トライアル世界選手権シリーズ第4戦ウイダー日本グランプリの2日目が、6月7日に栃木県のツインリンクもてぎで行われ、1日目に引き続き、トニー・ボウ(REPSOL MONTESA HONDA)が優勝。チームメートの藤波貴久も昨日同様、2位に入って表彰台に上がった。
1日目は、前日からの雨がスタート前に上がり、曇り模様から午後には強い日差しが照りつけ、気温も急上昇するという天候変化の大きな一日だったが、2日目は朝から快晴で、コースもほぼドライコンディションとなった。
1ラップ目の第1、第2セクションは、ボウと藤波ともにクリーン。森ゾーンの第3セクションはボウがクリーンするものの、藤波は減点1点、第4セクションはコースの形状が1日目と大きく変わり、各ライダーとも減点が増加している中、ボウは減点1点、藤波は減点3点で通過した。第5セクションはコース変更により難易度が上がったものの、クリーンするライダーが続出し、両ライダーもクリーンで通過。ハローウッズの庭ゾーンの第6セクションは、最後の滝上りのラインが1日目とは変更となり難易度が上昇し、ボウは痛恨の減点5点を喫したが、藤波は減点1点にとどまった。
第7、第8セクションはボウ、藤波ともにクリーンで通過。1日目の2人の共通の課題であった沢ゾーンの第9セクションはボウ、藤波ともに昨日より減点を減らした。第10セクションはボウ、藤波ともにクリーン。第11、第12セクションは難易度が向上して減点5点が続出し、ボウは第11セクションで減点5点、一方の藤波はクリーンで通過した。そして岩盤ゾーンの第13、第14セクションは両者とも確実にクリーンを重ねた。そして、最後の第15セクションは難易度が向上して、ボウは減点1点、1日目に2ラップとも減点1点を喫した藤波は快心のクリーンで通過した。
1ラップ目を終えて、藤波が1位、ボウが2位、3位にドギー・ランプキン(ベータ)が続いた。
迎えた2ラップ目、第1、第2セクションは両名ともクリーンで通過するものの、第3セクションは1ラップ目同様、藤波は減点1点、ボウはクリーンで通過。第4セクションは両者とも減点2点となったが、1ラップ目に比べて藤波は減点を1点減らし、ボウは1点増やしてしまった。その後、第5セクションから第8セクションまでボウ、藤波ともにクリーンで通過。そして迎えた難易度の高い沢ゾーンの第9セクションでは、藤波は痛恨の減点5点を出してしまったがボウはクリーンで通過し、この時点でボウは藤波に並んだ。
第10セクションはボウ、藤波ともにクリーンで通過。第11セクションはボウ、藤波ともに減点5点を喫し、この時点で両者は同点の1位。続く第12、13、14セクションをボウ、藤波ともにクリーンで通過し、勝敗は最後の第15セクションまでもつれ込んだ。結局、藤波、ボウとも総減点20点となったが、クリーンの数が多いほうが優勝というルールにのっとり、1つ多いボウが紙一重の差で優勝、2位は藤波で、2日連続でREPSOL MONTESA HONDAの1-2フィニッシュとなった。
| 順位 | No. | ライダー | マシン | ラップ1 | ラップ2 | 総減点 | クリーン数 |
| 1 | 1 | トニー・ボウ | モンテッサ(Honda) | 13 | 7 | 20 | 23 |
| 2 | 3 | 藤波貴久 | モンテッサ(Honda) | 7 | 13 | 20 | 22 |
| 3 | 2 | A.ラガ | ガスガス | 19 | 12 | 31 | 20 |
| 4 | 6 | D.ランプキン | ベータ | 16 | 15 | 31 | 19 |
| 5 | 4 | J.ファハルド | ベータ | 17 | 18 | 35 | 18 |
| 6 | 7 | M.フレイシャー | ガスガス | 21 | 23 | 44 | 15 |
| 12 | 11 | 小川友幸 | Honda | 37 | 31 | 68 | 11 |
| 14 | 15 | 小川毅士 | HM FUTURE | 41 | 40 | 81 | 9 |
| 16 | 19 | 渋谷勲 | Honda | 38 | 46 | 84 | 9 |
| 18 | 18 | 斎藤晶夫 | Honda | 62 | 60 | 122 | 2 |
| 19 | 16 | 尾西和博 | Honda | 56 | 67 | 123 | 1 |
| 20 | 22 | 砂田真彦 | Honda | 69 | 68 | 137 | 1 |
| 21 | 17 | 岡村将敏 | Honda | 71 | 67 | 138 | 0 |
| 22 | 20 | 小野田理智 | Honda | 69 | 75 | 144 | 0 |
| 23 | 23 | 徳丸新伍 | Honda | 75 | 73 | 148 | 0 |
| 順位 | ライダー | マシン | 総合ポイント |
| 1 | トニー・ボウ | モンテッサ(Honda) | 137 |
| 2 | A.ラガ | ガスガス | 118 |
| 3 | A.カベスタニー | シェルコ | 86 |
| 4 | 藤波貴久 | モンテッサ(Honda) | 83 |
| 5 | D.ランプキン | ベータ | 80 |
| 6 | J.ファハルド | ベータ | 76 |
| 15 | 小川友幸 | Honda | 7 |
| 17 | 小川毅士 | HM FUTURE | 2 |
| 18 | 渋谷勲 | Honda | 1 |
| 順位 | マニュファクチャラー | 総合ポイント |
| 1 | モンテッサ(Honda) | 220 |
| 2 | ガスガス | 191 |
| 3 | ベータ | 153 |
| 4 | シェルコ | 128 |
| 5 | ヤマハ | 23 |
| 6 | Honda | 8 |
| 7 | HM FUTURE | 2 |
コメント
トニー・ボウ(優勝)
「今日の藤波はとても強く、厳しい戦いになった。昨日に比べてセクションは難しくなっていた。第11セクションでは2回とも減点5点となり、とても悔しい思いをした。マシンの調子もよく、2日間連続して優勝を獲得できて、とてもうれしい」
藤波貴久(2位)
「2日間とも2位という成績には満足しているが、今日はボウと同点となり優勝が目の前にあっただけに悔しい。イギリスでリタイアした後、ポイントランキングを4位へとばん回でき、3位に近づいてきたことで、これからの展望が開けてきた。この自信をもとに、優勝を目指しより一層チャレンジしてがんばっていく。今日はお客さんからたくさんの声援をいただき感謝しています。本当にありがとうございました」