トニー・ボウが優勝、藤波貴久は3位入賞を果たす
2008年5月31日(土)
決勝1日目
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会場:ツインリンクもてぎ
天気:雨のち曇り
観客:5000人 |
2008年トライアル世界選手権第4戦が、5月31日に栃木県のツインリンクもてぎで開幕。大雨が降る悪天候の中で行われた決勝レース1日目を、現在ランキング1位でMontesa COTA 4RTを駆るトニー・ボウ(REPSOL MONTESA HRC)が、減点71で制した。また、前戦で今季初優勝を遂げたチームメートの藤波貴久は、3位に入賞した。
今年の日本グランプリは、ライダーのより高度なテクニックが求められる難セクションが追加された。第5セクションはコレクションホールとカートランドの中間に設けられ、マディとロックを組み合わせた急こう配のセクションとなった。毎年、注目を集めているハローウッズゾーンには、ハローウッズ散策コース中腹にある森林に、巨岩が並ぶトリッキーな第9セクションが設定された。さらに、第10、11、12セクションは、新しく導入されたハローウッズの沢ゾーンに設けられ、マディで滑りやすい山肌と、森の中を流れる水を攻略しながら駆け抜けるセクション群となった。
今回の決勝レースで世界選手権参戦199戦目を迎えた藤波は、雨でマディになったセクションを次々とこなしていく。好調な出だしだったが、ハローウッズの庭ゾーンにある第8セクションで、そそり立つ壁へのアタック時に車両が転倒。その影響で不調となったマシンでセクションを進み、1ラップ終了後にクラッチのメンテナンスを行った。この時点で、藤波は3位。2位のアダム・ラガ(ガスガス)と1点差という接戦となった。
再び雨脚が強まった2ラップ目、藤波は第7セクションまでラガを追うレースを展開。第8セクションのハローウッズの岩盤で、ラガが減点5を科せられた一方、藤波は減点0のクリーンを獲得して順位を2位へと上げた。しかしながら、転倒でダメージを抱えた藤波のマシンはベストな状態には遠く、本来の走りを発揮できない。刻々と制限時間が迫る中、藤波は最終セクションで減点5を告げられ、再び2位の座をラガに許してしまった。
かたやボウは終始、セクションを順調にクリアして首位をひた走り、減点71、2位との差26点という圧倒的な強さで1日目を締めくくった。この結果、1日目終了時点でのシリーズランキングは、1位がボウ、2位にラガ、同点の3位に藤波となっている。明日の決勝2日目で記念すべき200戦目を迎える藤波は、母国日本での優勝を目指す。また、ワイルドカードで出場した小川友幸(Honda)は、世界の強豪を相手に8位と健闘した。
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