ボウが優勝
2008年9月14日(日)
決勝 |
開催地:パレデス
天気:晴れ
気温:30℃
観客:3000人 |
2008年トライアル世界選手権第9戦が9月14日にポルトガルのパレデスで行われ、トニー・ボウ(REPSOL MONTESA HRC)が優勝した。
ポルトガルの港町ポルトから東に30km行ったところにあるパレデスでトライアル世界選手権が行われるのは初めてのこと。パレデスを取り巻く土地はトライアルにとって格好の場所となっていた。15個のセクションの中には乾いてホコリっぽい上り坂や、住宅のそばにあるスリッピーな川沿いのセクションも含まれていた。
コースの難易度はそれほど高くないが、トップライダーでさえ通常では考えられないようなミスを犯すこともある。
序盤の6つのセクションは大半のライダーがクリーンを出し、トップライダーにとってはほとんど差をもたらさなかった。しかし、難易度が低いセクションの場合、1回のミスが命取りになるのでライダーは緊張を強いられる。
アダム・ラガ(ガスガス)、ドギー・ランプキン(ベータ)、アルベルト・カベスタニー(シェルコ)は、第8セクションで減点5を出した。また1ラップ目、3つ目の川のセクションでは、ボウ以外の全員が減点を出していた。ボウは1ラップ目の第13セクションまでは全く減点を出していなかったのである。
第13セクションでボウが出した減点5は、1ラップ目に彼が出した唯一の減点だった。1ラップ目を終えた時点でトップはボウ。4点差でジェロニ・ファハルド(ベータ)が入り、さらに1点差で藤波貴久(REPSOL MONTESA HRC)がつけていた。
その後方ではカベスタニー、ランプキン、ラガが3点差内でつけていた。気温が高く、体力の消耗が激しい上、接近戦となっていたので、各ライダーは緊張したまま第2ラップを迎えた。
ラガは2ラップ目のセクション2で減点1をもらった。だが、これはカベスタ二ー、ランプキン、ファハルドが乾いた段差で出した減点5に比べればはるかによかった。
続いてボウがセクション7と8で続けて減点5を出した。大きなミスを出したのにもかかわらず、ボウはそれ以上の減点を出さず、2位のファハルドに4点差をつけて優勝した。
2位争いは、減点数でファハルド、ラガ、藤波の3人がタイとなった。ファハルドの方がラガよりクリーンの数が1つ多く、さらにラガは藤波よりクリーンの数が2つ多かったため、藤波は4位となった。
第9戦を終え、ポイントトップはボウ(205ポイント)。ランキング2位のラガ(191ポイント)との差は14ポイントとなっている。ランキング3位は藤波(170ポイント)だ。残りは1戦のみ。ボウはかなり有利な状況で最終戦に臨むことになる。
最終戦は9月21日にスペインのカステリョーリで行われる。
|