスタートに失敗したペドロサは、一時は17番手までポジションを落とすも、猛烈な追い上げを見せて2位でフィニッシュ。今季5回目の表彰台に立ち、総合トップで今回4位のランディ・デ・ピュニエ(アプリリア)に総合ポイントで1点差に迫った。予選4番手からスタートのエリアスが2戦連続今季3回目の表彰台。青山博一(Team Telefonica Movistar Honda 250)は、好スタートを切ったが、初めて走るアッセンに苦戦、10位でフィニッシュするのがやっとだった。

 125ccクラスは、4台によるし烈な優勝争いとなり、ホルヘ・ロレンゾ(デルビ)が優勝。最終ラップまで優勝に向けて全力のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Honda)は、トップから0.606秒差で惜しくも表彰台を逃す4位と健闘。総合ポイントでは依然としてトップをキープした。

コメント  

セテ・ジベルノー(MotoGP 2位)
「勝ちたかったけれど、また、バレンティーノにおめでとうって言わなきゃいけないね。ラストラップはきつかった。それはバレンティーノも同じだったと思う。最終ラップに抜かれて接触したときはほとんど転びそうだった。しかし、彼が勝ったのだから、いまは、何も言うことはない。最後の数ラップはチャタリングが出て、転倒しそうになったこともある。とにかく、最後までベストをつくした。頑張ってくれた、みんなに感謝している」

マックス・ビアッジ(MotoGP 4位)
「朝のウオームアップはいい感じで走ることが出来たし、いいムードで一日が始まった。だから、決勝はいいレースが出来ると信じていた。スタートは良かった。ただ、序盤に270kmのスピードでコースアウトして遅れてしまったけれど、最後まであきらめなかった。最終ラップの最終コーナーでメランドリとのバトルに敗れたが、今日の彼は素晴らしい走りをしていた。これで、2レース続けて表彰台を逃したが、リオでは勝利に向けてがんばりたい。今日は、予選の問題を軽減してくれたHondaに感謝したい」

ニッキー・ヘイデン(MotoGP 5位)
「この3レース、いい戦いが出来ていなかった。今日はいいレースが出来て嬉しい。チームにもやっとスマイルをプレゼントできた気がする。今日は、タフなレースだったけれど、面白いレースだった。前のグループが見えていたし、何とか追いつこうと頑張った。それもこれも、予選が悪くて、自分で苦しくさせてしまったんだけどね。次のレースではハイレベルなレースが出来ると信じている。楽しみにしている。期待して欲しい」

コーリン・エドワーズ(MotoGP 6位)
「スタートも良かったし、序盤の数周は、1つでもポジションを上げようと頑張った。ここでたくさん抜くことが出来たし、いい走りが出来たと思う。その後、ニッキーに追いついてからは、なかなか前に出て行くことが出来なかった。ニッキーはコーナーの出口が速かった。でも、今日は、バイクの限界で走ることが出来たし、収穫の多いレースだった。とにかく、予選が悪かったのがすべてだった」

玉田誠(MotoGP 12位)
「今回は、いい走りが最後まで出来なかった。3日間通じて、自分の好みのセッティングに仕上がらなかったし、とても残念だった。レースでは、途中、タイヤが跳ねる症状が出て、ちょっとペースを抑えた。完全に不完全燃焼の一日だった。次のリオは、去年、初めて表彰台に立ったサーキットだし、頑張りたい」

アレックス・バロス(MotoGP リタイア)
「がっかりしている。そして、チームには、ただただ、申し訳ないと思っている。みんな頑張ってくれた。マシンは最高だった。レース後半に向けて問題はあったけれど、2分0秒台で走れたし、ペースも速かった。表彰台は間違いないと思っていた。転倒した原因はわからない。リアがスライドして、次はもう路面にたたきつけられていた。ちょっと痛いけど、骨折がなくて良かったよ。次のリオは、なんとしても雪辱したいね」

ダニエル・ペドロサ(250cc 2位)
「スタートに失敗してしまった。こんなに悪いスタートは初めてだった。それからは、限界まで攻めて遅れをばん回した。それで、トップグループに追いつくことが出来たけれど、後半、ポルトのペースにはついていけなかった。でも、スタートに失敗したときに、もうポルトには到底追いつけないと思ったし、それを思えば、今日の2位はすごくうれしい。Honda、テレフォニカ・モビスター、そしてチームに感謝している。そして、スペインからたくさんのファンが来てくれていたことにも感激した。こんなに遠いのに、たくさんのスペイン人とカタランの国旗を見て、本当に驚かされた。ありがとうと言いたい」 

青山博一(250cc 10位)
「スタートはバッチリ決まったけれど、序盤の数周でかなり抜かれてしまった。それでペースを上げることが出来ず、トップグループにおいていかれた。やっぱり、雨が続いて、コースを完全に攻略出来ていなかった。序盤に抜かれたときに、どうしてもラインを外すことになって、自分の走りが出来なかった。出来れば、もうひとつ前のグループで走って、5、6位にはなりたかった」

立川章次 HRC監督
「セテとロッシの実力伯仲のレースは、素晴らしかった。しかし、最後は2位に終わって残念だった。それでも、今回は、たくさんの収穫があったと感じている。転倒したけれど、バロスがトップグループで戦えたこと。ニッキーとコーリンは、グリッドが悪かったにもかかわらず素晴らしい追い上げを見せてくれた。確かに、勝つことは出来なかったが、Honda全体としては上昇ムードだ。次のブラジルに期待して欲しい」


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決勝リザルト
Moto GP  
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 46 V.ロッシ ヤマハ M 38:11.831
2 15 セテ・ジベルノー Honda M +0.456
3 33 M.メランドリ ヤマハ M +9.909
4 3 マックス・ビアッジ Honda M +10.183
5 69 ニッキー・ヘイデン Honda M +10.300
6 45 コーリン・エドワーズ Honda M +10.801
7 11 R.シャウス ドゥカティ M +13.705
8 65 L.カピロッシ ドゥカティ M +14.091
9 7 C.チェカ ヤマハ M +15.159
10 50 N.ホジソン ドゥカティ M +34.066
11 17 阿部典史 ヤマハ M +34.414
12 6 玉田誠 Honda B +39.186
13 66 A.ホフマン カワサキ B +41.506
14 21 J.ホプキンス スズキ B +54.569
15 99 J.マックウィリアムス アプリリア M +1:04.761
16 10 Ke.ロバーツ スズキ B +1:22.266
17 35 C.バーンズ ハリスWCM D +2:00.469
RT 12 T.ベイリス ドゥカティ M +2laps
RT 4 アレックス・バロス Honda M +9laps
RT 67 S.バーン アプリリア M +11laps
RT 56 中野真矢 カワサキ B +12laps
RT 9 青木宣篤 プロトンKR D +12laps
RT 80 Ku.ロバーツ プロトンKR D +14laps
RT 84 M.ファブリツィオ ハリスWCM D +15laps
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250cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 19 S.ポルト アプリリア 37:26.576
2 26 ダニエル・ペドロサ Honda +2.566
3 24 トニー・エリアス Honda +4.038
4 7 R.デ・ピュニエ アプリリア +8.024
5 51 A.デ・アンジェリス アプリリア +13.596
6 14 A.ウェスト アプリリア +20.405
7 54 M.ポジアーリ アプリリア +26.477
8 10 F.ニエト アプリリア +27.302
9 2 ロベルト・ロルフォ Honda +27.357
10 73 青山博一 Honda +43.693
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125cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 48 J.ロレンゾ デルビ 37:13.859
2 15 R.ロカテッリ アプリリア +0.235
3 27 C.ストーナー KTM +0.564
4 34 A.ドヴィツィオーゾ Honda +0.606
5 21 S.イエンクナー アプリリア +3.865
6 3 H.バルベラ アプリリア +11.450
7 58 M.シモンセリ アプリリア +11.756
8 22 P.ニエト アプリリア +11.764
9 6 M.ジャンサンティ アプリリア +11.913
10 25 I.トース アプリリア +29.339
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