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第5戦 カタルニアGP
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グランプリ情報
予選1日目
予選2日目
決勝
コメント
リザルト
  Moto GP
  1 ロッシ
  2 ジベルノー
  3 メランドリ
  250cc
  1 デ・ピュニエ
  2 ペドロサ
  3 エリアス
  125cc
  1 バルベラ
  2 ドヴィツィオーゾ
  3 ニエト
    リザルト一覧
ポイント
Moto GP
  1 ジベルノー 106
  2 ロッシ 101
  3 ビアッジ 80
  250cc
  1 デ・ピュニエ 98
  2 ペドロサ 90
  3 ポルト 63
  125cc
  1 ドヴィツィオーゾ 96
  2 バルベラ 74
  3 ロカテッリ 73
  Moto GP
  1 Honda 110
  2 ヤマハ 108
  3 ドゥカティ 45
  250cc
  1 Honda 115
  2 アプリリア 110
  3 ヤマハ 10
  125cc
  1 アプリリア 115
  2 Honda 96
  3 KTM 70
  ポイント一覧
第5戦 カタルニアGP
ジベルノーが開幕から5戦連続表彰台となる2位を獲得

6月13日(日)・決勝
サーキット:カタルニア・サーキット 観客:10万2301人(3日間16万8498人) 天候:晴れ 気温:27℃ コースコンディション:ドライ

 第5戦カタルニアGP決勝は、3戦連続PPのセテ・ジベルノー(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)と、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)のマッチレースとなり、ロッシが優勝。ジベルノーは惜しくも勝利を逃したが、これで開幕戦から5戦連続表彰台に立ち、総合首位をキープした。

 コーリン・エドワーズ(Team Telefonica Movistar Honda MotoGP)が今季最高位となる5位でフィニッシュ。序盤トップグループにつけたマックス・ビアッジ(Camel Honda)は、終盤ペースが上がらず8位。アレックス・バロス(Repsol Honda Team)は4番手を走行中に転倒リタイア、ヘイデンは、跳ねた石がラジエーターにあたって水漏れを起こしリタイア、玉田誠もタイヤトラブルでリタイアと残念な結果に終わった。

 ジベルノーが3戦連続PPを獲得して迎えた第5戦決勝は、過去最高の10万2000人の大観衆を集めることになった。ファンの関心は、今季3勝目に王手をかけたジベルノーの走り。その優勝シーンを見ようと、カタルニアサーキットには、朝から大勢のファンが押しかけた。

 バルセロナが地元のジベルノーにとっても、念願のカタルニア初優勝まで、あとは決勝レースを残すのみ。2日間の4セッションを制し、決勝前のウオームアップでもトップタイムをマーク。ジベルノーは完璧な状態で決勝レースを迎えることになった。

 しかしホールショットを奪ったのは、予選2番手のロッシだった。PPポジションから好スタートを切ったジベルノーは2番手。その後方には、ビアッジ、玉田、バロスとHonda勢が続き、オープニングラップは、このままの順位で終える。しかし、2周目の左ヘアピンでジベルノーがトップに浮上。今季、何度もし烈な戦いを繰り広げてきた2人のペースは、一気に1分44秒台に突入。後続を一気に突き放し、序盤にして早くもマッチレースの様相となった。

 こうして、2人の緊迫したにらみ合いは、中盤まで続く。しかし終盤になって、ロッシが積極的に前に出る走りを展開。それを受けてジベルノーも、何度もトップの座を奪う激しい競り合いとなったが、ラスト2周でトップに浮上したロッシが優勝した。

 2日間の予選で圧倒的な速さを見せたジベルノーは、10万人を超える地元ファンの熱狂的な声援を背に熱走を見せたが、わずか0.159秒届かず2位。念願の地元優勝はまたもお預けとなってしまった。

 その後方では、カルロス・チェカ(ヤマハ)、ルベン・シャウス(ドゥカティ)とし烈な4位争いを繰り広げたエドワーズが、第3戦フランスGPに続き今季最高位の5位でフィニッシュ。予選4番手からスタートしたビアッジは、序盤3番手につけるも、ペースがあがらずじりじりと後退。8位でフィニッシュした。

 予選3番手から今季初表彰台の期待が膨らんだヘイデンは、1コーナーの混雑の中で大きくポジションを落とす苦しいスタート。オープニングラップは16位に低迷、その後9番手まで順位を上げるも、他車の跳ねた石がラジエターにぶつかり、17周目にコース上にストップ、リタイアとなった。

 予選6番手からスタートしたバロスは、好スタートを切って序盤4番手に浮上するも、5周目に転倒してリタイア。予選9番手から序盤トップグループにつけた玉田は、中盤まで5番手を走行していたが、タイヤトラブルでリタイアした。

 250ccクラスは、ランディ・デ・ピュニエ(アプリリア)と、ダニエル・ペドロサ(Team Telefonica Movistar Honda 250)のマッチレースとなり、デ・ピュニエが優勝。中盤から終盤にかけてペドロサは何度も首位に立ったが、惜しくも0.109秒差の2位。地元勝利を果たすことは出来なかった。3位はトニー・エリアス(Fortuna Honda)で、地元バルセロナで今季2回目の表彰台に立った。予選13番手という苦しいグリッドからスタートの青山博一(Team Telefonica Movistar Honda 250)は、粘り強い走りで6位でフィニッシュ。中盤まで5番手を走行していたロベルト・ロルフォ(Fortuna Honda)は、15周目の1コーナーで他車に追突されて、無念の転倒リタイアとなった。

 125ccクラスは6台による大接戦となり、ヘクター・バルベラ(アプリリア)が優勝。最終ラップに果敢にアタックしたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Honda)は、わずか0.016秒差の2位。優勝こそ逃したが、総合ポイントでは2位のバルベラに22点差をつけた。

コメント  

セテ・ジベルノー(MotoGP 2位)
「出来ることはすべてやった。しかし、勝つことは出来なかった。今日は、路面温度が下がったのでソフトを選んだ。そのために中盤以降、苦しくなるのはわかっていたけれど、今日のコンディションでは、それがベストだった。勝てなかったことに対して、言い訳はしたくない。今日は120%で走った。優勝したバレンティーノには、おめでとうを言いたい」

コーリン・エドワーズ(MotoGP 5位)
「いいスタートを切ることが出来たが、1周目15位と遅れてしまった。その後、落ち着いて走るように心がけて、少しずつポジションを回復することに成功した。でも、ベイリスを抜くのに時間がかかってしまった。彼が転倒してからは、リズムに乗って走ることに集中した。次戦のオランダGPはスーパーバイクで何回も勝っているアッセンだから、すごく楽しみにしている。アッセンは良く知っているサーキットだし、次のレースでは大きなステップを刻みたい」

マックス・ビアッジ(MotoGP 8位)
「いいレースが出来ると思っていたし、今日の結果には本当にがっかりした。ここはタイヤに厳しいレースになることはわかっていた。だから、終盤戦を想定してタイヤをチョイスした。しかし、今日はチャタリングがひどくてペースを上げられなかった。テレメトリを見ると、リアが原因だったようだ。今日のリザルトは、チャンピオンシップのことを考えるとがっかりだが、次のレースに向けて気持ちを切り替えるよ。今日はアンラッキーだった」

アレックス・バロス(MotoGP リタイア)
「いいスタートが切れたし、序盤は玉田とマックスとバトルが出来た。今日はバイクのフィーリングも良くて、トップとの差も縮められると信じていた。タイヤのチョイスも悪くなかったと思う。しかし、何の前触れもなく転倒してしまった。チームには本当に申し訳ないと思っている」

ニッキー・ヘイデン(MotoGP リタイア)
「今日はウオームアップで調子が良かっただけに、本当に残念だった。スタートは悪くなかったのだが、1コーナーの立ち上がりでリアタイヤがうまくグリップしなくて、大きく遅れてしまった。その後、少しずつポジションを回復したのだが、ラジエターに石が当たって穴が開いてしまったのか、コース上にバイクを止めた。本当に残念だった」

玉田誠(MotoGP リタイア)
「今日はスタートも良かったし、ミシュラン勢も思ったよりペースが上がらなかった。予想していたよりペースが遅くてついていけたのだが、スピニングと跳ねがひどくて、走るのを止めた。イタリアもここも、結果を残すことは出来なかったが、次につながる走りは出来たと思う。気持ちを切り替えて次戦に挑みたい」

ダニエル・ペドロサ(250cc 2位)
「最終ラップ、自分の出来ることすべてにトライした。地元でなんとしても勝ちたかったからね。勝つことは出来なかったけれど、今日は素晴らしいレースだった。本当に楽しむことが出来た。今日のレースはいい経験になった。ストレートではデ・ピュニエの方が速かった。でも、コーナーは僕の方が速かった。そういうときにどうすれば勝てるのか、ずっと考えながら走っていた。表彰台に立てたのは、最後まで全力を尽くしてくれたチームのお陰だった。応援してくれたファンにも感謝したい」

青山博一(250cc 6位)
「4列目スタートということで、1コーナーの混雑は気をつけなければいけないと思っていた。だから、出来るだけいいスタートを切ろうと思ったのだが、ミスしてしまった。それで序盤は集団にのまれてしまったし、なかなかペースを上げられなかった。でも、今日はやるだけやったという感じ。バイクは悪くなかったと思う。ただ、自分のフィーリングとどこかかみ合っていなかった。明日からのテストでしっかりとしたベースを見つけたい」

立川章次 HRC監督
「レース展開は予想通りで、ジベルノーとロッシの一騎打ちになった。ただ、タイヤが消耗してきたときのロッシのライダースキルは相変わらず高く、今日は、ロッシに負けたという感じだった。マシン的には勝っていたと思う。それだけに、非常に残念だ。今日は路面コンディションが変わって、想定していたよりかなり遅いラップタイムの戦いとなった。ビアッジもタイヤのグリップに苦しんだ。バロスは転倒、ヘイデンも石が当たってラジエターの水漏れを起こしてのストップ。難しいレースとなったが、2戦続けて優勝を逃したことは残念だ」


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決勝リザルト
Moto GP  
順位 No. ライダー マシン タイヤ タイム/差
1 46 V.ロッシ ヤマハ M 44:03.255
2 15 セテ・ジベルノー Honda M +0.159
3 33 M.メランドリ ヤマハ M +13.923
4 7 C.チェカ ヤマハ M +19.213
5 45 コーリン・エドワーズ Honda M +21.205
6 11 R.シャウス ドゥカティ M +22.847
7 56 中野真矢 カワサキ B +24.014
8 3 マックス・ビアッジ Honda M +24.104
9 17 阿部典史 ヤマハ M +35.676
10 65 L.カピロッシ ドゥカティ M +40.775
11 66 A.ホフマン カワサキ B +40.862
12 50 N.ホジソン ドゥカティ M +56.157
13 67 S.バーン アプリリア M +1:03.679
14 88 A.ピット モリワキ D +1:05.933
15 9 青木宣篤 プロトンKR D +1:18.199
16 84 M.ファブリツィオ ハリスWCM D +1:18.515
17 10 Ke.ロバーツ スズキ B +1lap
18 35 C.バーンズ ハリスWCM D +5laps
RT 32 G.ラヴィラ スズキ B +1lap
RT 12 T.ベイリス ドゥカティ M +4laps
RT 21 J.ホプキンス スズキ B +7laps
RT 69 ニッキー・ヘイデン Honda M +9laps
RT 6 玉田誠 Honda B +13laps
RT 80 Ku.ロバーツ プロトンKR D +20laps
RT 4 アレックス・バロス Honda M +21laps
RT 99 J.マックウィリアムス アプリリア M DNS
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250cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 7 R.デ・ピュニエ アプリリア 41:29.955
2 26 ダニエル・ペドロサ Honda +0.109
3 24 トニー・エリアス Honda +9.521
4 19 S.ポルト アプリリア +20.871
5 10 F.ニエト アプリリア +34.337
6 73 青山博一 Honda +37.569
7 50 S.ギュントーリ アプリリア +42.087
8 6 A.デボン Honda +45.850
9 14 A.ウェスト アプリリア +45.938
10 21 F.バッタイーニ アプリリア +46.235
RT 2 ロベルト・ロルフォ Honda +9laps
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125cc  
順位 No. ライダー マシン タイム/差
1 3 H.バルベラ アプリリア 41:17.986
2 34 A.ドヴィツィオーゾ Honda +0.016
3 22 P.ニエト アプリリア +0.342
4 27 C.ストーナー KTM +0.400
5 48 J.ロレンゾ デルビ +0.548
6 19 A.バウチスト アプリリア +0.733
7 58 M.シモンセリ アプリリア +7.907
8 63 M.ディ・ミリオ アプリリア +10.793
9 36 M.カリオ KTM +13.431
10 6 M.ジャンサンティ アプリリア +13.513
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