コメント

トニー・ボウ(優勝)
「本当に幸せな夜になりました。これは特別なタイトルです。開幕から3連勝していましたが、タイトルを取るために、まずは必ずファイナルに進出しなければと思っていました。しかし、今回はセクションの難度が低いので、抜けられるライダーも多くなって、厳しい戦いになると覚悟していました。なのでクオリファイでは、特にがんばらなければいけませんでした。結果、ファイナルに進出し、ファイナルでは減点なしですべてのセクションを走りきることができました。常にアダム・ラガ(TRS)がプレッシャーとなって追い詰めてきていた中で、いい結果を出すことができました。いい仕事をしてくれたチームに、本当に感謝したいです。また、タイトル獲得に尽力いただいた皆さんに、お礼を述べたいと思います」

藤波貴久(5位)
「第2セクションの失敗がなければファイナルに進出できていたと思うので、その点は残念でした。ただ、マシンのコンディションはとてもよく仕上がっていて、とても幸せでした。世界ランキングは5位となりました。チームは私のために、本当にいい仕事をし続けてくれました。11回目のタイトルを獲得したトニーとその家族、チームのみんなに、心から祝福の言葉を伝えたいです」

ミゲール・シレラ(チームマネージャー)
「私たちチームは、ボウにとても感謝しています。彼に拍手を送らなければいけません。これほどの功績を積み上げ、しかもさらなる向上心を持ってトライアルに取り組むボウには、信じられない思いです。ボウとの仕事は私にとってもチームにとっても、大変にハードなものでした。チームにも、ボウに送るのと同様の祝福を送らなければいけません。チームはボウの勝利のために働き、ボウとともに勝利したのです。藤波は、ファイナル進出のために自分の仕事をしっかりとこなしました。藤波がインドアを得意としていないことはみんなが承知していますが、彼は本当によくやっています。ブストは今シーズンで大きく進化を遂げました。今年は全戦参加を許されるノミネートライダーではなかったということが、彼のさらなる進化を妨げることになってしまいました」