round 05

July 11 2010
FIM Trial Championship France
第5戦 フランス

ボウと藤波が1-2フィニッシュ

世界選手権第5戦となるフランスGPにて、REPSOL MONTESA HONDAの2人、トニー・ボウと藤波貴久が1-2フィニッシュ、表彰台を独占した。

今回のフランスGPは気温が高く、暑さとの戦いにもなった。同時に難易度がとても高い厳しい大会だったが、4ストロークサウンドは絶好調。調子を上げてきたジェロニ・ファハルド(ベータ)を3位に従えての圧勝だった。

今回の結果で、ボウは連続チャンピオンに向けてさらにポイントを積み上げ、藤波はライバル、アダム・ラガ(ガスガス)に6点差のランキング2位のポジションに復帰した。

サン・ミシェル・ド・モリアンヌは、フランスの大都市リオンから南東に200km、イタリアとの国境に面する小工業街。世界選手権開催は、1995年以来となる。

15年の間に高速道路が走り、中心街が近代化されていたが、山腹の谷を見下ろすセクション群は15年前と変わらず、過酷な地形を見せていた。

  • トニー・ボウトニー・ボウ
  • トニー・ボウトニー・ボウ
  • トニー・ボウトニー・ボウ
  • 藤波貴久藤波貴久
  • 藤波貴久藤波貴久
  • 藤波貴久藤波貴久
  • ライア・サンツライア・サンツ

土曜日の午後は激しい雨が降った。舞っていたホコリはすべて泥に変わり、主催者はほとんどのセクションを変更しなければならなくなった。この結果、今年のルールでは認められていない、試合中のセクション内での下見が1ラップ目には認められることになった。加えて、5時間の持ち時間は20分延長されることになった。

とはいえ、前回優勝の藤波はナンバーワンスタート。このハンデは大きなものだった。1ラップ目のトップは、3番手スタートをしたボウで29点。2位はボウに2点差でファハルド。藤波はボウより5点多い34点で3位につけた。

2ラップ目。ボウと藤波は、さらに集中してセクションに向かった。ファクトリー仕様のCOTA 4RTは、2人のトップライダーをスムーズにセクション出口へ運んでいった。結果、2ラップ目の減点を20点以内に抑えられたのは、ボウと藤波だけだった。ボウが13点、藤波が18点。これで、藤波はファハルドを抜いて2位に浮上した。

2ラップ目後半、藤波はクラッシュを喫し、左足を負傷。それだけに、今回の成績は特筆すべきものといっていい。

1-2フィニッシュという結果は、チームの力強さの証明でもある。この結果は、2週間連続で開催されるサンマリノ、イタリアGPへ向けて、大きな自信とはずみになったに違いない。

女子世界チャンピオンのライア・サンツは、ジュニアカップでうれしい結果を残した。11位入賞は、今シーズン初ポイント獲得だ。前日に行われた女子世界選手権では堂々の優勝を飾っている。

コメント

トニー・ボウ(優勝)「今日はとてもすばらしい日になった。スタートは特によかったわけではないので、喜びもひとしおだ。セクションのコンディションはとても難しかった。特に朝の状況では難度が高く、マシンも納得いく状況まで仕上げられないでいた。理解できない失敗もずいぶんとあった。それで2ラップ目に気持ちを入れ替え、自分のスタイルを守って走ることに集中した。その結果が、今日の勝利だと思う。今日の勝利は、チームにとっても僕自身にとってもとても重要なものとなった。チームにも感謝したいし、チャンピオンシップでも大きなアドバンテージをもって後半戦に臨めることになった」

藤波貴久(2位)「今日のような難しい状況下では、2位入賞は求めうる最善の結果だったと思う。1ラップ目、最初のセクショントライは、どうやっても不可能と思われるような状況だった。こんなセクションのコンディションは、通常ではまったく考えられないものだ。地面がどう変化していくか、それにかかる時間はどれほどかを推し量らねばならなかったのは、なにより難しい仕事となった。困難な1ラップ目のあと、12セクションで大クラッシュをするまでは、よい走りができていた。足の負傷は、検査を受けないとわからないが、どこも折れていないことを祈っている。このクラッシュで、残る3セクションはさらに難しいトライとなってしまった」

ライア・サンツ「シーズンイン当初は、今年のマシンにいいフィーリングを持てずにいたが、マシンのセッティングを見直し、自分のスタイルを取り戻すことができた。その結果が、この週末の2つの大会の結果につながったと思う。今は、続く2連続大会が楽しみだ」

決勝
順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
11トニー・ボウモンテッサ(Honda)29134215
23藤波貴久モンテッサ(Honda)34185214
34J.ファハルドベータ31255612
45A.カベスタニーシェルコ38236113
56D.ランプキンベータ37306711
62A.ラガガスガス46277311

 

ポイントスタンディング
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1トニー・ボウモンテッサ(Honda)145
2藤波貴久モンテッサ(Honda)124
3A.ラガガスガス118
4A.カベスタニーシェルコ105
5J.ファハルドベータ100
6J.ダビルガスガス79