6月24日に開催されたFIM^※1トライアル世界選手権・第4戦ポルトガルグランプリ（開催地 ゴウヴェイア）において、株式会社ホンダ・レーシング（以下HRC）の契約ライダーで、ワークスチームであるレプソル・ホンダ・チーム（Repsol Honda Team）のトニー・ボウ選手が優勝し、同選手権での通算100勝^※2を挙げました。この優勝により、本選手権における単独最多勝記録を更新致しました。

• ※1 Fédération Internationale de Motocyclisme（国際モーターサイクリズム連盟）の略称
• ※2 勝利数はFIM調べ（X-Trialを除く）

トニー・ボウのコメント
「今日はとてもすばらしい日です。勝利数などの記録を意識することはなく、今回が200試合目だということは知らずに大会を戦いました。勝利に喜び、100勝の記録にまた喜び、そして200大会目と勝率5割を知らされて、大会後は興奮の連続となりました。シーズン前に負った負傷は、今日はとても状態がよかったので、快適に戦うことができました。日々、調子は確実によくなっていっています。今シーズンはライバルがとても強いので、さらに気持ちを引き締めて、厳しい戦いに打ち勝っていきたいと思います」

株式会社ホンダ・レーシング　代表取締役社長　野村欣滋のコメント
「トニー・ボウ選手が100勝の栄冠を勝ち取ってくれたことを大変嬉しく思います。トライアル世界選手権11連覇など、長きに渡りトップライダーとして君臨し続けたトニー・ボウ選手の努力に敬意を表するとともに、Hondaに多くの勝利をもたらしてくれたことに感謝致します。
この栄誉を称えると同時に、チームスタッフ、そしてレース活動を支えてくれた多くの方々、世界中のトライアルファンの皆様に御礼申し上げます。今後もホンダ・レーシングは、モータースポーツファンと感動を共有できるレース活動を目指し、取り組んでまいります」

トニー・ボウのプロフィール
生年月日 1986年10月17日
出身地 スペイン

Hondaファクトリーチーム参戦マシン　Montesa COTA4RTの概要】
エンジン形式 水冷・4ストローク・OHC・単気筒
フレーム形式 アルミ製ツインチューブ
タイヤ 前：21インチ　後：18インチ

トニー・ボウ選手 トライアル世界選手権での勝利の記録