round 04

June 26/27 2010
FIM Trial Championship Great Britain
第4戦 イギリス

ボウと藤波が2日間で1位と3位を分け合う

スコットランドでの開催となったイギリスGP。REPSOL MONTESA HONDAのトニー・ボウと藤波貴久は、それぞれ1日ずつ勝利を収め、もう1日でも、同じくそれぞれ3位に入った。

初日、ボウはトップをキープして勝利を守り、藤波は1ラップ目に受けたマシンのダメージを克服して、3位表彰台を得た。そして翌日は、藤波が強いライディングを見せて勝利。ボウはいくつか惜しいミスがあり、3位でイギリス大会を締めくくった。

土曜日に行われた1レース目で、ボウは自信たっぷりのライディングを見せた。イギリス最高峰ベン・ネビスのふもとの、滑りやすい岩々を持つ沢筋が戦いの舞台となった。コンディションは、これまでの世界選手権のスタイルとは大きく違っていた。そのためか、ボウは1ラップ目に2つの5点を喫してしまった。しかし1ラップを終えて、2位に5点のリードができていた。

藤波はマシントラブルを修復したあとは、自分のペースを取り戻し、ボウに続く2位のポジションを得るべくトライを進めていた。しかし、かつてのチームメートでイギリスでは圧倒的なスターであるドギー・ランプキン(ベータ)が藤波の前に立ちはだかった。

  • トニー・ボウトニー・ボウ
  • トニー・ボウトニー・ボウ
  • トニー・ボウトニー・ボウ
  • 藤波貴久(中央)、トニー・ボウ(右)藤波貴久(中央)、トニー・ボウ(右)
  • 藤波貴久藤波貴久
  • 藤波貴久藤波貴久
  • 藤波貴久藤波貴久

日本大会を欠場したランプキンだが、ここでは往年の輝きを取り戻し、わずか1点差ではあったが、藤波をしのいで2位表彰台を得た。

2日制の土曜日に勝利したボウは、日曜日は1番手でスタートという不利な条件。しかし、1ラップ目のボウは好調をキープし、不利なコンディションを楽しむかのようにセクションを攻略していった。

しかし2ラップ目、ボウのミスが続発した。5点を3個。2ラップ目の減点はこの3個所だけだったが、1ラップ目に12点の減点を喫していたため、2ラップ目の15点が大きく響いてしまった。

午後のヒーローとなったのが藤波だ。藤波は、2ラップ目で、感動的な好調ぶりを発揮した。藤波の減点は2個所のみ、それも2点と3点が1つずつで、2ラップ目はわずか5点の減点で走りきった。

そして、2日目のボウの前には、アルベルト・カベスタニー(シェルコ)が立ちはだかった。2ラップ目を10点で終えたカベスタニーは、ボウに4点差の2位表彰台を獲得した。

コメント

トニー・ボウ(優勝/3位)「土曜日の結果は選手権の流れの中では、大きな意味を持つものだった。ここで僕が勝ち、アダム・ラガ(ガスガス)が4位になったからだ。今回の戦いは、決して簡単ではなかった。セクションは難しくて、滑りやすかった。そしてどれも長かった。大きな岩や絶壁はなかったが、どれもテクニカルで、深い思慮が必要な難関ばかりだった。土曜日に勝って、スタートがトップとなったことで、日曜日はとても難しい戦いになると予想した。そして2ラップ目に大きなミスをしてしまった。3つの5点の代償は大きく、それで勝利を逃してしまった。それでも、大きくは失望していない。2日目も3位となって、選手権の戦いは悪くない方に進んでいる。アダムに対するリードは17ポイントになった。それに、次の戦いでは、3番手スタートでトライができる。今は、次の勝利のことを考えている」

藤波貴久(3位/優勝)「土曜日は、マシンにいくつか問題があった。しかし不調の原因はこれだけではないと思う。影響があったのは、自分の自信だった。ひとつひとつは大きな問題ではなく、それが全部いっしょになって、事態を難くしていた。1ラップを終えたところでマシンを修復して、同時に自信も取り戻すことができた。2ラップ目は、リザルトのことを考えず、セクショントライのことだけに集中した。残り2セクションまでは、こうやって走り続た。そこで、表彰台が可能であることを知り、2位を目指すべく残るトライに全力をかけた。しかし、結果は1点差で3位だった。日曜日は、序盤に5点を取ってしまったが、これはタイムオーバーの5点で、影響は小さかった。それからは、リラックスして楽しいトライアルができた。最後のセクションは、突然の雨でとても滑りやすくなってしまったが、そこまでは本当に楽しかった。これでランキングポイントでアダムに1点差にまで迫った。今日はいい結果で、とてもよかった」

決勝

1日目

順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
11トニー・ボウモンテッサ(Honda)14112519
26D.ランプキンベータ19193811
33藤波貴久モンテッサ(Honda)24153912
42A.ラガガスガス26154113
54J.ファハルドベータ20264614
65A.カベスタニーシェルコ23295211

2日目

順位 No. ライダー マシン ラップ1 ラップ2 総減点 クリーン数
13藤波貴久モンテッサ(Honda)1652120
25A.カベスタニーシェルコ13102315
31トニー・ボウモンテッサ(Honda)12152720
42A.ラガガスガス18123019
57J.ダビルガスガス23244715
66D.ランプキンベータ30225212
ポイントスタンディング
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1トニー・ボウモンテッサ(Honda)125
2A.ラガガスガス108
3藤波貴久モンテッサ(Honda)107
4A.カベスタニーシェルコ92
5J.ファハルドベータ85
6J.ダビルガスガス70