ボウがタイトルを連覇
2008年9月21日(日)
決勝 |
開催地:カステリョーリ
天気:曇りのち晴れ
気温:25℃
観客:8000人 |
2008年トライアル世界選手権第10戦が9月21日にスペインのカステリョーリで行われ、トニー・ボウ(REPSOL MONTESA HRC)が優勝して世界タイトルを獲得した。
最終戦の開催地となったのは、バルセロナ近郊カステリョーリにあるパルクモーター。ボウの地元からわずか数分の場所にある。レース用として部分的に建設されたサーキットに設けられたコースは、2つのメインエリアに分けられていた。渓谷に沿って設けられた各セクションは、どれも狭くてトリッキーで、ちょっとしたミスも許されない難しいものだった。
決勝日は、予想されていた雨は降らなかったが、金曜日から降り続いていた雨のため、コースは泥だらけになっていた。気温が25℃まで上がったとはいうものの、多くのセクションがスリッピーになっており、その結果、大勢のライダーが予想していた以上に苦戦する状態だった。
1ラップ目には、ロックセクションも危なげなく走行したボウが他のライダーを大きく引き離した。セクション5とセクション11、そしてテレビでライブ中継されていた最終セクションでそれぞれ減点1を受けたボウは、減点3で1ラップ目を終えた。
ボウに一番近い状態で1ラップ目を終えたのはチームメートの藤波貴久だった。スペインを「第2の故郷」と呼ぶ藤波は、減点15で1ラップ目を終えた。そのうち減点5は最終セクションで、トラクションを失ったときに出した1回だけだった。
ボウのライバル、アダム・ラガ(ガスガス)は減点5を2回出して、減点16で1ラップ目を終えた。急成長中のジェロニ・ファハルド(ベータ)は、ラガよりさらに1点多い減点17で1ラップ目を終えた。
2ラップ目に入り、他のライダーも調子を上げてきたが、セクションごとにタイトルはどんどんボウに近づいてきた。ボウは2ラップ目を減点7で終え、総減点数10で最終戦を終えた。その結果、ボウは2度目の世界タイトルを地元のファンの前で決めたのだった。
藤波はラガを抑えようとしていたが、最終セクションで減点5を出してしまったため、ラガに2位のポジションを奪われてしまった。さらに、ラガと同減点数でラップ2を終えたファハルドにも抜かれ、4位に終わってしまった。
最終戦を終えて2008年トライアル世界チャンピオンになったのはボウ。ランキング2位にはラガが入り、藤波は3位でシーズンを終えた。また、マニュファクチャラーズ選手権ではモンテッサ(Honda)がガスガスに101ポイント差をつけてタイトルを獲得した。
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