●セテ・ジベルノー(MotoGP 2位) 「勝ちたかったけれど、また、バレンティーノにおめでとうって言わなきゃいけないね。ラストラップはきつかった。それはバレンティーノも同じだったと思う。最終ラップに抜かれて接触したときはほとんど転びそうだった。しかし、彼が勝ったのだから、いまは、何も言うことはない。最後の数ラップはチャタリングが出て、転倒しそうになったこともある。とにかく、最後までベストをつくした。頑張ってくれた、みんなに感謝している」
●マックス・ビアッジ(MotoGP 4位) 「朝のウオームアップはいい感じで走ることが出来たし、いいムードで一日が始まった。だから、決勝はいいレースが出来ると信じていた。スタートは良かった。ただ、序盤に270kmのスピードでコースアウトして遅れてしまったけれど、最後まであきらめなかった。最終ラップの最終コーナーでメランドリとのバトルに敗れたが、今日の彼は素晴らしい走りをしていた。これで、2レース続けて表彰台を逃したが、リオでは勝利に向けてがんばりたい。今日は、予選の問題を軽減してくれたHondaに感謝したい」
●ニッキー・ヘイデン(MotoGP 5位) 「この3レース、いい戦いが出来ていなかった。今日はいいレースが出来て嬉しい。チームにもやっとスマイルをプレゼントできた気がする。今日は、タフなレースだったけれど、面白いレースだった。前のグループが見えていたし、何とか追いつこうと頑張った。それもこれも、予選が悪くて、自分で苦しくさせてしまったんだけどね。次のレースではハイレベルなレースが出来ると信じている。楽しみにしている。期待して欲しい」
●コーリン・エドワーズ(MotoGP 6位) 「スタートも良かったし、序盤の数周は、1つでもポジションを上げようと頑張った。ここでたくさん抜くことが出来たし、いい走りが出来たと思う。その後、ニッキーに追いついてからは、なかなか前に出て行くことが出来なかった。ニッキーはコーナーの出口が速かった。でも、今日は、バイクの限界で走ることが出来たし、収穫の多いレースだった。とにかく、予選が悪かったのがすべてだった」
●玉田誠(MotoGP 12位) 「今回は、いい走りが最後まで出来なかった。3日間通じて、自分の好みのセッティングに仕上がらなかったし、とても残念だった。レースでは、途中、タイヤが跳ねる症状が出て、ちょっとペースを抑えた。完全に不完全燃焼の一日だった。次のリオは、去年、初めて表彰台に立ったサーキットだし、頑張りたい」
●アレックス・バロス(MotoGP リタイア) 「がっかりしている。そして、チームには、ただただ、申し訳ないと思っている。みんな頑張ってくれた。マシンは最高だった。レース後半に向けて問題はあったけれど、2分0秒台で走れたし、ペースも速かった。表彰台は間違いないと思っていた。転倒した原因はわからない。リアがスライドして、次はもう路面にたたきつけられていた。ちょっと痛いけど、骨折がなくて良かったよ。次のリオは、なんとしても雪辱したいね」
●ダニエル・ペドロサ(250cc 2位) 「スタートに失敗してしまった。こんなに悪いスタートは初めてだった。それからは、限界まで攻めて遅れをばん回した。それで、トップグループに追いつくことが出来たけれど、後半、ポルトのペースにはついていけなかった。でも、スタートに失敗したときに、もうポルトには到底追いつけないと思ったし、それを思えば、今日の2位はすごくうれしい。Honda、テレフォニカ・モビスター、そしてチームに感謝している。そして、スペインからたくさんのファンが来てくれていたことにも感激した。こんなに遠いのに、たくさんのスペイン人とカタランの国旗を見て、本当に驚かされた。ありがとうと言いたい」
●青山博一(250cc 10位) 「スタートはバッチリ決まったけれど、序盤の数周でかなり抜かれてしまった。それでペースを上げることが出来ず、トップグループにおいていかれた。やっぱり、雨が続いて、コースを完全に攻略出来ていなかった。序盤に抜かれたときに、どうしてもラインを外すことになって、自分の走りが出来なかった。出来れば、もうひとつ前のグループで走って、5、6位にはなりたかった」
●立川章次 HRC監督 「セテとロッシの実力伯仲のレースは、素晴らしかった。しかし、最後は2位に終わって残念だった。それでも、今回は、たくさんの収穫があったと感じている。転倒したけれど、バロスがトップグループで戦えたこと。ニッキーとコーリンは、グリッドが悪かったにもかかわらず素晴らしい追い上げを見せてくれた。確かに、勝つことは出来なかったが、Honda全体としては上昇ムードだ。次のブラジルに期待して欲しい」 |