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2011年10月24日(月)

マルコ・シモンチェリ選手の逝去について

ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦中のチーム・サン・カルロ・ホンダ・グレッシーニのマルコ・シモンチェリ選手(イタリア 24歳)は、2011年10月23日に開催された第17戦マレーシアグランプリMotoGPクラス決勝レースの2周目4番手走行中に転倒。後続のマシンと接触し、サーキット内のメディカルセンターにおいて救命処置が施されましたが、同日現地時間16時56分、逝去されました。
※2011年10月23日 レース・ディレクション発表

マルコ・シモンチェリ選手は、1996年から2000年にかけて地元イタリアのミニバイク選手権で活躍し、2年連続のチャンピオンを獲得。2001年にイタリア選手権125ccクラスのホンダ・トロフィーに参戦。翌2002年には、欧州選手権の125ccタイトルを獲得するとともに、ロードレース世界選手権にも出場。2003年からフル参戦を開始し、2005年には125ccで総合5位に躍進し、翌年から250ccにステップアップを果たしました。2008年には250ccのタイトルを獲得し、2010年より最高峰のMotoGPクラスに参戦。今シーズンは、2回のポールポジションと、第11戦チェコGPでの3位、前戦オーストラリアGPでの2位と、表彰台を2回獲得し、これからの活躍が期待されるライダーでした。

謹んでお悔やみを申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。


伊東孝紳 本田技研工業株式会社 代表取締役社長のコメント 「マルコ・シモンチェリ選手は、チャレンジングスピリットあふれる熱い走りと持ち前の明るい人柄で、実力、人気ともに高く、これからのグランプリ界を担う将来を嘱望された若手ライダーでした。HRCワークス契約ライダーとしてのすばらしい功績に感謝するとともに、マルコ・シモンチェリ選手ならびにご家族に対し、心より哀悼の意を表します」